牛丼3社の戦略

こんにちは!3年の横田です。

突然ですが皆さんは、どこの牛丼屋さんが好きですか?

有名な牛丼チェーン店として挙がるのは、松屋・吉野家・すき家の3つだと思いますが、私は特にこだわりはありません!

でも3つのお店とも繁盛しているのは、何かそれぞれに特徴があるのだと思い、今回はその3つの牛丼屋さんについて調べてみました。

牛丼の値上げが報道されていた時期もあり、価格競争に走りかけていたこともありましたが、現在は牛丼並盛の価格は、松屋が320円、すき家が350円、吉野家が380円と3社とも300円台に乗っています。

現在は価格競争だけではない、それぞれの特徴・強みを生かした戦略を行っているようです。

まずは、いち早く牛丼チェーンというものを確立していた吉野家から。吉野家は、3社の中で最も牛丼並盛の価格が高く、その分、美味しさを追求しています。原材料も国産牛肉にこだわっており、ホームページにも味へのこだわりについて書かれているページがあり、安い・早いだけではなく美味しさへの強いこだわりがあることが分かります。都心のサラリーマンや独身男性が主なターゲットで、現在は創業120周年を記念して「#オレの吉野家」というハッシュタグをつけるTwitterを利用した取り組みを行っているようです。”オレの”というくらいですから、メインターゲットが男性なのは明確ですね。

肉へのこだわり

 

続いて、これとは対照的なすき家。すき家といえば、牛丼の上に色々トッピングでき、他の店にはない牛丼メニューの多さが特徴です。海鮮丼やお子様メニュー、さらにはスイーツなども提供しており、男の食べ物という牛丼のイメージを覆した、ファミリー層や女性客をターゲットにした戦略をとっています。クレヨンしんちゃんやドラえもんなどの有名アニメのおもちゃをおまけとしてつけたり、テレビCMも子供連れの家族を再現しているイメージが強く、吉野家とは全然違ったターゲットのようです。店舗が郊外に多かったり、ドライブスルーをいち早く取り入れていたというのも、ターゲットのことを考えたら理解できます。

すきすきセット クレヨンしんちゃん トロッコカー

 

最後は、南大沢にもある松屋です。松屋は、牛丼以外の定食が人気で、サービスで味噌汁がついてくるのも大きな特徴です。ホームページを開いたときに、最初に出てきたのは牛丼の広告ではなく、定食メニューのモバイルクーポンでした。人気のある定食メニューを手ごろな値段で提供し、ただの牛丼屋にとどまらない安い定食屋としての位置づけを確立しつつある点で、他社との差別化がなされているように思います。カルビ増量キャンペーン

 

牛丼屋といっても、3社それぞれに特徴があり、異なった戦略を行っているんだなと思いました。三者三様の牛丼業界で、次はどのようなメニューが出てくるのか楽しみです。

 

参考サイト:https://www.sukiya.jp/ 

https://www.yoshinoya.com/

https://www.matsuyafoods.co.jp/