【書籍】「言葉にできる」は武器になる。

こんにちは。3年の勝元です。

「世界は誰かの仕事でできている」

「この国を、支える人を支えたい」

「その経験は味方だ」

日本で暮らしていれば誰もが一度は耳にしたことがあるフレーズではないでしょうか。これらは株式会社電通のコピーライター、梅田悟司さんによるコピーライティングです。今回は梅田さんの著書、『「言葉にできる」は武器になる。』について綴っていきたいと思います。

私は高校生の頃、文章を書く能力を向上させたいと思い、「文章術」などと銘打たれた本をいくつか読みました。それらの多くに共通していたのが、「文章を書く方法」ではなく、「考えをまとめる方法」について論じていたことです。本書でも例に漏れず、「書き方」について触れる前に「考え方」について紹介していました。

本書は3章にわたり、「伝わる言葉の生み出し方」を説明します。

1章では、意識されずに消えていく思考=『内なる言葉』の重要性を論じています。広告の目的はおおよそ「商品・サービスを購入してもらえるよう顧客を動かすこと」です。しかし厳密には童話『北風と太陽』に表現されるように、人は他人を動かすことはできません。ただ「動きたくなる空気をつくる」ことが精々です。そこで、広告を打つ際は「買って欲しい」という主張を理解されるだけではなく、相手に「買いたい」と思わせることが必要になります。それに役立つのが『内なる言葉』と向き合うことです。意識されず流されてしまいがちな思考と向き合い、思考の解像度を高めることで、意見・主張を上手に伝え、共感のレベルまで伝えることができるようになります。

2章では、『内なる言葉』との具体的な向き合い方を7段階で紹介しています。第1段階の「書き出す」作業は、本書に限らず様々な書籍で薦められている、基本的なステップになっています。さらに書き出した思考を、「なぜ?」「それで?」「本当に?」と3つの観点から掘り下げていく「T字型思考法」など様々な手段を用いて掘り下げ、内なる言葉と向き合い思考の解像度を高めます。

3章では実践的な「言葉にするプロセス」を、2つの戦略で紹介しています。どちらの戦略も表現方法におけるテクニックになります。中でも「ターゲッティング」はマーケティングの基本でもあり、「反復」「リズム」「比喩」等は、維持リハーサル・チャンキング・精緻化リハーサルを通じて顧客の短期記憶・長期記憶に残りやすく、マーケティングの視点から見ても合理的なテクニックと言えるでしょう。

ここまで説明しておきながら、私は高校生の頃に本書を読んでから大学生になってからの3年間、以上のプロセスを実践したことはありません。というのも、非常に時間や手間がかかるからです。そこで、本書を参考にしつつ気軽にできるよう考えた私なりの「内なる言葉との向き合い方」をご紹介したいと思います。

考えたことをスマホのメモアプリに書き出す、時間を置いて見直すことは基本として、そもそも一体何について考えれば良いのでしょうか。私は決まって、小説やニュース、友人の話などを見聞きしたときに「自分だったらどうするか」を考えてみるようにしています。次いで、自分とは考え方が異なる友人たちを思い浮かべ、彼/彼女だったらどう考えるかを想像します。これを習慣づけるだけで、ぐっと考える癖がつくようになりました。

みなさんも本書を読んで、「伝える言葉」を作るための習慣を作ってみてはいかがでしょうか。

参考文献:梅田悟司(2016)『「言葉にできる」は武器になる。』日本経済新聞出版社社.

まさかの価格自由キャンペーン⁉

こんにちは!3年の伊東です。

皆さん、Instagramは使っていますか?どのように使っていますか?
インスタ映えする写真を投稿したり、私生活の一部をストーリーに投稿したり、友達や芸能人の投稿をみたりと様々な使い方があります。私は美味しいものを食べるのが好きなのでおすすめの美味しいグルメを紹介しているアカウントをたくさんフォローしており、普段、Instagramを開いてはフォローしている人の美味しい食べ物の投稿をひたすら眺めたり、食べたいものを検索したりして、いつか行くお店リストに保存するというような使い方をよくしています。

そこで、最近特に驚いた投稿を見つけたので紹介したいと思います。4/27にオープンしたSPICE TRUNKという肉とスパイスの創作料理レストランが、ゴールデンウィーク期間中の5日間、ランチタイムに石焼麻婆ハンバーグランチを価格自由で提供するキャンペーンがありました。本来であれば1800円で提供する商品を1円でも10円でも元の値段の1800円でもチップ代としてでも自分が払いたいだけの値段で食べることができ、さらに一緒についてくる五穀米もおかわり自由という、ほぼ赤字確定のキャンペーンが行われていて衝撃を受けました。どうしてこのキャンペーンを行う決断をしたのか、メリット等をSNSマーケティングの観点から詳しく考えていきたいと思います。

最近、多くの企業ではTwitterやInstagram、LINEなどを中心としたSNSにて企業アカウントを運営する傾向にあります。このSPICE TRUNKもお店のアカウントを持っているため、フォロワーを中心に新商品情報やキャンペーン情報をいち早く顧客に届けることを可能にしています。
今回のキャンペーンにおいてもっとも欠かせない存在がインフルエンサーです。今回のキャンペーンは、SPICE TRUNK側がインフルエンサーに宣伝をお願いした可能性も高いですが、少なからず、ゴールデンウィーク前に新店舗が気になって訪れたグルメ紹介アカウントがこのようなキャンペーンがあるということを投稿しただけであり、たった数アカウントの数投稿で情報が拡散されただけで、連日開店時間には整理券がなくなるほど混み合い、大盛況となったため、インフルエンサーが拡散力のある重要な存在となっていることがわかります。また、どのようにインフルエンサーを巻き込んで活用していくのか考えることが大切であり、今回のキャンペーンで、多くの人がInstagramで美味しいご飯屋さんをみつけている現代に適した宣伝方法であったと考えられます。
このキャンペーンを利用する際、食後のお支払い時に、石焼麻婆ハンバーグランチを#SPICE TRUNK、位置情報タグとともに Instagramのストーリーか投稿にのせることが求められました。顧客からしたらひと手間あり面倒な作業ではありますが、これをしてもらうことでお店側には様々なメリットがあると考えられます。まず、オープンしたてのお店としてはお店の存在、名前を知ってもらうことが大事であるため、食後に投稿をしてもらうことでより多くの人にお店の情報が拡散することができます。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          そして、きちんとハッシュタグや位置情報のタグをつけて投稿してもらうことで、インスタ上の検索でもお店の関連投稿が出てきやすくなり、より多くの人に知ってもらうことができます。さらに、投稿してもらうことで、顧客の声やニーズ、感想を早く的確に把握することができるようになり、より効果的なプロモーションや商品開発につなげることができます。
さらに、整理券がなくなった後、来店しようと思ってきた顧客に対し、QR画像がはられた看板を掲げられ、それを読み取ると、SPICE TRUNKの公式LINEアカウントの登録画面にうつり、追加すると次回来店時に使えるドリンク1杯無料のごめんなさいチケットが配布される仕組みになっていました。LINEアカウントを追加させることで、お店の最新情報等をいち早く顧客に届けることができるだけでなく、通知によりお店を忘れることなく、顧客にリピートしてもらいやすくなるため、使用できるSNSをフル活用しているなと感じました。

この価格自由キャンペーンを行うのはかなり踏み切ったキャンペーンでありますが、これだけインパクトのあるサービスであれば確実にお店を知ってもらう起爆剤となったことに間違いないでしょう。また、確実に一度食べに来たらもう一度来店したいと思ってもらえる商品の提供、自信が必要不可欠であり、リピート客の獲得、将来のプラス利益を見込んで行ったキャンペーンであったと考えます。

実際に、整理券をもらうため、開店の二時間前くらいから並び、石焼麻婆ハンバーグランチを食べたところ、ハンバーグ自体がかなりジューシーで肉の存在感がある上に、しっかりとスパイスのきいた麻婆豆腐との相性が抜群で、五穀米を4杯も食べてしまいました。(笑)さらに自分好みのスパイスを作って味変することも可能で、店内のおしゃれな雰囲気や、渋谷駅近くに店舗があることなどからもう一度食べに行きたいと思うお店でした。ぜひ渋谷に行った際には食べてみてください!

また、Instagramでこういったお得な情報含め、美味しいグルメをチェックする使い方も面白いのでぜひ試してみてください。

ちなみに、皆さんなら、価格自由といわれたらこの商品にいくら支払いますか?

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

【参考文献】
SNSマーケティングとは? ~いまさら聞けないSNSマーケティングの概要とソーシャルリスニングを徹底解説~| コラム | EmotionalExperience! DNPのデジタルマーケティング|大日本印刷株式会社

新世代のゲームジャンル

こんにちは!3年の三島です。

皆さんは今好きなゲーム、ハマっているゲームなどはありますか⁇

おうちで過ごす時間が増えたコロナ渦を通して新しくゲームを始めたという方も多いのではないでしょうか。私もその中の1人です。

今回は数あるゲームの中からトレンドとなっているバトルロイヤルゲームを取り上げ、その流行の理由について考察してみたいと思います。

 

そもそもバトルロイヤル形式のゲームとは、主に自身または自身のチーム以外全員敵という構図の中で同時対戦を行い限られたルールの中で最後まで生き残ったプレイヤー(チーム)が勝者となるゲームジャンルのことです。「バトロワ」と言う方が聞き馴染みがあるかもしれません。

代表的なゲームとしてはFortnite、Apex Legends、PUBGなどが挙げられます。

(参考:PlayStation公式)

最近よく耳にするゲームが名を連ねていますがなぜここまでの人気を集めているのでしょうか?そこには人々を引き付けるバトルロイヤルゲームならではの特徴がありました。

 

流行の理由①:プレイするための敷居の低さ

以前までゲームといえばソフトを購入して遊ぶ形式が一般的でしたがバトルロイヤルゲームはそのほとんどが基本プレイ無料となっており、誰でも気軽にゲームを始めることが出来ます。

また、PSPやSwitch、PCやモバイルなどさまざまなプラットホームでプレイ可能でありクロスプレイに対応しているゲームも多いため自分が所持しているハードで楽しむことが出来る点もユーザーがゲームに触れる機会を増やす要因となっています。

流行の理由②:生放送映えするゲームシステム

連日YouTubeやTwitchなどで多くの配信者がゲームをプレイしている様子を生配信しています。彼らはストリーマーと呼ばれその数は年々増加傾向にあります。バトルロイヤルゲームでは1試合の間に絶え間なく戦闘が行われるため、視聴者は一体となって臨場感を味わいながら配信者のプレイを応援することが出来ます。そのため多くの人気ストリーマーがこのジャンルで誕生しています。多くの人々が行う生配信は人々の目に留まりやすいため幅広い層にゲームが認知されることになります。

流行の理由③:e-sportsの活性化

上記の理由では大衆向けのゲームの在り方についてみてきましたがここではバトルロイヤルゲームを本業としているプロに向けた特徴についてご紹介します。

バトルロイヤルゲームはその戦略性の高さから多くのタイトルでプロゲーマー達が活躍する競技シーンが存在します。EAが運営するApex Legendsでは今年の4月下旬にオフラインの世界大会がスウェーデンのストックホルムで開催され、世界各国からトップレベルの選手が参加しました。賞金総額は日本円にして約1億円と非常に規模感の大きな大会であることがわかります。極めれば仕事にもできるといった将来性のあるゲームとして広く浸透することも人気になる理由の1つであると考えます。

 

今後もバトルロイヤルゲームの人気は続くのか、はたまた違った形式のゲームが登場するのか今後のゲーム市場のトレンドの変化に目が離せませんね!皆さんもぜひお気に入りのゲームを見つけプレイしてみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

<参考>

バトロワゲームの歴史とは。『フォートナイト』『PUBG』『Apex Legends』はなぜヒットした?(参照2022-5-24)

https://yourclip.life/post/about-batrois-games/

エーペックスレジェンズ eスポーツ – EA公式サイト(参照2022-5-24)

https://www.ea.com/ja-jp/games/apex-legends/compete

PS4とPS5の大人気バトルロイヤルゲーム|PlayStation(参照2022-5-24)

https://www.playstation.com/ja-jp/editorial/this-month-on-playstation/best-battle-royale-games-ps4-and-ps5/

 

眼鏡ブランド「Zoff」のバーチャル接客

こんにちは!3年の近藤です!

いきなりですが、皆さんは普段眼鏡を使いますか?私は日中コンタクトで過ごしているのですが、家で勉強するとき等は眼鏡を着けています。しかし、視力が落ちてレンズの度数が合わなくなってしまったのか、眼鏡をしていてもあまり見えないのが最近の悩みです。そこで眼鏡を買い替える丁度いい機会だと思い、愛用している眼鏡ブランド「Zoff」のサイトにて新しい眼鏡を探すことにしました。そこで見つけたのが、これから紹介するバーチャル試着サービス「Zoff Virtual Counter(ゾフバーチャルカウンター)」です。

(参考:Zoff バーチャルカウンター)※スマートフォンのみ

これはスマートフォンを使って眼鏡を試着することができるサービスで、AIが店舗スタッフのように要望の中から似合う眼鏡を勧め、気に入ればそのままECサイトで購入できる仕組みとなっています。

Zoffは、接客経験豊富なZoffスタッフ約720名による約17万件の顔画像評価データを機会学習し独自のAIを開発したことにより、このサービスを可能にしました。

実際の流れとしては、自撮り写真をアップロードして目の位置を設定した後、「眼鏡のタイプ」「主な用途」「なりたいイメージ」「フレームの色」の順に4つの質問に回答する形になっています。するとおすすめの眼鏡が表示され、それらを先ほどの自撮り写真に合わせることで、いわゆるバーチャル試着ができる仕組みになっています。私も試してみましたが、アプリのダウンロード等をする必要がなく、質問数も4つと少ないため、写真を撮るところからおすすめの眼鏡が表示されるまでわずか2,3分ほどでした。

(参考:Zoff バーチャルカウンター 質問内容)

このサービスは、自宅にいながらも気軽にスタッフの接客を受けているような体験ができます。そして多くのフレームの中から自分では選ばなかったような意外なフレームに出会うことができるのも魅力の一つです。

実際にECサイトで購入したデータも取れているようで、またZoff Virtual Counterを使った後に店舗で購入した人の分も含めると、このサービスは売上上昇にかなりの効果があると考えられます。そして、ECサイトではできないメンテナンスをリアル店舗に来てもらってするという流れにより、ECサイトがリアル店舗への接点を作る役割にもなっています。

これらのアイデアは、新型コロナウイルスが広まり始めた頃、買い物体験が一気にデジタルへシフトするのではないかという見方から生まれたそうです。その点から、今後さらに発展していくであろうAIを活用することで、オンラインで体験・購入できるようなサービスは年々増加していくと考えられます。すでにあるような、ファッションブランドの試着サービスがその一例でしょう。

ここまで、Zoffの「Zoff Virtual Counter」について紹介してきました。私はこのサービスで自分に似合いそうなフレームを探すことができたので、実際に店舗に行って購入しようと思っています!眼鏡を利用している方は一度このサービスを試してみてはいかかですか。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

(参考文献)

Zoff Focus https://www.zoff.com/zoff-focus/211228_virtual-counter/

ミライのアイデア https://www.mirai-idea.jp/post/_zoff

日経XTREND https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00638/00006/

 

 

 

全員でつくるラジオ

こんにちは!3年の吉尾です!

突然ですが、みなさんは普段ラジオを聴きますか?

毎日聴く、という方も全く聴かないという方もいらっしゃると思います。

ですが皆さん、ご存知ですか?今、“芸人ラジオ戦国時代”が訪れていることを…

オールナイトニッポンやJUNKといった深夜ラジオはもちろん朝や昼の帯番組、さらにはPodcastやSpotifyオリジナルコンテンツなど、巷には時間帯やメディアを問わずお笑い芸人のラジオが溢れているのです。

そんな中、今回皆さんにご紹介したいのがこちらのアプリです。

 

参考:https://gera.fan

 

お笑いラジオアプリ「GERA」。文字通り、お笑いラジオ専門のアプリです。

GERAは2019年12月にYouTubeチャンネルとして誕生すると、2020年4月にラジオアプリとしてリリース。先日2周年を迎えたばかりのまだまだ新しいアプリです。

このGERAというアプリ、何が凄いのでしょうか。

まずはそのコンテンツです。

時事問題、ニュース…そんな番組はありません。全てがお笑い芸人の、お笑い芸人による、お笑い好きのための番組。パーソナリティーも錦鯉さんのような人気芸人からまだ全国的には知られていない若手芸人まで幅広く、新しく好きな芸人を見つけるというのも楽しみの一つです。

もう一つが全番組のアーカイブ制度。番組の初回から最新回までがいつでも聴けることで、好きな回を何回でも、そして気になる番組をいつからでも聴くことができるのです。普段はラジオを聞かないという方も安心。長寿ラジオを初めて聴いた時にありがちな、番組独自の“ノリ”やコーナーについていけない…という不安も感じることはありません。また番組は1本約30分と短いため、気軽にいろんな番組を聞くことができます。

そして最大の特徴が「個人スポンサー制度」。まずはこちらのサイトをご覧ください。

 

参考:https://geraradio.shop

 

なんと、リスナーが番組スポンサーになれるのです!GERAではオンラインストアで番組グッズと共に番組スポンサー権利を販売しています。スポンサー権利を購入すると番組冒頭で自分の名前とコメントが読まれる仕組みになっており、リスナーは自分の好きな芸人を直接応援することができます。

また毎日のログイン時と動画広告を見た際にもらえる「応援チケット」というシステムもGERAならではです。面白いと思った番組にそのチケットを使用するという仕組みで、そのチケットが使用された枚数によって番組の人気ランキングが作成されます。

 

YouTubeやライブ配信アプリの流行からも分かるように、近年コンテンツの作り手と受け手の距離感は近づいています。一昔前のコンテンツと揶揄されることも多いラジオですが、パーソナリティーとリスナーの距離感の近さは現代において大きなポテンシャルとなります。ラジオというローカルメディアとネットは一見相反するものですが、その両方の強みを存分に活用しているのがGERAなのです。

皆さんも今だからこそ、ラジオを聴いてみませんか?

参考

https://gera.fan

https://geraradio.shop

https://www.fancs.com/news_release-cat/gera

 

面白いスポンサー事業

皆さんこんにちは、三年の有吉です。

突然ですが、みなさんは最近何かハマっている趣味はあるでしょうか?

私は、高校生の時から麻雀を覚えはじめ、最近特に麻雀にハマっています。

近年は、ネット麻雀が普及したため、自宅にいながらも気軽に世界中の誰とでも麻雀を打つことができるようになりました。

そんな麻雀業界の中で今最も盛り上がっている大会としては「Mリーグ」が挙げられると思います。

Mリーグとは、今までプロの世界にはなかった、麻雀のプロ団体に所属する選手が企業とプロ契約を結び、四人で一つのチームとなって、年間1チームあたり90試合行い総合得点を競うリーグ戦です。

私もちょくちょく観戦しており、4月26日に今シーズンが終わり、次のシーズンが待ち遠しいなと感じていたところに、今年はMリーグのスポンサー企業である日清食品が面白い企画を行っていました。

 

それが「Mリーグ2021-2022 麺麺位決定戦 presented by 日清食品」という企画です。

 

まずはこちらの画像をご覧ください。

 

参考https://majyan-item.com/majyanpai-yomikata/

これが従来使われている麻雀牌です。

 

それに対し、こちらの画像をご覧ください。

参考https://twitter.com/cupnoodle_jp/status/1508730690816253962?cxt=HHwWlICp_bqki_ApAAAA

 

これは日清食品がオリジナルで製作した麻雀牌になります。

牌をよく見ると、マンズは「萬」ではなく「麺」、ピンズの柄が人気商品「どん兵衛」、ソーズはラーメンの麺を模しており、1の索子がチキンラーメンのマスコットキャラクター「ひよこちゃん」。そして「東南西北」が「日清食品」、發がカタカナで「ハングリー」、中が「NISSIN」のロゴという細かいこだわりぶり。

 

そしてこの牌を製作するだけでなく、実際にMリーガーに対局し、初代麺麺位を決める戦いを行いました。それが上記に上がっている動画です。

 

上記の画像のように、試合中に何度も「日」「清」「食」「品」が現れるため、見ている視聴者には、日清食品の企業名が強くイメージされることでしょう。そして何より、実況解説でも、きちんと、「萬子(マンズ)、筒子(ピンズ)、索子(ソーズ)」ではなく「麺子(メンズ、どん子(ドンズ)、ソー子(ソース))と呼ぶこだわりっぷり。

 

今まで競技スポーツのスポンサーといえば、広告に会社名が表示されたり、ユニフォームに企業のロゴが載っていたりするだけのイメージでしたが、斬新な方法でスポンサーとしての取り組みを行なっている事例として紹介させていただきました。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

参考文献

Mリーグ公式サイト https://m-league.jp

キンマweb 「日清食品がオリジナルの麻雀牌を作成」

https://kinmaweb.jp/archives/160873

 

女性に人気の女性アイドルグループ

こんにちは、3年の保里です!

皆さん好きなアイドルはいますか?今やアイドル戦国時代で、ただかっこいい、かわいいだけでは売れなくなっているのが現実です。つまりアイドルにもマーケティング戦略が必要なのです。そこで今注目のアイドル「=LOVE」を紹介します!

=LOVEとは、元アイドルの指原莉乃さんがプロデュースする11人組の女性アイドルグループです。

約二週間前に最新シングルのMVが公開されましたが、5/16時点で591万回再生を記録しています。女性アイドルの中ではものすごい勢いです。

https://youtu.be/ShbfYtAPXuI

女性アイドルグループの市場をSTP分析によって見ていきます。

まずセグメントとして、性別、年齢(10‚20歳代の若年層、中年層)、職業(学生‚社会人)などのデモグラフィック変数や、アイドルに対する価値観や好みなどのサイコグラフィック変数があります。

例えばAKB48はかつて男性の中年層をターゲットとしていたと考えられるでしょう。もちろん女性ファンも増えてきていますが、女性アイドルグループは主に男性をターゲットとしているのではないでしょうか。

しかし=LOVEは若年層の女性をターゲットとしています。

実際、このグループは女性ファンが多いです。私もライブに行ったことがあるのですが、周りはおしゃれをした女性が多かったです!なぜでしょうか。他グループと差別化される強みとして、歌詞、MV、メンバーの個性を挙げます。

楽曲の作詞はすべてプロデューサーの指原さんが手掛けています。特に最近は一人称が「私」である楽曲が多く、女性の恋愛感を多彩な表現で描いています。女性から共感を得ることができ、ファンを獲得しているのです。実は乃木坂46など秋元康さんが手掛ける楽曲は多くが「僕」であり、男性側の視点から歌われていることが多いです。

さらにMVにも女性ファンがかわいいと思う要素がたくさんあります。特に繊細な作りの衣装は女性ファンに好評で、衣装をモチーフとしたワンピースが発売された際は即完売するほどの人気でした。最近では女性のアパレルブランドとメンバーがコラボしたものも発売されています。

最後に、メンバーの顔・個性も女性人気の秘訣です。例えばメンバーの齊藤なぎささんは、女性ファッション雑誌のレギュラーモデルを務めており、その顔がかわいいことで有名です。モデルでかわいいアイドルはたくさんいますが、やはりグループとしても女性人気を集めているため、グループと個人の相乗効果は大きいと考えます。根強いファンを増やす要因にもなるでしょう。またこのような女性人気の高いメンバーが多かったからこそ、楽曲も女性視点へ切り替えたのではないかとも考えられます。

このように、=LOVEはターゲットを男性よりも、かわいいものが好きで、憧れを抱く若年層の女性とすることで、ポジショニングに成功したと言えます。競争が激化する市場でも人気を獲得することができていると考えられます。

姉妹グループとして≠MEがありますが、最近≒JOYというグループも結成されました!今後指原さんがどのようにプロデュースしていくのか楽しみです。

余談ですが、個人的には男性をターゲットとした男性アイドルも見てみたいです。いたら教えてください!

最後までお読みいただきありがとうございました!

(参考)

https://equal-love.jp/feature/about

https://www.osarecompany.com/news/4245/

SCHEDULE | =LOVE(イコールラブ) オフィシャルサイト (equal-love.jp)

https://coconutsjapan.com/entertainment/post-75075/75075/#google_vignette

【書籍】パン屋ではおにぎりを売れ 👀!?

こんにちは!3年の濱田です。

突然ですが皆さんはどんなGWをお過ごしになりましたか?私は不安定な天候のせいか風邪で寝込んでしまいGWの前半はほとんど家に籠りきりでした・・・。

しかし、この期間のおかげで以前購入した書籍を読むことができました。今回はそちらを紹介したいと思います。

タイトル『パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法』

著 柿内尚文

ソース画像を表示

このタイトルに「んん!?」となるかと思いますが、そこに触れる前に

突然ですが…

問題 ニューヨークで。明太子を売ろうと思います。ニューヨークでは生の魚の卵を食べる習慣がなく、むしろ気持ち悪いと捉えられています。どうしたらニューヨークで明太子を広めることができるでしょうか?

答え アメリカ人はフランス料理をリスペクトする傾向にある。「生の魚の卵」ではなく「ハカタ スパイシーキャビア」というネーミングで売り出す。

この話は、ニューヨークのマンハッタンにある博多料理店が行った実話です。メニュー上の明太子の呼び名を「タラの卵」から上記のように変えたことで、驚くことに大好評のメニューになったそうです。

このように、ちょっとした工夫で結果をよりよくする。その差を生むものが「考える」という行為です。この本では、ある目的を達成するための「考える」という行為にはとんでもない突破力があるということが述べられています。

さて、この本のタイトル『パン屋ではおにぎりを売れ

なぜパン屋でおにぎり?ってなりますよね。答えはシンプルで、新しい価値が生み出されるから。

実際にモスバーガーが1987年に開発した「ライスバーガー」や、マクドナルドの「ごはんバーガー」は発売当時大ヒットを記録したそうです。著者柿内氏は、ずっと「パン屋でもお米の商品があればいいのに」と考えていて、その根拠は「夕飯でもパン屋さんを利用したい人やパンをそもそも食べない人を顧客取り込めること」や「地域にとって身近な存在で、いろいろな食材を取り入れて挑戦的なパンを日々開発しているパン屋が本気で作るおにぎりに、純粋に期待していること」があったそうです。

このように、「フレンチシェフが作るカレー」「焼き鳥屋の人気ラーメン」など、ずらして価値や魅力を創造することで人気になっている店は実はすでに多数あります。こうしたずらす方法、これがまさに「考える」技術です。

まず一章では「考える」とは具体的にどういうことを指すのかが説明されています。(説明するととんでもない長さになるので割愛させていただきます・・汗)

第二章、三章では、「考える」技術がどのように活用されているか、うまく使いこなすためにどうすればよいかが書いてあります。

思い通りに使いこなすためには、大切な三つのルールがあります。

1目的を決めること

2目的に基づく課題を解決するため、必要な情報をインプットして現状を整理すること

3考える=広げる(可能性を考える)+深める(本質的価値を考える)

例「ほぼ日手帳」(手帳)

⇒広げる:カバーのデザインバリエーションを増やしたり人気デザイナーとコラボしたりなど、個人が自分らしい手帳を持てるようにする。使い方の幅広い事例を紹介する。

深める:×「スケジュールを描くためもの」 〇「LIFEが書かれているもの」として本質的価値を見出したことで、自由に思いを書き込んだり貼り付けたり絵をかいたりと様々な使い道が広がり、紙の手帳である価値を生み出す。

ここでは割愛しますが、具体的に広げる手法・深める手法にどんなものがあるか紹介されています。事例とともに挙げられていて、純粋に面白く感じました。

このように、うまく使いこなせば様々な場面で大きな成果が得られそうな思考法ですが、柿内氏によると「考える」技術を習得している人はいまだ少ないそうです。よって早く習得すれば私たちにとって強烈な強みになりそうですが、この「考える」行為にとって邪魔になりうる因子が多くあるらしいのです。例えば、集中力の欠如・忖度・過去の経験への過信・思い込みなど。

第四章では、そんな阻害因子を大幅に解決する、「考える」技術の身につけ方が紹介されています。柿内氏おすすめは、日々考えていることを白いノートに書くことです。たしかにスポーツ選手や経営者に、ノートを描き続けて目標を達成してきた人をよく見かける気がします。ノートを描くことで「見える化する、整理する」「蓄積する」という二面的な魅力があるそうです。人間は自分のことをよく知っているようで実は知らないことが多いです。ノートに書くことで自分はなぜこう思うのか、これからどうしていきたいのかなど、自分について見えていなかったことに気づくことができるのです。

おすすめの具体的なやり方はというと、

  1. 1テーマにつき1ページ/枚で書く。
  2. 目的をノートの中心に書く。
  3. インプットした情報をベースに現状の課題をまわりに思いつくまま書く。
  4. 「考える」技術を用いて課題を整理・実践。
  5. 書き出した中で関連性のある事柄を線で結ぶ。→気づいたことはメモしていく
  6. 特に重要だと感じたことにマーカーを引く。

柿内氏によれば、ノートによって結論や仮説を導くことができるそうで、自分と向き合うこの行為を「自分会議」と呼んでいます。

 

新たな価値を生み出す武器になる「考える」技術。一応ビジネスについての説明や事例が多くありましたが、仕事以外では人間関係や恋愛、お金などにも応用範囲は幅広く活用できます。私は、この本を読んで「なるほど・・・!」と思うことばかりでとても刺激を受けました。また、大切なのは周囲のことにアンテナを張り、失敗を恐れず何か行動に出てみることなのだと考えました。

トレンドの移り変わりが速く、起業する学生も珍しくないこの時代で、皆さんにとって何かアクションを起こそうと思わせるきっかけになりそうな本だと思います。大まかな概要の説明ばかりになってしまいましたが、人生を豊かにする野心のある方、具体的な手法やアドバイスなどの理解をさらに深めたいという方は是非読んでみてください。

 

最後になりますが、

柿内氏の本で、昨年12月に発売された

バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則』

[柿内尚文]のバナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則

という書籍が、ビジネス書で話題になっています。こちらも大変興味がそそられるタイトルで気になっているので、時間があるときに読んでみたいと思います!

今回も長くなってしまいすみません・・・!

最後まで読んで下さりありがとうございました。

水は多いほど安い?

3年の小川です。今回僕が紹介するのは2Lペットボトルです。コンビニでお水をよく買う人はどれくらいいるでしょうか。買うという人は普段どのサイズの水を買いますか?僕は常に2Lペットボトル一択です。僕は毎日2Lペットボトルを全部飲んでいて近くのコンビニにないときは少し多く歩いてほかのコンビニで買うほどです。

そして僕がコンビニで水を買うときにいつも気になっていることがあります。それはなぜ水は500mLより2Lのほうが安いのかということです。普通私たちが手にする商品は数量が多ければその分高くなるのが普通です、飲み物においても多いほうがお得ということはあっても多いほうが値段が安いということは水以外にありません。ではなぜ水は多いほうが安いのでしょうか。その答えを探しに我々はアマゾンの奥地へ向かったのでした…

というのは冗談ですが実際に調べたところによると水の値段をメーカーが決めることは独占禁止法違反となるためしておらず、値段を決めているのは小売店ということで、小売店に問い合わせた人によると500mLのほうが需要が高いため、ということでした。

これだけだとあまりに短いので皆さんがよく水を買うコンビニで一体どのような差別化戦略が行われているのか自分なりにまとめておすすめのコンビニ水ランキングを作ってみました。

今回私が注目した観点は3つ、価格、味、容器の捨てやすさです。この三つからコンビニ大手3社のペットボトル水を比較してみました。それぞれ◎、〇、△、×の4段階で評価してそれぞれ4点、3点、2点、1点と点数をつけていますのでぜひコンビニで水を買う際に参考にしてみてください。

まず第三位は…

セブンイレブンの2L!!!

 

 

惜しくも3位という結果になりました。

点数の内訳は以下の通りです

値段◎(税込み98円)味△(まぁ普通)捨てやすさ×(硬くて全くつぶせない)

ということで7/12点でした。大きいのでつぶして捨てるということができないと非常に買った後に後悔します。

そして二位は…!!

ファミリーマートの2L!!

値段△(税込み105円)、味◎(なんかおいしい気がする)、捨てやすさ〇(少し硬いがつぶせる)

ということで9/12点でした。値段がほかのコンビニ大手より高く設定されていますがそこは安曇野の水、味がおいしいです(私調べ)。差別化のため少し値段を高めにしつつ品質で勝負する戦略に出ています。私的に非常におすすめできます

そして栄えある第一位はローソンの2Lペットボトル水

値段◎(税込み98円)味〇(間違いなくセブンよりおいしい)捨てやすさ◎

点数はなんと驚異の11/12点!!値段は抑えつつも味も申し分なく、しっかりとつぶして捨てられるのでどこでも捨てられます。

いかがでしたか、コンビニの水は意外にも(失礼)差別化戦略が多くみられます。水を飲むことにはメリットが多くあり、例えば1日2Lの水を飲むと健康になるといわれていますし、お酒にも強くなります(アセトアルデヒドの濃度が下がり二日酔いなどを防止できます。くれぐれも飲みすぎに注意ですが…)。またこれからどんどん暑くなってきますので皆さんもこまめな水分補給で熱中症などから身を守りましょう。ぜひコンビニ水飲み比べしてみてください

なぜミネラルウォーターは500mlより2L(2000ml)の方が安いのか | クコシャカクドットコム (kukoshakaku.com)

セブンイレブン「天然水 2L(98円) 」の人気・おすすめ度| コンビニサーチ (xn--tcke0bzb0b9moc.com)

長野県安曇野の天然水 2000ml|商品情報|ファミリーマート (family.co.jp)

天然水 2L|ローソン公式サイト (lawson.co.jp)

Nintendo Switchで一番売れているソフトは何か知っていますか?

こんにちは!3年の田中です!

前回はNintendo Switchの売れた要因についてお話ししました。

そのなかで任天堂特有のソフト面の強みがあると紹介したのですがNintendo Switchのソフトの中で一番売れたものが何か知っていますか?

「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」「あつまれ どうぶつの森」などが思い浮かぶ人が多いかもしれません。

しかしそれらを抑えて売り上げ一位のソフトが存在するのです!

 

それが「マリオカート8DX」です!!

マリオカート8DXは2017年4月28日に任天堂が販売したレースゲームです。マリオカート8DXはWii Uで発売されたマリオカート8を前身としていて追加要素を加えた形で発売されました。マリオカートシリーズは1992年に1作目であるスーパーマリオカートが発売されて以降どのゲーム媒体でも安定した売り上げをあげてきました。今作は発売から5年近く経つゲームですが、発売以来ながく売れ続け、今年1月には国内での累計販売本数が440万本に到達し、世界での累計販売本数は昨年12月の段階で4335万本に達しています。これまでマリオシリーズでの最高売り上げは、ギネスブックにも登録されている『スーパーマリオブラザーズ』の4024万本であり、この金字塔を大きく上回る数字でいかにマリオカート8DXが人々に愛されているかがわかるでしょう。

ではなぜ人気があるのでしょうか。

その要因は大きく2つあると考えます。

1、 初心者でも楽しく遊べるアシスト機能

今まで初心者がマリオカートをはじめると間違いなく悩まされるのはコースアウトでした。いかに強いアイテムを引いてもコースアウトを繰り返してしまっては上位は狙えません。そこで役立つのがアシスト機能です。これをONにするとコースアウトすることがなくなり、初心者でも楽しく遊ぶことができます。

2、 やりこめばやりこむほど面白い奥深さ

マリオカートはアイテムが何より大切です。つまり強いアイテムを引くことができれば誰にでも勝つチャンスが存在するのです。しかしすべてが運だよりとなるゲームではありません。話すと長くなるのですがテクニックはしっかり存在しています。更に完全に正解となる立ち回りはないため、やりこめばやりこむほど深みを理解できるゲームとなっています。

これらの要因より初心者から上級者まで楽しむことが可能となっていることがわかると思います。要するにターゲットを絞っていないのです。ターゲットを絞ることは特定のニーズを満たすために大切ですが同時に顧客数はその分少なくなってしまいます。マリオカート8DXはターゲットを絞らず全世代のニーズをかなえることに成功したために長く売れ続いたのではないでしょうか。

皆様もぜひマリオカート8DX遊んでみてください!