とある飲食店にて。
バイト「では、3500円ちょうどお預かりします。あと、当店のスタンプカードはお持ちでなないでしょうか?」
客「持ってないです」
バイト「よかったら作っておきましょうか?」
客「いいです」
バイト「では、失礼します」
バイトが入口の店長にそのお会計を頼む、、、
どうも!お久しぶりです!経営学系3年の松浦です。
すっかり肌寒くなってきましたけれども、「何だこの会話は?!」と思った方もいらっしゃると思いますが、実はこのやりとりはバイトの僕の体験なのです。このあと僕は少し店長から注意を受けましたが、みなさんはわかりますか?
答えは、僕がお客さん相手にYes or No の選択をさせたところです。
「作っておきましょうか?」ではなく、「作っておきますね!」と押して言ってほしいと言われました。なぜなら、そのカードを持っておくことでまた来店してくれる可能性は確実に上がるからです。財布にあるだけでも、広告力としても力があるということです。
ということで今回はスタンプカードについて調べてみました。
スタンプカードの役割は「次回来店の促進」「達成したことによる成果報酬」が主なことだとわかりました。電子化されたポイントカードだと「顧客管理」というのが主であるというのが違いですね。また、スタンプカードには有効期限がないものが多いというのも違います。なので、スタンプカードを使う業界は顧客管理の必要のない飲食、エステ、スポーツクラブなどで盛んだと考えられます。
この画像の上は銀だこのスタンプカードですけど、ゴールドカードなのです。3年前は赤カードだったのですけど、赤→銀→金という感じでランクアップして今に至ります。赤では20個たまると1舟サービスですが、金は10個で1舟サービスという感じで還元率が変わってきます。
下は南大沢駅の近くにある極壱というラーメン屋のスタンプカードです。こちらは貯めていく途中ごとに受けられるサービスが良くなっていきます。
どちらも貯めたくなる、行きたくなる工夫が施されていますね。また、特定の日はスタンプ二倍など、満点になると限定グッズを得ることができるなど、工夫して来店契機を増やしているところもあります。
スタンプカードを持つ顧客には次の3パターンあると考えられます。
1.スタンプカードがあるから来店する人
2.何気なくそのお店によく行っていたらスタンプカードが満点になり得をする人
3.そのお店が好きで、かつスタンプカードもあるから来店する人
1、3と2では会計時にスタンプカードを出す態度も「積極的に出す」と「言われてから出す」に分かれますね。また、2のパターンの人よりも1、3のほうがよりより一層お店に来てくれそうに感じます。1はスタンプカードに工夫が必要です。3は理想ですが、お店のサービス、商品にも工夫しないと達成できないので難しいです。
ただ、スタンプカードをつくることではダメで、その内容、特典が顧客にとって魅力的なものであれば、来店頻度は上がるし、双方にとって良いと思いました。電子化されたポイントカードとの違いを深堀りしてみるとおもしろいのかなと思いました。