赤福と鮮度管理

水越です。昨日、大阪帰りのお土産ということで赤福を戴きました。
赤福自体は伊勢のお土産というべきですが、最近は大阪駅でも買えます。
独特のおいしさがありますね。

そんなわけで、さっそく食べたわけですが、中に「伊勢だより」という口上文が入っていることに気づきました。 もちろん、これ自体は昔からあった気もするのですが、綺麗に印刷された文章で、最後に日付が書かれていることにきづきました。

?10.29の日付が。。。 あれ、今日の日付だと思ったわけです。

箱の製造年月日を確認すると、やはり27.10.29とあります。今日でした。ということは、この商品は今日作られて、駅に並べられて(ここはもらいものなので、正確ではないかも。。。)、今日こうして食べられているわけですか。逆に言えば、これは一日過ぎてしまうと廃棄する仕組みが出来上がっているということでしょうか。箱や袋の製造年月日は時々見たりするわけですが、中の紙にまで日付をうっているのは、やはり鮮度管理の自信の表れなのかな、と思ったりした次第でした。

2007年のときに鮮度管理の問題が表面化したわけですが、その後の対策の一環なのかなと思います。製造年月日自体は書かないといけないわけですが、中の紙にまで印刷するというのは、あまりそういう商品がない(ように思う)だけに、インパクトがあります。

赤福餅wiki

終活生応援フェア

こんばんは。中嶋です。最近腕が痛いです。

突然ですが皆さんはしゅうかつしてますか?

おいおい、Sカレの宣伝かよと思ったあなた残念。
就活ではありません。「終活」です。

「終活」とは「人生の終わりのための活動」の略であり、人間が人生の最期を迎えるにあたって行うべきことを総括したことを意味する言葉です。この言葉は2010年前後に頻繁に登場するようになり、2012年には新語・流行語大賞のTOP10にも選ばれました。生前のうちに自身のための葬儀や墓などの準備や、残された者に迷惑がかからぬよう生前整理、残された者が自身の相続を円滑に進められるための計画を立てておくことを指します。

最近、高齢者を中心にこの終活が流行している、というよりかはむしろ当たり前になっており、20代でも終活をする人が増えているそうです。(マイナビ調べ)

確かに近所の葬儀屋さんにも大きく「エンディングノート(終活ノート)の書き方講座」と掲げてありました。そして大手スーパー百貨店のイオンも「イオンの終活」として事業化しますます多角化を強めています。つまり今「終活」はもはやビジネスとして扱われているといえるでしょう。

では皆さんはこのビジネスをどう捉えますか?
人の死を軽くみている、人の不安につけ込んだ卑怯な商法だ。こう考えるかもしれません。
しかし同ビジネスに関連する企業数は、2000年から2013年の間に約550社から2000社近くまで約4倍となっており業界規模も2630億円から5980億円にまで拡大している。そして実際故人が終活をしていてよかったと思うかという質問に対し「はい」と答える人は多いそうだ。(マイナビ調べ)互いに良いと思うならこのビジネスは残された人、故人、企業誰もが納得するはず、こんな考え方もできると思います。

あなたはいつからか終活はじめますか?
企業に任せますか?

ハロウィンの経済効果

こんにちは、西尾瞳です。
久々投稿のテーマを考えていたのですが、もはやこれ以外には思い付きませんでした!
10月になると何となく意識するのがハロウィン。
実際にハロウィンのイベントに積極的に参加したことのある人は、約20%という調査結果が出ていますが、経済効果としては、バレンタインデーが1080億円なのに対して、1100億円にもなるそうです。(日刊ゲンダイより)
なぜここまで経済効果を生むことになったのかを考える前に、なぜハロウィンというイベントが日本に広まったのかを考えたいと思います。
ハロウィンは欧米諸国の一大仮装イベントとして有名ですが、欧米では友人や家族、近所付き合いの中でのアットホームなイベントなのに対して、日本ではテーマパークや自治体で催されるイベントとして広まったのではないでしょうか。これらは日本人の大好きな゙祭゙みたいで、日本人にも好かれたのではないかと思います。
次に、なぜここまでの経済効果を生むことになったかを考えたいと思います。
私が注目したのは時期です。具体的に言うと、夏のボーナス商戦と、冬のクリスマス商戦の間。
一般的に消費が落ち込む時期とされているので、10月末のハロウィンは、消費を促進させる格好のビジネスチャンスとなり、各店舗気合いをいれて販促活動などをするのではないでしょうか。
また、ハロウィンイベントとして成熟している欧米諸国と比べて、日本はまだ成熟していないため、仮装や装飾などのオーナメントに加えて、ハロウィン仕様のお菓子など、様々な消費拡大が見込めると思います。
今後、積極的にハロウィンイベントに参加する20%以外、つまり残りの80%どうアプローチするのかによって、更なる経済効果が見込めると思うので、これについてもっと考えてみたいと思います。

「100%返金保証」成功のワケ

こんにちは。久しぶりの登場です。斉藤です。
高校の最寄り駅の近くにあった大手スーパーの西友さん、当時は大変お世話になりました。
西友はCMやキャッチコピーが面白くて個人的にすごい好きで、さらにスーパーでは珍しく24時間営業というところも魅力です。
そんな西友の「生鮮食品満足いただけなければ返金保証」についてご存知でしょうか?

これは西友が2014年4月1日より始めたもので、購入した生鮮食品に不満があれば理由を問わず全額返金を行うというプログラムです。このサービス、お客さん側としてはメリットしかないですが、企業側としては返金保証を目当てとしたお客さんが殺到し、デメリットしかないのでは?と思いました。
しかし、プログラムがスタートしてから返金を求めるお客さんが殺到することもなく、以前とほとんど変わりないそうです。この成功の理由は何でしょうか?
2008年にウォルマートの完全子会社になった西友は「KY(カカクヤスク)」というコピーをもとにインパクトあるCMを展開しました。(当時、KYは「空気が読めない」という意味で流行ったこともあり、インパクトの後押しとなったようです。) 

店頭には競合よりも圧倒的に安い商品が並ぶようになり、お客さんの中で西友は「低価格」という印象が定着しました。お客さんが西友から離れない状況が完成しました。この状況こそが、「100%返金保証」プログラムの実施につながったのでした。仮に、悪意あるお客さんが理不尽な理由をつけて返金してもらおうとしても、その後の生活で西友に行きづらくなることはお客さん自身にとってむしろマイナスになるのです。
また、人間は自分が行った購買行動を出来るだけ肯定しようという心理が働きやすい傾向にあるようです。わざわざ返金手続きをするということが面倒だという人もいます。
西友は、”お客さんにとって西友が欠かせない存在”という仕組みをうまく作りました。この「100%返金保証」というプログラムも、お客さん側からすると西友の生鮮食品への自信、そしてお客さんへの信頼にも見えるのです。
企業のマーケティングにおいて、新規顧客を獲得するマーケティング戦略も大事ですが、顧客を固定化やリピーター化し出来るだけ長く、多く利用してもらうことも非常に大事です。

 
…私も完全に西友のリピーター化してましたね。高校時代、帰りによくアイスを買って食べてたのが懐かしいです。ただ、西友はラインナップがいつも一緒だったので食べたいものが無い時はコンビニに行ってしまいましたね。ごめんなさい、西友さん。笑

スタンプカードのチカラ

とある飲食店にて。

バイト「では、3500円ちょうどお預かりします。あと、当店のスタンプカードはお持ちでなないでしょうか?」

客「持ってないです」

バイト「よかったら作っておきましょうか?」

客「いいです」

バイト「では、失礼します」

バイトが入口の店長にそのお会計を頼む、、、

 

どうも!お久しぶりです!経営学系3年の松浦です。

すっかり肌寒くなってきましたけれども、「何だこの会話は?!」と思った方もいらっしゃると思いますが、実はこのやりとりはバイトの僕の体験なのです。このあと僕は少し店長から注意を受けましたが、みなさんはわかりますか?

 

答えは、僕がお客さん相手にYes or  No の選択をさせたところです。

「作っておきましょうか?」ではなく、「作っておきますね!」と押して言ってほしいと言われました。なぜなら、そのカードを持っておくことでまた来店してくれる可能性は確実に上がるからです。財布にあるだけでも、広告力としても力があるということです。

ということで今回はスタンプカードについて調べてみました。

 

スタンプカードの役割は「次回来店の促進」「達成したことによる成果報酬」が主なことだとわかりました。電子化されたポイントカードだと「顧客管理」というのが主であるというのが違いですね。また、スタンプカードには有効期限がないものが多いというのも違います。なので、スタンプカードを使う業界は顧客管理の必要のない飲食、エステ、スポーツクラブなどで盛んだと考えられます。

 

この画像の上は銀だこのスタンプカードですけど、ゴールドカードなのです。3年前は赤カードだったのですけど、赤→銀→金という感じでランクアップして今に至ります。赤では20個たまると1舟サービスですが、金は10個で1舟サービスという感じで還元率が変わってきます。

下は南大沢駅の近くにある極壱というラーメン屋のスタンプカードです。こちらは貯めていく途中ごとに受けられるサービスが良くなっていきます。

どちらも貯めたくなる、行きたくなる工夫が施されていますね。また、特定の日はスタンプ二倍など、満点になると限定グッズを得ることができるなど、工夫して来店契機を増やしているところもあります。

 

スタンプカードを持つ顧客には次の3パターンあると考えられます。

1.スタンプカードがあるから来店する人

2.何気なくそのお店によく行っていたらスタンプカードが満点になり得をする人

3.そのお店が好きで、かつスタンプカードもあるから来店する人

1、3と2では会計時にスタンプカードを出す態度も「積極的に出す」と「言われてから出す」に分かれますね。また、2のパターンの人よりも1、3のほうがよりより一層お店に来てくれそうに感じます。1はスタンプカードに工夫が必要です。3は理想ですが、お店のサービス、商品にも工夫しないと達成できないので難しいです。

 

ただ、スタンプカードをつくることではダメで、その内容、特典が顧客にとって魅力的なものであれば、来店頻度は上がるし、双方にとって良いと思いました。電子化されたポイントカードとの違いを深堀りしてみるとおもしろいのかなと思いました。