カルビーのフルグラ®のSTP分析・4P分析

こんにちは!新3年生の酒井絢香です。

フリー写真, 食べ物(食料), 朝食, シリアル食品, 牛乳(ミルク)

国内シリアル市場シェアがトップのシリアルブランドは何だと思いますか?

実は、カルビー株式会社のフルグラシリーズなのです。そこで、今回私はフルグラのSTP分析・4P分析をしました。

 

まずSTP分析です。

シリアル市場は年齢・家族構成・職業・嗜好・健康志向の強さによりセグメンテーションできます。ターゲットは朝忙しい、働いている人や、健康志向な人で、基本的に大人であると考えました。ポジショニングでは、分量が800gと多めな製品があることと、健康機能性の高さを意識したGranola+シリーズの発売で他社と差別化を図っています。

 

次に4P分析です。

・Product(製品)

定番商品以外に期間限定フレーバーや、健康機能性の高さを意識したGranola+シリーズ、子供も大人も食べる商品として作られたチョコグラなどがあり、製品ラインは広いです。

・Price(価格)

価格は1g当たり1円ほどで、他社の商品とあまり変わります。

・Place(流通)

全国各地の食品スーパーやネット通販で売られています。

・Promotion(販売促進)

テレビCMを放送していますが、有名な芸能人の魅力を利用するというより、製品名を繰り返す歌による反復効果を狙っています。また、様々な人が食べている映像で、CM視聴者に親近感をあたえ、おいしさに説得力を与える効果があると考えられます。

 

以上より、フルグラは、製品の分量での差別化や、期間限定フレーバー・健康志向な製品による広い製品ラインを強みとし、市場トップシェアの位置を占めていると言えると思います。

 

参考資料

https://www.calbee.co.jp/ir/pdf/2019/calbee2019_all.pdf?v4

https://www.calbee.co.jp/frugra/

https://shop.tokyu-bell.jp/tokyu-store/app/catalog/list/init?searchCategoryCode=160301

ユニクロSTP分析・4P分析

こんにちは!新3年生の八柳です。

今回はユニクロについてSTP分析と4P分析をしていきたいと思います。

まずは、ユニクロのSTP分析について説明します。

ユニクロはMade For All の考えのもとで年齢、性別、国籍、職業など人を区別するあらゆるものを超えた服を目標としています。その中でもLifeWear(究極の普段着)というコンセプトに基づき世界中のあらゆる人々が日常を快適に過ごせるカジュアルな服をターゲットにしています。さらにユニクロは企画、計画、生産、物流、販売までのプロセスを一貫して行うビジネスモデルを持っておりお客様の要望をすぐに形にできるポジションにいると言えますフリー イラスト12種類のメンズファッションアイテムのセット

 

次に4P分析です。

製品はシンプルかつ高品質な日常生活のためのLifeWear(究極の普段着)を目指し作られている。

価格は低価格。世界の素材メーカーと直接交渉することで、高品質な素材を低価格で大量に調達することができている。

プロモーションは季節ごとに核となる商品のキャンペーンをやっており、テレビCMで商品の特性や機能性などを告知している。また、毎週金曜日に折り込みチラシ、Eメール、SNSなどを通して告知もしている。

流通は2019年8月末の国内ユニクロ店舗は817店舗と海外ユニクロ1379店舗まで拡大している。またEコマース販売の重要性が高まると考えており、年率30%増の成長を目標に、Eコマース販売の拡大を目指している。

参考

https://www.fastretailing.com/jp/group/strategy/uniqlobusiness.html

https://www.fastretailing.com/jp/group/strategy/tactics.html

https://www.fastretailing.com/jp/ir/direction/interview.html

http://www.uniqlo.com/made_for_all/jp/

Air closet 新しい服に出会うという体験

IMG_4412.jpeg

こんにちは、水越ゼミ所属、新3年の正路です。

季節は春ですが、新型コロナウイルスの感染防止のため部屋にこもることが多くなり、春服ファッションを楽しめていない人が多いのではないでしょうか。

ファッションといえば、コーディネートに悩むという経験を誰しもしたことがあると思います。そんな悩みを解決できるAir closetというサービスを紹介します。

Air closetとは月額制のファッションレンタルサービスです。月額¥6800-9800で、プロのスタイリストがユーザーの好みや体型に合わせてコーディネートを考え、そのコーディネートをそのまま自宅に届けてくれます。届けられる洋服はトータル約¥30000程度の3着で、ユーザーはそれを自由に着ることができます。返却時はクリーニングなどの必要がなく、そのまま返すことが可能です。

ではAir closetについてSTP4P分析をしていきたいと思います。

まずはSTP分析から。

Segmentation セグメンテーション

Air closetは顧客を「仕事場に行くための服を毎日考える必要のある人」と「その必要のない人」にセグメンテーションしている。「仕事場に行くための服を毎日考える必要のある人」とはすなわち、オフィスで働く女性のことである。同じようにオフィスで働く男性が毎日スーツを着ればいいのに対して、女性の場合は毎日なにを着ればいいかを考える必要がある。

Targeting  ターゲティング

セグメンテーションで述べたのと同様、オフィスで働く女性をターゲットにしている。

20代から40代の働く女性、そして特に自分の洋服を考える時間が限られている働く母親をターゲットにしている。

また、サービスの利用価格が月額¥6800-9800で、決して安くはないことから、ある程度毎月服にお金を使うことのできる余裕がある人をターゲットにしていると考えられる。

Positioning  ポジショニング

Air closetはプロのスタイリストにコーディネートしてもらえることから「ファッションの失敗」がなくなるというメリットがある。そして競合他社に比べて高品質な洋服を借りることができる。それはAir closetが自社のサービスをただ洋服をレンタルするだけではなく、新たなブランドとの出会いにしてほしいというコンセプトでサービスを行なっているからである。Air closetはアパレル市場の中で、ブランドと顧客をレンタルサービスを通じて繋ぐという役割を担っていると言える。

続いて4P(マーケティングミックス)分析を行なっていきます。

1.Product 製品

Air closetが扱う製品は高品質な洋服である。1¥5000-10000程度のブランドの洋服をコーディネート一式で借りることができる。

2.Price 価格

Air closetの利用料金は月額¥68009800のどちらかである。¥6800のコースでは月に一回コーディネートされた3着がが届く。¥9800のコースでは同じ月に何回でもコーディネートの交換が可能になる。毎月約1万円かかるのは決して安くはない。しかし、トータルで約3万円の服を好きなだけ借りられるということを考えれば妥当と言える。そしてコーディネートを考える手間を省けること、スタイリストに相談できるという利点を考えれば高くはない。

3.Place 流通

公式ホームページで注文を受け付けて、配送業者の宅配サービスを利用して洋服の貸出、返却を行なっている。エイブルとのタイアップで、実店舗でスタイリストに相談でき、その場でレンタルや購入が可能なair closet ×ableもある。

Promotion

タレントの真鍋かをりさんを公式アンバサダーに任命し、公式ホームページや様々な場所でで動画を配信するというプロモーションを行なっている。またこれまでには洋服を貸し出す際に使うオリジナルBOXに商品を同胞するという方法で、資生堂やネスレジャパンとコラボしたり、BEAMSと試着キャンペーンや診断キャンペーンというタイアップ企画を行ったりと、様々な企業と協賛して共同PRを行なって宣伝している。

以上からAir closetは月額料金を少し高めに設定することで高品質な洋服のレンタルと、プロのスタイリストによるコーディネートを可能にしています。また、レンタルサービスを通じて、様々なブランドや企業と、顧客とを繋ぐというポジションを築いていると言えると思います。

はやくお気に入りの洋服を着て気軽に出かけられるようになってほしいですね。そのときはぜひ、Air closetを利用してみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

(参考URL)

https://corp.air-closet.com/for-our-partners/

https://news.mynavi.jp/article/20161108-airCloset:amp/

株式会社エアークローゼット 天沼 聰|ワクワクが空気のようにあたりまえになる世界へ-

CMでよく見るラクスルって?

こんにちは!新3年の稲村陽菜です。これからよろしくお願いします。

今回私はテレビCMでよく目にしたラクスルについて取り上げようと思います。

ラクスルとは、ネットで印刷物を注文できる印刷通販サイトです。

 

はじめにこの企業についてSTP分析を行います。

ラクスルは20万部の大量注文も取り扱うほどとてもビジネスに向いており、上のロゴからもわかるように、働く人をターゲットとしています。

そして、価格の安さをウリにするのはもちろんのこと、『誰でもが簡単に印刷できる』という点で、他社との差別化を図っています。

 

次に4P分析を行います。

・Product(製品)

すべての印刷を、経験豊富でモノ作りに長けたパートナー印刷会社に委託することで高い品質を実現しています。またラクスル基準を設け提供する商品に統一性を持たせています。

・Price(価格)

ラクスルは印刷機を持っておらず、全国の印刷会社と提携し常に最適な工場で印刷を行うことで、とてもリーズナブルな価格となっています。

・Place(流通)

ネットでデザインの制作から、印刷の注文、希望によっては「新聞折り込み/ポスティング」のサービスも注文でき、気軽に利用できます。

・Promotion(販売促進)

ラクスルは、「テレビCM×リアリティ」を重視しています。登場人物を実際にラクスルの顧客にすることで、CMを見た人に自分ごとにしてもらおうとこだわりを持っています。

 

 

 

以上から、ラクスルは低価格・高品質を実現し、ネットで簡単に注文できる印刷通販サイトとして急成長している企業であることがわかりました。

 

改めて、ラクスルのCMに注目して見てみようと思います!

 

参考URL

https://raksul.com/

ヘルシア緑茶の4P分析

今回はヘルシア緑茶について4P分析を行いたいと思います。

①product

体脂肪を燃やす効果のあるカテキンをお茶に高濃度に加えると、苦味が強くなり飲みにくくなるという欠点を、花王はまず解決し、さらに、健康機能をより出すために、厚生労働省から特保の許可を受け、’体脂肪が気になる方に’というわかりやすいフレーズをつけました。

②price

高価格ではあるが、有効性や安全性を謳うことで受け入れられ、またさらに、その価格がまた安全性を感じさせられるという相乗効果ももたらしました。

③place

多忙なビジネスマンも買いやすいように、コンビニで商品を販売し、あえてそこでの限定販売にし、そこで大きなスペースを確保するという流通方法を取りました。

④promotion

積極的にテレビ広告も活用することで販売促進の追い風となりました。

こうして花王は販売から10カ月ほどでヘルシア緑茶により200億円ほどの売り上げを達成しました。

以上により4P分析がマーケティングにとっていかに重要であるかがわかりました。

 

梅田夏鈴

参考

:https://liskul.com/wm_mm4p-4384

 

 

 

「マクドナルド」のSTP分析・4P分析

こんにちは! 水越ゼミに所属しました新3年の西村 豪です!
これからどうぞよろしくお願いします!

新型コロナウィルスの影響で、大ダメージの外食産業。しかし、そんな中、新商品である「サムライマック」などの新発売やCMを流したりと強気の姿勢で経営している「マクドナルド」に注目したい。

まず、STP分析を行いたい。
・S ”segmentation” セグメンテーション 市場の細分化
スピード オーダーメイドなのか、いかに早くお客様に提供することを重要視しているのか
価格 高めなのか、低めなのか
品質 国産の生産品を使っているのか、そこにはこだわっていないのか
客層 年齢、家族層、一人暮らし

・T “targeting” ターゲティング 細分化した市場からどの市場を狙うか
スピード お客様に提供する時間をいかに早くするかを重視
価格 業界最安値を追求
品質 国産品や無添加物の使用にはこだわっていない それよりも他のターゲットを重視
客層 特に重視している層は存在しない
・P “positioning” ポジショニング 市場における自社の立ち位置
スピード
マクドナルドでは、注文されたら60秒以内に出すなど、スピード重視がマニュアルにも組み込まれている。
価格
100円マックというフレーズやアプリでクーポンを配信するなど、ハンバーガーを少しでも安さを追求した。
品質
品質面では数年前に事件があった。それ以来、品質もかなりよくなったが、他の軸に比べては重要視されていない
客層に関して、ハッピーセットで家族層をターゲットにしたり、期間限定バーガーでいろいろな年代をターゲットにしたりとバラバラ

以上から「マクドナルド」のポジショニングはハンバーガー市場の中で
「早くて安い、しかし品質はそこそこ、どこの年代を特に狙っているという訳ではない」といえる。

次に4P分析を行う。
1. Product 製品
家でもお店でも手軽にハンバーガーを食べられるように提供している。ハンバーガー以外にもポテトやチキン、ジュースやスイーツなどサイドメニューも充実させている。お店は多くの人にとって、集合場所になったり憩いの場になったりしている。
2. Price 価格
ハンバーガーの値段は110円から500円以上もあり、まちまちである。しかし、ハンバーガー業界の中では安めの価格設定である。
3. Place 流通
全国にチェーン店を展開しており、知らない人はいない。そして、至る所にお店が点在しているので、食べたいときに食べられる。
4. Promotion 販売促進
木村拓哉や堺雅人など大物芸能人を起用したCMを放送して、宣伝している。また、新聞紙の折り込みにクーポンを配布し、販売を促進している。

このようにSTP分析や4P分析すると「マクドナルド」はハンバーガー業界でリーダーポジションに位置しているといえる。ハンバーガー業界を牽引して、価格帯や提供時間の基準になっている。そして、他企業に負けないように期間限定バーガーを作ることで、ニーズを生み出している。

作成者 西村 豪 (2020年4月11日)
参考文献
売れる販促戦略には欠かせない!STP分析とは? 用語集 リコー
https://drm.ricoh.jp/lab/glossary/g00037.html
(2020年4月10日アクセス)

マーケティングミックスの基礎、「4P分析」とは?

マーケティングミックスの基礎、「4P分析」とは?


(2020年4月13日アクセス)

「#しまパト」プロモーション

はじめまして!こんにちは!!新3年生の小田と申します。

 

今回、私はファッションセンターしまむら(以下しまむら)のSTP・4P分析をしてみました。しまむらとは、低価格の衣料品を取り扱うチェーン店です。

 

まずは、しまむらのSTP分析から説明します。

衣料品の顧客は年齢、性別、家族構成(未婚、既婚、子どもの有無など)でセグメンテーションできると考えました。公式ホームページ(※1)によるとターゲットは20代から50代の主婦とその家族です。この中で実際に買い物を行うのは主婦です。つまり、先ほど考えたセグメントにあてはめると、20代から50代の女性で、既婚者、子どもがいる人にターゲティングできると言えます。その中で、しまむらは低価格な普段着というポジショニングで他社との差別化を図っています。

 

次に、4P分析を行います。

製品は女性向けの服が多く、子供服、男性向けの服もあります。これは買い物に来た主婦が自分の服を買うついでに子どもや夫の服を買うことを狙っているのだと考えられます。

価格はかなり安く、中には3桁で購入できる洋服もあります。しまむらのアプリをインストールしている人が他にどんなアプリを所持しているかという調査(※2)によると、ポイントの貯まるサービスやチラシなどのアプリのインストール率が高く、節約を意識した顧客が多いことが分かります。

プロモーションはSNSと折り込みチラシが主です。SNSの公式アカウントによる情報提供を行っています。さらに、WEARという一般ユーザーがコーディネートを載せることができるアプリでしまむらの商品を使ったコーディネートの紹介もしています。幅広い年齢層の主婦をターゲットにしているため、SNSに詳しくない人向けには折り込みチラシで情報提供を行っていると考えられます。

流通は店舗のみの販売に絞っています。公式ホームページ(※3)によると、しまむらはドミナント出店戦略といって、一部の地域に集中して店舗を構えることで、その地域で高い占有率を狙う戦略をとっていました。また、自転車で買い物に来られるように郊外の住宅地に多く出店していました。近年は共働き世帯の増加などライフスタイルの変化に合わせて、幹線道路沿いや商業施設への出店も積極的に進めています。

 

また、しまむらでは「しまむらパトロール」という企画があります。顧客が実際にしまむらに行って購入したものを「#しまパト」をつけてSNSで共有することです。これは販売が店舗のみという一見短所に見える流通を逆手にとったプロモーション戦略といえます。「実際に店舗に行かないとどんな掘り出し物があるか分からない!」と思わせることで顧客を店舗に引きつけています。

 

以上から、しまむらはターゲットあったマーケティング戦略が行われていることが分かります。

 

コロナウイルスが収束したら街中でのSTP・4P分析を行ってみたいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

参考

※1https://www.shimamura.gr.jp/company/business/detail.php?id=50

※2https://lab.appa.pe/2015-06/possesion-fashion.html

※3https://www.shimamura.gr.jp/company/business/detail.php?id=64

ファッションセンターしまむら公式ホームページ

https://www.shimamura.gr.jp/shimamura/

 

ステーキ宮って知ってますか…?

こんにちは!吉野です。

みなさんステーキ宮というステーキ店をご存知ですか?栃木県出身の私からすると、よく行っていたお店で、バイトもしているのでなじみのお店です!

そんなステーキ宮、春にサラダバーをスタートしました。

スプーンで食べる、食感を楽しむサラダバーです。

 

サラダバーは以前からビッグボーイなどが導入していましたが、なぜ、いまサラダバーを導入しましたのでしょう?

ステーキ宮には、競合のステーキ店がたくさんあります。いきなりステーキ、ビッグボーイ、ステーキのどん、ステーキ松木など…飲食店の差別化は難しいものです。

まず、サラダバー導入の目的として考えられるのが、話題性です。SNSやホームページも一新する良い機会になります。実際に、ステーキ宮はホームページやメニューを一新しました。

また、サラダバーの導入により、ステーキ宮は5種類のバーを備えることとなりました。すべてのサービスを利用すると、その充実度は他店と比較しても強みになります。

加えて、サラダバーは既存の顧客のニーズがあったことも理由の一つです。実際に店舗で働いても、お客様に「サラダバーはないの?」とたびたび聞かれることがあったり、導入後、お客様が「サラダバーできてる!あったらいいなっておもってたんだよね!」と言っているのを聞いたことがあります。サラダバーの導入は、新たな収益性も生み出します。今まで人気だったスープバーに加えて、真新しいサラダバーを興味本位で注文するお客様も増えました。知名度がまだ低いステーキ宮にとって既存の顧客を離さないことも重要です。

サラダバーの導入により、オペレーションなどの変更がありたいへんでしたが、お客様の満足度は上昇傾向にあると思います。ステーキ宮が、広く愛されるお店になればいいなと思います。

 

参考URL http://www.miya.com/

クラウドファンディング

食品や日用品の大手メーカーが、「クラウドファンディング」の活用を本格化しているというニュースを見て興味を持ち、調べてみました。

今年の6月に白鶴酒造が発売した「別鶴」を発売しました。この商品は日本酒離れの進む若者をターゲットとしており、開発にあたったのも20・30代の若手社員でした。またこの商品の発売するために、100万円のクラウドファンディングを募りました。

なぜ100万円というそこまで高くない金額の出資を募ったのか、そこには別の狙いがありました。それは「テストマーケティング」をができることです。これまでのマーケティングでの調査対象は60,70代というなか、普段日本酒を飲まない層の反応を確かめる必要がありました。

実際、出資した人の半数以上が20,30代であり、製品開発の狙いが間違っていないことを確認できたそうです。

このような取り組みをライオンやミツカンホールディングスも行っています。今後、大きな企業がクラウドファンディングを行っていくのかに注目したいと思います。

いわた書店の選書

こんにちは!3年の木塚です。今年は梅雨が長く、雨の日ばかりでお出かけする気も半減してしまいますね…。
そんなこともあってか、近頃私は、休日はソファーでのんびり読書をすることにハマっています。そこで、今回は、以前話題になって気になっていたいわた書店の選書サービスについて調べてみました。

札幌から電車で約一時間ほどの距離にある北海道・砂川市。この町に、全国から注文が殺到している書店、「いわた書店」があります。売り場も40坪ほどのごく普通の町の本屋さんが全国から注目を集めるようになった理由は、「一万円選書」という独自のサービス。
年齢・家族構成・読書歴など、人となりがわかるような簡単なアンケートに答えると、一万円分でその人に合ったおすすめの本を店主の岩田さん自らが選んでくれるというものです。選書はお客さんに記入してもらったアンケートを元に行われます。「カルテ」と呼ばれるこの用紙には、印象に残っている本BEST20、職業、最近気になった出来事、よく読む雑誌、人生でうれしかったこと・苦しかったことなど、人となりに触れる基本的な項目のほか、「何歳のときのじぶんが好きですか? 」「あなたにとって幸福とは何ですか? 」など、思わずはっとするような質問も並んでおり、これを読めば大体の好みはわかるそう。

「スタッフには、申し込みや受付、アンケートをプリントアウトするところまでやってもらって、選書から梱包までは僕一人でやっています。ちょうど病院でお医者さんの前にカルテが出されるような感じ」(店主の岩田さん)

こうして、「カルテ」を元に選ばれた本たちは、ひとりひとりに向けて書かれた岩田さんの手紙と、友人であるという砂川市長のメッセージを同封して、全国の読者の元へ届けられる。手紙や、手作りの梱包。こうしたひとつひとつに人の手の温度が感じられるところも、お客さんを喜ばせているポイントだそうです。

悩みながら時間をかけてカルテを埋めていく人。ときには、深刻な悩みが書かれていることもあるそうです。その人へ向けたアドバイス、応援の代わりに、岩田さんは本を選ぶといいます。
たった一冊の本で気持ちが突き動かされたり、人生が変わることだってある。岩田さんはずっとなにかできる、本で人を幸せにすることができるはずだと信じて、今まで読者と本を繋げてきたのです。

書店の減少

  • 1999年から 2014年までに 8,353軒の書店が減少しています。16年間の減少平均を出すと、522件になります。仮にこの推移で続くとなると、2022年には 9,945店前後になるだろうと予測できます。

電子書籍の登場などで、書店で本を購入する人が少なくなっているのが現状ですが、紙には紙の良さがあり、紙を一枚一枚めくりながら読み進めるのも、たまには悪くないものです。
人気ゆえに、現在では月に一回の抽選で選ばれた方にのみ選書を行なっているそうですが、いつか私もこのサービスを利用してみたいです。

【参考文献】

https://japanlocal358.com/post-3978/

https://kinarino.jp/cat7/23021