動く広告塔

こんにちは、祝日の無い6月に入り絶望してる3年の小山です!
今回はラッピング車という広告方法についてお話したいと思います。
皆さんは電車やバスなど、公共の乗り物の車体に絵や写真が広告として写っているものを見たことがありますか??
実際に乗ったことがあるかどうかは別として、皆さんが一番よく知ってそうな例で言うとポケモンジェットがそれに当たるかと思います。(この場合は飛行機ですが)
ラッピング車が一般的に普及しだしたのは割と最近で、2000年に石原元都知事の発案により、都営バスの車両を広告媒体として営業赤字を補おうとした際に広く知られるようになりました。
しかしこの手法自体は元々世界的に使われており、日本でも1964年から行われていました。
ただ当時は広告を車両に直接全面塗装を施していたため、施行や変更などに多大な手間がかかったために短期の広告としては不向きなうえ、デザインの制約も大きかったそうです。
1990年代から、印刷したフィルムを車両に貼り付けることでこの問題は解決し、現在の普及に至ります。
とはいっても広告を出す側のコストとしては依然として大きいです。山手線で言うと、2週間11両の電車を4編成ラッピングする場合2千万円ほど、4週間なら4千万ほど掛かるそうです。
他の沿線であればもっと安いところもありますが、1日に山手線の新宿駅で降りる客数は約210万人、渋谷・池袋で約各140万人ということを考えると、広告効果としては大きいと思われます。
また、参考までに大手新聞に広告を載せる費用を調べてみたところ、2000~5000万円ほど掛かるそうなので、多くの年齢層に知ってもらうという意味では、有効な広告方法なのではないかと!
最後に問題点を挙げるとすれば、京都では景観のためにラッピングバスが規制されたり、東京でも小田急電鉄で藤子・F・不二雄作品のラッピング電車が都の指摘で予定より早期終了となったことを考慮にいれると、ラッピング車広告に踏み切る前にコストが無駄にならないよう、検討していく必要性はあると感じました!
参照:

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