ブックオフ

こんにちは!3年の平山です。

私は漫画が好きで本屋やブックオフによく行きます。そのブックオフが昨年、上場以来初の最終赤字転落となり、今年もまだ回復していません。赤字転落した要因はいろいろありますが、主力である書籍の売り上げが低迷していることが大きいみたいです。そこで今回はブックオフの古本について、ファイブフォース分析で分析してみたいと思います。

<買い手の交渉力>
本を安く買おうと考えている人にとってブックオフは、安くて品揃え豊富であり、また中古本を販売する店舗だとトップクラスで有名なことから買い手は多いと思います。

<売り手の交渉力>
以前は大量の本を買い取ってくれるのは、ブックオフくらいしかなく、買い取り価格をあまり気にせず本を持ち込む人が多かったです。しかし、最近はヤフオクやメルカリなどのオークションサイト、アマゾンなどのネット中古通販があるため、ブックオフに古本を持ち込む人が減ってきています。そのため対策として出張買取サービスを始めたようです。

<新規参入業者の脅威>
新しく古本屋をはじめたい業者は、安さや品揃えでブックオフと競争していくのは厳しいと思います。

<代替品の脅威>
ネットの普及により、オークションサイトやネット中古通販を利用する人が増えてきています。そのため、オンライン事業を設立したり、ヤフオクと提携したりして対策しています。
↑ 販売ルート別推定出版物販売額(億円)
http://www.garbagenews.net/archives/1984893.html

ブックオフがオンライン事業を開始したのは2007年の8月で、上の図からもわかるように販売ルートとしてインターネットが現れた年です。
また、ヤフオクとの提携により、店舗とヤフオクで併売することで、回転率を高めることができます。

<業界内の競合関係>
他の古本屋からしたら安さと品揃えでブックオフと競争していくのは厳しいと考え、漫画、歴史、小説などの専門分野に特化している店が多いです。そのため、競争を回避しています。

以上のことから、代替品の登場により、ブックオフより高く売れるので、ブックオフに本を持ち込む人が減り仕入れに苦戦している。ブックオフの場合、大型店舗を展開し大量の在庫を抱えているため、コスト的に致し方ない面があるが、オークションサイトのような市場運営型企業の場合、こうしたコストは限りなくゼロに近くなります。このため余分なコストが掛からず、売りたい消費者と買いたい消費者を最適にマッチングすることが可能です。

分析をしてみて、代替品の脅威を取り除くことができれば業績が回復できるのではないかと思いました。ブックオフもオンライン事業やヤフオクとの提携により対策をしていますが、買い取り価格の見直しなどを行い顧客を取り戻す必要があるのではないかと思います。

参照
http://www.bookoff.co.jp/corporate/company/bookoffonline/news2016.html
https://thepage.jp/detail/20170412-00000002-wordleaf

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