こんにちは!3年の横田です。
夏が近づくにつれ、アイスが食べたくなる時期!ということで、今回はハーゲンダッツのパッケージについて考えてみました。
今年で創業35年の節目を迎えるハーゲンダッツジャパンは、ミニカップアイス6種類のパッケージを今年6月から変更しました。
テレビCMでも中条あやみさんを起用した、「新パッケージ登場」篇を6月13日から放送しており、パッケージが変わったことを大きく宣伝しています。
新パッケージでは、今までのデザインに比べるとポップな印象を受け、「フレーバーごとに異なるユニークな体験価値、瞬間を表現」しているそうです。
確かに、現在放送されているテレビCMでも、新パッケージデザインの抽象空間で、様々な衣装の中条あやみさんが楽しそうに遊んでいる姿が印象的で、味というよりも体験価値を表現しているというのを感じました。
一目でデザインが変わったというのが分かるほど、大きくデザインを変更したハーゲンダッツですが、デザインが変わってもハーゲンダッツだということは分かりますよね。
その理由は、コーポレートカラーであるバーガンディレッドを、フタとロゴに用いているからだと思われます。
以前のパッケージでもこのバーガンディレッドが用いられており、クリスピーサンドやバータイプの他の商品にもこの色が使われています。
この、パッケージ、店舗、ロゴなどで統一された「コーポレートカラー」が会社のブランドを確立するために非常に重要なようです。例えば、「ハーゲンダッツ=美味しい=この色」というイメージが私たちの中に出来ると、「この色=ハーゲンダッツ=美味しい」となり、ハーゲンダッツの色を見るだけで美味しそう!となり、購買意欲が創造されます。
そこでブランドイメージが確立されていきます。
今回のパッケージ変更でも、コーポレートカラーを用いることでハーゲンダッツのブランド力は保たれつつも、大規模なパッケージ変更の広告により話題性による宣伝効果も生まれるのかなと思いました。
さらに、今回パッケージ変更に伴い、6月1日から希望小売価格をミニカップ、クリスピーサンド、バーの値段を272円から295円へと値上げしています。
値上げというとマイナスイメージが生まれやすいですが、それと同時にプラスの変更であるパッケージ変更を大きく売り出すことで、値上げによるマイナスイメージをカバーしているのかな、とも思いました。
パッケージ変更と商品イメージの関連について、他の商品も調べてみたいなと思いました。