ファッション通販サイトの比較

こんにちは。福田です。

先日、韓国のファッション通販サイトを利用しました。そこで今回は日本の通販サイトと比較し、消費文化やマーケティングの違いを考えていきたいと思います。

私が利用したのは、gogosingという韓国ファッションブランドのサイトです。使ってみて感じた一番の違いは、写真に対するこだわりの強さです。もちろん通販での買い物は実際には手に取ることができないので写真を重視することは当然ですが、韓国のサイトではより重要視されているようでした。掲載されている写真の数は一点につき20枚以上のものが多く、中にはGIF画像のものもありました。さらに、スマホを使って自撮りした写真が多い印象を受けました。ただ商品を紹介するだけでなく、コーディネートの紹介や着た感じをイメージしやすくする意図が感じられます。

日本の通販サイトは、素材のアップ写真やカラーバリエーションの一覧などがメインで商品紹介に力を入れていることが伝わりました。

また、SNSの活用も一味違いました。日本も韓国もInstagramなどのSNSを使ってプロモーションをおこなっているファッションブランドは多くあります。SNSで自社の洋服を紹介し消費者に興味を持ってもらうことや、写真で着こなしを紹介してより多くの商品を買ってもらう戦略があるからです。しかし、gogosingのInstagramと商品ページの最後には、モデルの情報が掲載されています。売り出したいモデル側は宣伝の場として活用し、ブランド側はモデルを使った撮影を安価にできるため、双方のメリットが合致しているそうです。加えて、韓国ではインフルエンサーとして活躍する人が多く、人気のあるブロガーをはじめ影響力のある人に商品紹介をしてもらうことが重要であるようです。日本にも芸能人ではなく人気のあるインスタグラマーやYouTuberなど影響力のある人が増えつつありますが、一方でモデル紹介などの取り組みは日本のサイトではそれほど多くないように思います。インターネット大国である韓国だからこその消費文化も多くありそうだと感じました。国や文化の違いによって戦略やマーケティングが違うことは当たり前ですが、その違いを比較して、日本の消費文化の特徴を調べてみたくなりました。

参考文献