プロ野球インターネット放映サイト パリーグTV成功の理由

こんにちは!三年の橋目です。
今回は今やプロ野球ファンの中では当たり前となったパリーグTVについて分析したいと思います。
 
ただ私がファンである埼玉西武ライオンズは現在5位と調子が悪いのでテンションは低めです。

 
まずパリーグTVとはなにかということなんですが、簡単に言えばパリーグTVがbs、cs放送されている映像を購入してサイトで流すというシンプルなものです。

地上波放送でのプロ野球中継が減ってきたなかで、インターネット放送という手法で現代のプロ野球中継に革命をもたらしました。
消費者にとってbs、cs用のアンテナの設置のコストがなく、またスマートフォンでも見れるお手軽さ、録画放送など様々なテレビにはないサービスを受けることが可能です。

料金は月額1450円、プロ野球のファンクラブ会員であると月額950円。

マーケティング的分析をしてみると、普及理論に基づいて考えた時、このサービスはイノベーターや初期採用者を狙ったマーケティングであったのではないかと私は分析する。いわゆるマニアと呼ばれている消費者は、自分がほしい情報や商品には評判や値段を気にせず購入する傾向がみられる。その傾向はパリーグのみ放送(現在交流戦の巨人阪神戦は例外)というところにも表れている。比較的地上波で放送されていて、また放映の料金が高い巨人阪神を含むセリーグを除き、野球が放送されない地域、球団がない地域などのパリーグファンにむけて始めたサービスだと分析できる。
最初はニッチ戦略で始めたサービスが徐々に広がっていき、大コンテンツになった背景にも様々な戦略がみられる。試合そのものの中継をみるためには有料会員にならなければならないが、試合の注目シーン、ダイジェスト、テキスト速報などは会員にならないでも利用することができる。さらにYahooやyoutubeなどとも提携していることが効果的なコマーシャルにつながっていると考えられる。このようなサービスの効果によって理想的な普及曲線を描いていると考えられる。
近年ではさらなる会員の獲得のために春季キャンプやオープン戦などこれまで現地でしか見られなかったものも配信するようになっており、クライマックスシリーズや交流戦のみのパック販売など消費者の選択の幅も大きくなっている。

最後に今日インターネットが普及し、ほとんどのひとがスマートフォンを持っている時代でパリーグTVのようなテレビとは差別化された映像配信コンテンツはこれからさらなる発展をとげるのではないかと私は分析している。



 



上のグラフを分析してみると確実にパリーグの人気が確実に上がってきていることがわかる。平成初期までのように巨人阪神が人気を独占しているという時代は終わったのである。これには少なからずパリーグTVの影響があると考えられるし、球団とパリーグTVがファンの増加によりウィンウィンの関係を築き上げているとわかる。

時代は人気のセ、実力のパから人気のパ、実力のパへ
 
 
参考にした記事
 


http://type.jp/et/log/article/packathon

http://kakeru.me/other/tam-pacificleaguesns/

パリーグTVをはじめ、パリーグ球団は積極的にファン獲得のためトレンドをしっかり見極め、取り入れてきた結果パリーグ全体の成長につながったのである。いまは徐々にセリーグもこのようなサービスを導入し始めている。ぜひこれからプロ野球人気がまた復活していってほしい。

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