キリンビール 17年ぶりの新ブランド

はじめまして、新3年の大橋です!

皆さん、キリンビールから17年ぶりにスタンダードビール新ブランドが誕生したことを知っていますか?4/2の発売日前からCM「新ビール名前はナイショ」編が放映され、話題を集めていました。隠されていた商品名は、「晴れ風」。

今回は、この新ブランド「晴れ風」の特徴的な取り組み「晴れ風ACTION」について紹介します。その取り組みとは、晴れ風の売上の一部を使って、風物詩の保全・継承に係る取り組みを継続的に支援することです。お花見や花火大会など、季節の風物詩とともにビールは楽しまれてきました。そんな日本の風物詩を守る活動です。

寄付への参加方法は、

1.晴れ風の購入(350ml缶1本で0.5円、500ml缶1本で0.8円)で自動的に各自治体に寄付されます。

2.また、晴れ風のウェブサイトにアクセスすると晴れ風コインが無料で付与され、自分が選択した自治体に寄付することが出来ます。

現在、地域人口の減少、少子高齢化、資金不足など様々な理由で、日本の風物詩が継承できず消滅の危機にさらされているものがあります。4/2から始まった第一弾のテーマは「桜」です。全国47の各自治体が実施している活動を晴れ風の購入を通して、応援することが出来ます。

4/16時点での寄付金額は、24,524,094円。目標金額は、40,000,000円です。非常に簡単に寄付することが可能なので、ぜひ参加してみてください!

参考文献(最終アクセス日 2024年4月16日)
・https://www.kirin.co.jp/alcohol/beer/harekaze/
・https://harekaze.kirin.co.jp/

「お墨付き」の意味

こんにちは、3年の高見です!

新生活を迎えるにあたり、スーパーを利用する人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、大手スーパーの一つである西友(SEIYU)について紹介しようと思います。

西友は多くの店舗が24時間営業をしており、時間を選ばずに買い物に行くことができます。また、オリジナルのプライベートブランド、「みなさまのお墨付き」を展開しており、これが西友の他にはない強みになっています。このブランドの商品は1000種類以上あり、食材だけでなく日用品もラインナップされています。そしてそれらはすべて厳しい基準を満たしています。

「みなさまのお墨付き」として商品化するまでには、まず消費者のニーズに合わせた商品開発から始まります。その後、第三者機関が該当商品を日頃から使用している100名以上の20代~60代までの消費者に、味/使い勝手・容量・価格について4段階の総合評価とその理由を調査します。この際企業名やブランド名は伏せて行われ、ここで80%を超えたものだけが商品化されます。80%を下回ったものは再度商品開発を経て、具体的な声に応えるべく改良され、再び消費者テストへ挑みます。ただし、一度商品化されたものでも定期的に再テストが実施され、80%を下回ると改良または終売となります。

このブランドが立ち上がったのは2012年ですが、当時は支持率70%を基準としていました。しかし2019年10月にブランドのルールを見直し、合格基準を80%に引き上げました。コロナ禍での在宅時間の増加や健康志向などの消費者のニーズに合わせながらも、実際の消費者が味だけでなく価格などをテストしてくれているのは我々にとって気軽に手に取れていいですね。また、2022年から西友はこのブランドの拡大を強化しているらしいです。ますます消費者に嬉しい商品が増えることを期待しましょう!


〈参考文献〉

  • https://www.seiyu.co.jp/pb/mo/honshitsu/
  • https://kyodonewsprwire.jp/release/202009023772

駅ナカで買えるスイーツ

こんにちは。3年の齋藤です。

みなさんは「SWEETS BOX」というお店を知っていますか?

簡単に紹介すると、週ごとに出店されているお店が替わり、全国各地のスイーツが購入できるお店です。SWEETS BOXのホームページには、「人気のスイーツが期間限定で出店する駅ナカのお菓子箱」と書かれています。南大沢の近くでは、小田急多摩センター駅の改札出てすぐのところに出店されています。

 

今回はこの「SWEETS BOX」のマーケティング戦略について考えたいと思います。

 

SWEETS BOX」の特徴的なマーケティング戦略として、出店場所の戦略と提供する商品内容についての戦略を挙げられると考えます。

 

①出店場所の戦略

SWEETS BOXは駅ナカに出店されています。駅近くには電車を利用するたくさんの人がいるため、持ち運びしやすい大きさで、手土産にもなるスイーツを販売するお店として、駅ナカへの出店はかなり効果的なのではないかと考えられます。また、出店されている店舗の多くは、複数の路線が通っている駅の改札の近くであることから、出店場所が単純に人通りが多い場所であることに加えて、乗り換えのタイミングでも目に入りやすい場所であることが分かります。このような出店場所の特徴は、テイクアウト商品のみの取り扱いですぐ簡単に購入できるSWEETS BOXにとって大きな強みとなっているのではないかと考えられます。

 

②提供する商品内容についての戦略

SWEETS BOXでは週ごとに出店されているお店が替わるため、提供される商品がめまぐるしく変わります。具体的に出店しているスイーツ店がどのようなものか注目すると、店舗の近くの地域ではあまり見かけないような全国各地のお店が多くあります。このようなことから、コンビニスイーツや他のスイーツ店とは異なり、お土産的な感覚が強くなるため、差別化を図ることができていると考えられます。また、週替わりであることから、様々な消費者の好みに合わせることができたり、一度来店した顧客も飽きることなく何度も来店するように「SWEETS BOX」のリピーターを獲得できたりすることが期待できます。

 

SWEETS BOXはこのような戦略を実行することによって新規の顧客もリピーターも獲得しているのではないでしょうか。

 

参考

http://www.sweetsbox.jp/#

ヤクルトレディ

こんにちは!新3年の源です。

突然ですが、皆さんは「乳酸菌飲料」といわれて何を思い浮かべるでしょうか?

おそらく「ヤクルト」を思い浮かんだという方も多いのではないでしょうか。飲んだことがあるかどうかはともかく、ヤクルトを知らないという方はほとんどいないのではないかと思います。そこで今回はそんなヤクルトを販売しているヤクルト本社について書いてみようと思います。

ヤクルトを戦前から販売しているという長い販売歴史や早期の海外展開など、様々な側面からヤクルト本社を語ることができますが、今回私はヤクルト本社を支える要素としてヤクルトレディを挙げたいと思います。ヤクルト本社は商品の流通チャネルとして「店頭・自販機」と「宅配」の二つのチャネルを有しており、チャネル別販売比率はおおよそ1:1となっています。ヤクルト本社の一日当たりのヤクルト類の売上本数は国内で約920 万本ですので、その半分の460万本がヤクルトレディによって直接消費者に届けられていることになります。

そんな宅配チャネルを支えているヤクルトレディですが、その歴史は1963年から始まり、現在では国内だけで約32000人が全国101の事業所で活動しています。インターネット通販が当たり前な現代だからこそヤクルトレディによるコミュニケーションを伴う営業販売は非常に強く、その傾向は地方になるほど強くなると考えられます。またヤクルトレディは商品を届けるだけでなく、消費者の反応をダイレクトに収集でき、それを戦略に反映できるという特徴も有しています。宅配専用の商品であった「Yakult1000」がSNSを中心に拡散され、その後に全国販売されヒット商品となったことからもそのことが言えるのではないでしょうか。

このようなヤクルトレディは同業他社にとって圧倒的な模倣困難性を持ったヤクルト本社だけの強みといえるのではないでしょうか。

【参考文献】

23_04_hosoku.pdf (yakult.co.jp)

商品一覧|商品情報|ヤクルト本社 (yakult.co.jp)

都城ヤクルト販売株式会社 │ 人も地球も健康に Yakult (mjyakult.co.jp)