こんにちは、ハンです。
コロナ禍で自由に動けなくなった今…この状況が少しでも早く収まることを祈っています。
最近は暇なときいつか行きたい旅行の計画を立てながら楽しい想像をしています。そのなか、最も悩ましい部分の一つが「宿泊」です。今回はその宿泊提供サービスの一つ、Airbnbについて考えたいと思います。
Airbnbはもともと旅行客にベッドと朝食を提供しよう!というアイデアから始まった事業です。人がどのような場所にいても愛を感じられるようにすることが大きな目標となっています。中でも所属(=Belonging)を通じて人々のつながりを作ろうとしているのです。
Airbnbの独特なマーケティングとして従来の4Pではなく<4C>という戦略を挙げられます。4Cはアメリカの経営学者、フィリップ・コトラーが提示した21世紀の新しいマーケティング戦略です。Airbnbは以下のように4Cを活用しています。
Co-Creation(共同創造):ホストを同業者として考え同じ目標を設定し、利益を最大にしています。ホストがお客さんによりいいサービスを提供する→サービスに満足したお客さんが今後もAirbnbを利用する→利益の増加の流れが生まれます。つまり、お客さん&ホスト&プラットフォーム全員がWin-Winする戦略であると考えられます。
Currency(通貨):IT時代のモノの価値には流動性があります。これを考慮し消費者のネット利用情報を活用することで変動価格制を採用しています。
Communal Activation(共同体活性化):ホテルとは異なってホストは様々な地域にいるため、有名観光地ではないためホテルがあまりない地域も活力を得て賑やかになっていきます。
Communication(コミュニケーション):ブランドイメージとして親しみやつながりを強調し、マーケティングにSNSを積極的に活用することによってコミュニケーションを図っています。
このような斬新な戦略がAirbnbを唯一無二のグローバル企業に成長させたのではないでしょうか。
<参考>
https://wisdom.nec.com/en/innovation/2018020501/index.html