ホリエモン!!

こんにちは。3年の椿野です。

ちょっと、マーケティング事例を探すというのも少し飽きてきたので(笑)、初めて書評にチャレンジしたいと思います。

今回は、ホリエモンこと堀江貴文さんの「ゼロ〜なにもない自分に小さなイチを足していく」を紹介します。

この本は、堀江さんが大分県の田舎で生まれてから、上京・東大入学を経て、・ライブドアの経営、逮捕などのストーリーを描きながら、堀江さん自身が気づいたこと・感じたことについて、書かれています。

この本を読んでみた感想として、二つ感じたことがありました。

一つ目は、率直な感想として、堀江さんは全く悪い人ではなく、優しいけどシャイな一面もある、普通の人であると感じたということです。この本を読む以前の、自分の中にある堀江さんのイメージは、何となく悪い感じがするというか、向かうもの敵なしのような印象を持っていました。しかし、実際の堀江さんは、大分県の田舎で生まれ育ち、地元中高一貫校に入学したり、東大合格など、コツコツ努力を惜しまない人でした。また、少し、シャイな部分もあり、率直に弱点というか、そういう部分もあって、同じ人間なんだなぁと思いました。笑

もう一つは、堀江さんが思う、働くことの意味や価値観について、学ぶことができたということです。皆さんは、なんのために働くのかについて、考えたことはありますか。堀江さん曰く、「仕事とは自分で作り出すこと、能動的に取り組むプロセス」だそうです。堀江さんは、刑務所に収監されていた際に、紙袋を一日50折る仕事をしていました。最初のうちは、意外と難しく、30個しか作ることができませんでした。しかし、どうやれば効率を上げることができるかを考え、三日後には79個を折ることができました。堀江さんは、試行錯誤するうちに、ただ50個作るという与えられた仕事から、つくりだす仕事・自分の仕事に変化させたのです。この考え方は、僕たち大学生のアルバイトなどでも応用できると思います。与えられた仕事をただやっているだけでは、「仕事」ではなく「作業」であると堀江さんは言います。仕事に関するモチベーションの維持という面でも、非常に興味深いテーマでした。働くこと以外にも、この本では、お金や失敗、行動することの大切さなどについて、述べられています。まずは、小さな一歩を踏み出そうと、ノリが重要と堀江さんはいいます。たとえ、刑務所に収監されるという失敗を犯しても、ゼロに戻るだけで、マイナスにはならない。地道な一歩の足し算が大切だと説いています。「今の現状を変えたい」だとか、「何か新しいことに挑戦したい」と思っているあなた、是非、一読してみてはどうですか。