忙しいあなたに時間を

こんばんは!3年の延対寺です。

今回取り上げる商品は「ルンバ」です。

お掃除ロボットとしてほとんどの人が知っているであろうこの商品は、どのように普及してきたのかを分析してみたいと思います。

 まず、どのような人をターゲットとしているのかを考えます。そうすると、独身あるいは夫婦共働きでなかなか家事に時間が割けない人、掃除機をかけるのも大変な高齢者などが考えられます。前者は「時間をお金で買っている」、後者は「サポートをお金で買っている」と言えます。これらの人がターゲットであると考えられます。

ポジショニングについてですが、掃除機とは違って買い替え需要ではなく、買い増し需要であるため、掃除機とはバッティングしにくい関係にあると考えられます。

  次に4Pを考えてみたいと思います。

この商品は掃除を自動でしてくれる、という元来の機能に加え、ピポポポーなどの音で掃除を開始するなどかわいらしい感じから、ペット感覚で扱う人も多く、このことも需要を生んでいると考えられます。

価格についても前シリーズよりも安価なものを発売するなど、購入しやすさも考えられていると思います。

また広告についてもテレビ、新聞、雑誌のみではなく、人が多く集まるような交通広告(JR、地下鉄など)にまで範囲を広げています。この広告のおかげか、「お掃除ロボット」といえば皆さんは「ルンバ」を思い浮かべるのではないでしょうか。

流通チャネルでは、初めはこの商品が都市型製品である、ということを最も生かせる百貨店に一転集中し、徐々に家電量販店や通販、富裕層向けの雑誌などを利用し、拡販の下地が整ってからはロードサイドの家電量販店に広げていきました。

 このように見ていくと、ルンバはターゲットやポジション、広告や流通に至るまでうまく普及していくように工夫されているなと感じます。今回調べていて、自分もルンバが欲しいなと思いましたが、物が散らかりすぎてルンバが動けるスペースがないので、物を片付けてくれるロボットが欲しいです。

参考

http://www.yano.co.jp/opinion/121001.html

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