ハイブランド×アニメーション

皆さんこんにちは!3年の池谷です。
今回は、最近幅広い分野で見かける「コラボレーションマーケティング」を取り上げます。一見結びつかないような分野の異業種間でのコラボレーションは、新しい価値の創造に繋がると思います。

その中でも、今回は、ハイブランドとアニメーションのコラボレーションの事例を2つご紹介します。
➀グッチ×ドラえもん


これは、今年100周年を迎えたグッチと2020年に50周年を迎えた有名なドラえもんのコラボレーションです。2021年の新年を祝うグッチの広告キャンペーンにドラえもんが登場し、様々なアイテムが期間限定ショップやオンラインショップ、世界の選ばれた店舗で発売されました。若い世代のトレンドに敏感な層に人気が出て、20代前半から30代前半を中心に、記録的な売り上げとなったそうです。

➁ロエベ×となりのトトロ


こちらは、スペインの老舗レザーブランドであるロエベとジブリ映画のとなりのトトロとのコラボレーションです。ロエベの「自然との調和」というブランドのコンセプトが、となりのトトロのストーリーと重なるという理由でコラボレーションが実現しました。バッグやウェア、レザー小物にトトロやまっくろくろすけがカラフルに描かれています。

このハイブランド×アニメーションという意外な組み合わせであるマーケティング手法ですが、いくつかメリットがあると考えます。
(1)新規顧客の獲得
ハイブランドは、値段設定を見てもターゲットは普通のブランドよりも狭いと考えます。そこで、認知度が高いアニメーションとコラボすることで、流行に敏感な層や、そのアニメーションのコアなファンという新たな顧客の獲得に繋がるのではないでしょうか。
(2)ブランド認知
幅広い世代、世界中で認知されている日本のアニメーションとコラボすることで、今まで高級ブランドを知らなかったり、身近に感じなかったりする世代にも認知されるきっかけとなると考えます。また、このような異業種間のコラボは話題性もあり、SNSで広まることも多いでしょう。実際に、私もグッチとドラえもんのコラボはInstagramやYouTubeでインフルエンサーが着用していたのを見て、存在を知りました。

このように、ハイブランドにとってアニメーションとコラボすることは、新たな価値を生み出す有効な方法の一つであるのではないでしょうか。ただ、ハイブランドならではのブランドイメージを保つことがコラボする上で課題になってくるのではないかと考えました。ここまで読んでいただきありがとうございました!

【参考】

・WWD コラボが日本経済を救う?「グッチ」×「ドラえもん」が百貨店各社で想定以上の大ヒット 2021/2/24

https://www.wwdjapan.com/articles/1180725/gallery/all?utm_source=yahoo_news&utm_medium=referral&utm_campaign=1180725

・BLOGOS 日本のキャラクターとコラボ続々 ファッションブランドが異色の商品を売り出す狙いは  2021/2/19

https://blogos.com/article/517999/?p=1

・ELLE ドラえもんと「グッチ」がコラボ!話題のコレクションどれを狙う?

https://www.elle.com/jp/pr-stories/promotion/g35157905/f-gucci-2101/

 

 

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