こんにちは!3年の山口です!
突然ですが、「うわ~!今無性に肉が食べたい!!」と思うことありませんか?私はあります。
そして先日ついに行っちゃいました。
そう、1人焼き肉です。
引かないでください。美容院帰りに昼食に迷っていたら偶然見つけてしまったんです。この「焼肉ライク」を。
ということで、本日はこの「焼肉ライク」について紹介します。
近年、おひとりさま需要は高まり、「第三次おひとりさまブーム」とも言われています。
以下はマイボスコム株式会社が行った調査における「店・施設をひとりで利用することの抵抗感」という項目の結果です。
ひとりでの利用に抵抗感を抱く人の割合は、少しずつとはいえ、9年前から減少し続けています。
しかし、同調査での「ひとりで利用したくない場所」という項目の上位に「焼肉店」が入るように、1人焼き肉に対する抵抗感はまだまだ高いと見受けられます。
そんな中、焼肉ライクは、「1人でも行ける焼肉屋」をコンセプトとして、2018年8月に1号店を出店しました。
カウンター席1つ1つにロースターが設置されており、また、席と席の間には仕切りが設置されているため、人の目も周りのペースも気にせず黙々と焼肉を楽しむことができます
(店舗によっては複数人で座れる席もあるそうです)。
さらに、焼肉ライクではこの1人で食事ができる空間に加え、「無煙ロースター排煙装置によって換気が行き届いている」という魅力もあり、このコロナ禍でも安心して外食ができることが人気の後押しになったと考えられます。
従来、焼肉と言えば滞在時間が長く、その分回転率が悪いというイメージがあります。実際に焼肉屋の平均滞在時間は2時間とされています。また、価格設定も高く、ハンバーガー店や牛丼屋の様に気軽に立ち入れるファストフード的な一面は兼ね備えていません。
しかし、焼肉ライクはその常識を覆し、焼肉業界でのポジショニングを成功させた企業と言えます。
まず、回転率の高さ。先程、焼肉屋の平均滞在時間は2時間と紹介しましたが、焼肉ライクはなんとそれが平均22分。これには1人で食べることに加え、注文は全てタッチパネルで完結、水はそれぞれの席でのセルフサービス、タレも全種テーブルに備え付けという食べる際の効率の良さも影響しているのではないかと考えられます。
そして、これにより人件費を削減することが可能であり、品質を落とさず安価で商品を提供できます。一番安い「バラカルビセット」「牛・豚カルビセット」は肉100gにご飯・スープ・キムチ・玉ねぎ付きでなんと580円!毎日でも食べられそうです。
ちなみに一部店舗では学割も実施されています。私もこの学割を使って通常900円の「豚カルビ&牛ホルモンセット」を660円でいただきました。ご飯おかわり無料です。
このようにして、焼肉ライクは焼肉業界で従来の店舗とは違う地位を確立しました。焼肉ライク代表取締役社長の有村壮央氏は「従来の焼肉屋さんと焼肉ライクは全然違うものだと捉えています。(中略)僕らは焼肉ライクをファストフードと位置付けしています。たとえば、ラーメン屋さんや牛丼屋さんなど、いわゆるファストフード店が僕らのライバルとなります。」と語っています。私が行った際も、昼休憩のサラリーマンが短時間で食事を済ませ退店している様子が多く見受けられました。一般的にファストフードとされるハンバーガーや牛丼などの選択肢に「焼肉ライク」が入る日もそう遠くはないかもしれません。
みなさんもサクッと焼肉、いかがでしょうか?
以上、ブログ担当なことをすっかり忘れており当日の深夜3時にこれを書き終えた山口でした!
【参考】
MyEL「おひとりさま(一人でのサービス利用)に関するアンケート調査(第4回)」(2020)
YAHOO!ニュース「1人焼肉ブームを生んだ「焼肉ライク」急成長のワケを社長に聞いた」(2021)