こんにちは。3年の清水です。
自分はたまに学校終わりやバイト終わりにカップ麺を買ってお腹が空いたら食べるのですが、今回は最近話題のカップ麺について、4P分析をしていこうと思います。
それが、今年の二月に発売したこの「一蘭」のカップ麺です。一蘭と聞けば誰もが「あぁ」となるほど有名なとんこつラーメンのチェーン店ですが、今回史上初となるカップ麺を発売しました。開始から2か月で累計出荷数100万食を突破しており、その人気ぶりがうかがえます。
それでは早速4P分析に入りたいと思います。
まずはProduct、製品からみていきます。このカップ麺では一蘭のラーメンへのこだわりを何とか再現しようと研究が重ねられています。特に麵の再現には苦労し、スープは液体と粉末を両方利用し再現しています。そんな一蘭のカップ麺ですが、一番の特徴は麵とスープ、たれ以外には何も入っていないということです。普通のカップ麺にはチャーシューなどいくつかの具材が入っていることが多いですが、これには入っていません。これはラーメンの純粋な味わいを楽しみ、その美味しさに向き合ってほしい、からだそうです。これは逆に言えば後から自分で好きなようにカスタマイズできるということでもあります。これは大きな差別化がされているのではないでしょうか。
次にpromotion、販売促進についてです。特に大きな広告活動は行っていないように見受けられますが、ネットニュースでは大きく取り上げられたこと、またYouTubeなどに多くのレビューが投稿されていることなどから情報は消費者に広まっていると考えられます。また一蘭というチェーン店の持つ元々の知名度と初のカップ麺という要素により、そのインパクトは十分なのではないでしょうか。
そしてPlace、流通ですが、通販やコンビニなどでの実店舗で販売されています。消費者の手には渡りやすいと考えられますが、現状品切れによる入荷待ちが多く、入手しづらい状況にあると言えます。
最後にPrice、価格についてですが、この商品の価格は税込490円です。正直、高いです笑。一般的なカップ麺の値段の倍以上はします。また、具材がなく麺とスープとたれだけであるということを考えると、その異質さがよく分かると思います。コンビニでカップ麺を買う顧客層は価格も重視するように思われますが、それに対しこの価格は需要と少し離れていると考えられます。
以上のように、一蘭のカップ麺について簡単に4P分析を行ってみました。ネガティブな側面もいくつか見られましたが、それでも発売開始から2か月で100万食の出荷数を記録していることを考えると、十分にヒットしていると言えるのではないでしょうか。今後のこうしたカップ麺業界の発展には、一消費者としても注目です。