こんにちは!3年の吉野です。
気温の高い日が続いており、すっかり夏を感じるようになって来ました。
夏と言えば夏野菜!夏野菜といえばトマト!トマトと言えばKAGOME!ということで今回はそのカゴメが運営している会員制のコミュニティサイト、「&KAGOME」について紹介します!
「&KAGOME」は2015年にカゴメが開設したサイトであり、サイト上では会員が自由に投稿・交流ができるトークルーム、自身のレシピを投稿できる「レシピのーと」や&KAGOME限定のコラムや記事を閲覧できたりします。さらには、自社施設の見学会へと会員を招待したり、最近では家庭菜園のオンライン相談会といった取り組みもなされています。
現在会員数は3万人を超えており、さらに投稿やいいねやコメントを行っているユーザーの割合を示すアクション率も10~15%ほどある、とても活気のあるコミュニティとなっています。
&KAGOMEが開設された背景には、過去に野菜飲料の売上の伸びが低迷していた時期の市場分析の結果、わずか2.5%の顧客による購入がカゴメ商品の売上の30%を占めていることが判明したことがあります。カゴメは、売上の伸び悩みを打破するため、このようなユーザーに目を向け、カゴメブランドへのロイヤリティを高める目的で&KAGOMEを立ち上げました。
先日のゼミでソーシャルメディアマーケティングについて調べ、報告会を行いましたが、その中でソーシャルメディアは知る・伝える・繋がる・創るという4つの活用ができるということを教わりました。&KAGOMEのような自社コミュニティではより深い顧客との交流が可能になっています。ユーザーの投稿から顧客について知り、限定の記事を載せて情報を伝えることも、掲示板を介して顧客と繋がることもできます。また、19年には&KAGOME上の声をもとに既存製品の缶のトマトソースを改良し、少しずつ使えるチューブタイプの製品を開発するなど、顧客と創る活用法もなされています。
自社コミュニティは、SNSと比べると規模が小さくユーザーが限られてしまうのが欠点ですが、一部の顧客が売上の多くを占めるカゴメにとってはむしろ効果的にマーケティングを行うことができる場となっているようですね~!
~参考~
&KAGOME: https://and.kagome.co.jp/
カゴメが築く「ファンを夢中にさせる」戦略 わずか2.5%のユーザーに注目したワケ| IT mediaビジネスonline :
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2003/31/news032.html