雪見だいふくの「だいくふう」

こんにちは!3年生の金平です。

だんだんと暑くなって、半袖で過ごす日も増えてきました。
本日は、そんな暑い日にぴったりなアイスの話題です!

以前、私が学内の生協で購入したアイスがこちらです。

雪見だいふくと桔梗信玄餅がコラボレーションした商品です。
再現度も高く、絶品でした!

このように、雪見だいふくはコラボ企画を多く実施し、様々な味を販売しています。

また、期間限定商品を出すことで、稀少価値を高め、消費者の「今購入しなくては!」という気持ちを引き出しています。

ロッテのお菓子やアイスをテーマにしたWebテーマパークである『LOTTE land』では、雪見だいふくの期間限定商品年表を見ることができます。

(画像:https://lotte-land.jp/yukimi/archive/)

このように、ここまで数多くの種類の期間限定商品を提供してきた雪見だいふくですが、実は“ネタ切れ”に陥ったこともあるそうです。

前置きが長くなりましたが、今回は、雪見だいふくが“ネタ切れ”を乗り切った独創的なマーケティング事例を紹介します。

 

2019年に雪見だいふくは、「一工夫加えた新しい食べ方」を募集しました。

この企画によって、雪見だいふくファンの間での話題を作ること・ファンの力を借りて新しいネタを見つけることが狙いだったそうです。

この企画の名前は「雪見だいくふう」。

雪見だいふくをもじった、ユーモア溢れるキャンペーン名ですね。

このネーミングによって、おいしさにこだわった食べ方の他にも、自由なネタを募集したかったそうです。

(画像:https://dentsu-ho.com/articles/7691

(画像:https://dentsu-ho.com/articles/7691

このキャンペーンによって、他社商品とのコラボレーションにも繋がったということで、しっかりとネタ切れを脱しています。

(画像:https://dentsu-ho.com/articles/7691

また、「塩味の食材を加えるとおいしい」という多数の意見を活かして、2020年のリニューアルでは、バニラアイスに塩味を加えたそうです。消費者の意見をしっかりと活用していることがわかります。

 

消費者は、製品やサービスについて様々な意見を持っています。
その意見の中には、製品をよりよくするヒントが隠れていることも少なくありません。よって、消費者の意見をどれだけ汲み取り、どれだけうまく活用するかということが重要になってくると思います。

以前は、大多数の消費者の声を知ることは難しかったと思いますが、デジタル化が進んでいる現在、企業と消費者はそれまでよりも繋がりやすくなりました。

SNSを利用して、消費者の意見を簡単に知ることができるようになり、「顧客と双方向にコミュニケーションをとりながら商品開発を進める」*ことができるようになったのは、この時代ならではだと思います。
この雪見だいふくの企画は、そんな「消費者参加型製品開発」の典型的な事例です。

SNSの使い方は難しく、時にはマイナスの影響を及ぼすこともあるかとは思いますが、上手に活用して、消費者の満足度を上げることができれば、企業にとっても消費者にとってもプラスの影響を生み出すことができます。

また、消費者からすると、もし自分の出した案が採用されたらとても嬉しいですよね。それが、雪見だいふくファンであれば尚更だと思います。この企画は、そんな雪見だいふくファンの心理も上手に活用していると感じました。

このように、「雪見だいくふう」は普段から応援してくれているファンの力を借りながらも、ファンに恩返しをすることを可能にした、素晴らしいキャンペーンだと感じました。

このキャンペーンは、2019年に実施されたものですが、みなさんもぜひ、自分だけの美味しい食べ方を見つけてみてはいかかでしょうか!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

(参考)
・*黒岩健一郎・水越康介「マーケティングをつかむ [新版]」(有斐閣、2018年)249ページより引用

雪見だいくふうに見る共創マーケティング | ウェブ電通報 (dentsu-ho.com)4/23参照

期間限定商品年表|雪見ドーム|LOTTE land (lotte-land.jp) 6/6参照

 

 

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