こんにちは。3年の平松です。
皆さんもう既にご存知かと思いますが…
「ZOZOTOWN」(http://zozo.jp/)を運営するスタートトゥデイのプライベートブランド 「ZOZO(ゾゾ)」から新商品として、新たに「ビジネスウェア」が7月3日(火)18時より販売開始されました。
プライベートブランド「ZOZO」のウリは、採寸用ボディースーツ「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」で計測した体型データをもとに、個々に合った服を製造・販売できることにあります。これまでシャツやデニムのみの展開でしたが今回発表されたビジネススーツは、注文後に各ユーザーの体型に合わせて1点1点作り上げる完全オーダーメイド型であり、肩傾斜や体型の左右差なども考慮される点が特徴です。
マーケティングの視点で見ると、あらかじめ大量のサイズパターンを用意した中からお客様の体型に最も相応しいサイズパターンの商品を選んで提供する従来の「パターンオーダー」とは異なり、在庫リスクは無くなります。
しかし、完全カスタムメイドということで生産スピードが追いつくかというところが1番気になる懸念点として挙げられます。ところが「zozo」のビジネススーツは、最短1〜2週間で届きます。一般的には、フルオーダーだと最低でも1か月程度かかることを考えると脅威のスピードです。
これを可能にしたものが、「体型データ×オンデマンド機器」と表現する、最新のテクノロジーです。ZOZOでは、技術の進歩により登場したさまざまな機器が積極的に取り入れられており、このような技術のかけ合わせによって、オーダーメイドかつスピード生産という、服づくりの新しい形が実現しているのです。
さらに価格に注目してみると、フルオーダーでスーツとシャツのセット2万円代というお試し価格の設定も大きなインパクトを与えたようです。
13時スタートの「ゾゾ(ZOZO)」の発表会から間もなくして、紳士服大手4社ともに株価が下落しました。
いわゆる「zozoショック」が起こったとSNS上で騒がれました。
「zozo」のスーツは果たして成功するのか、紳士服業界にどのような影響を与えていくのか…ぜひ注目していきたいと思います。