こんにちは!3年の平山です。
今月の16日にボジョレー・ヌーボーが解禁されましたね。今年は今世紀最高と称される2015年を上回る芳醇さと優美さが魅力だそうです。そこで、今回はボジョレー・ヌーボーについてみていきたいと思います。
日本は非常にボジョレー・ヌーボーの消費が多い国で、少し古いデータになりますが、2012年では輸入量世界一位でフランス国内販売量の約半分の量を輸入しています。その理由としては、ボジョレー・ヌーボーの解禁日は11月の第三木曜日であり、日付変更線の関係で一番早くその日を迎える発展国は日本であるということと、バブル期と1997年頃の赤ワインブームにより人気が出たからです。ボジョレー・ヌーボーが日本で長く売れ続けるマーケティング戦略をみていきたいと思います。
1つ目は、解禁日を設けたこと。(スノッブ効果、ヴィブレン効果、バンドワゴン効果)
これにより商品の希少性、価値が高まるなどの効果があります。また、日本でブームがあったことで人気が高まり、売れている商品がほしいという効果も高まります。もともとはこういった戦略を見越して解禁日を設けたのではなく、早出し競争により商品の価値を下げないために設けられたものでした。結果的にはより商品の売り上げが増えたみたいです。
2つ目は、解禁日という記念日を設けたことにより、消費者の中ではイベント的な存在になること。(記念日マーケティング)
これにより毎年同じ時期にボジョレー・ヌーボーが解禁されるというように消費者の中で定着し、瞬発的な売り上げが見込めます。また、消費者を喚起しやすく、継続的な売り上げも見込めます。
3つ目は、11月の第三木曜日にはボジョレー・ヌーボーが解禁されるということを習慣化させたこと。(フックモデル)
実際日本では毎年盛り上がっているような気がします。また、ボジョレー・ヌーボーが好きな人は毎年この日に買うと思います。
以上のようなマーケティング効果があると思います。1つ目のところで述べたようにこのようなマーケティング効果を狙って解禁日を設けたのではなく、解禁日を設けたらマーケティング効果が高まったという面白いケースでした。私はほとんどワインを飲まないのと高くてまだ手が出ないので飲んだことはありませんがいずれ飲んでみたいと思います。
https://www.enoteca.co.jp/BJN/index.html
参考
https://allabout.co.jp/gm/gc/292525/3/