微ール?ル?

こんにちは、3年の町田です!

もうすっかり夏ですね~。今回は連日の猛暑のお供に最適な、あるビールを紹介します。今回のブログは「お酒大好き!アルコール度数は高くてナンボ」という人だけでなく、お酒が苦手な人、お酒の場で失敗した経験がある人、はたまたお酒を飲んだことが無い未成年の人にも、見ていただきたいです。

そのビールは、先日アサヒビールが発売した「ビアリー」です。

ビアリーはアルコール度数がなんと0.5%と非常に低く、微量のアルコールを含む酒類・微アルといったカテゴリーに分類される商品です。通常のビールと同様に、100%ビール由来の原料である厳選した麦とホップを使って作られた後に、独自の脱アルコール製法で、アルコール分のみをできるだけ取り除いています。それゆえに、アルコール度数が低くてもビールの味わいやのどごしはそのまま残っています。

また、ビアリーはアルコール度数が0.5%だからこそ、お酒が苦手な人でも飲みやすく、何か作業をしながら飲んだり、翌日の心配をせずに軽くお酒を飲むこともできます。ビアリーは多様な人・飲酒スタイルに適したビールと言えるでしょう。

現在のコロナ禍において、飲食店での酒類提供が制限されたり、オンライン飲み会や家飲みが増加したりと、飲酒スタイルは急速に多様化しています。ビアリーはそういった現状にマッチした商品だと思いますが、ビアリーの開発には約3年半かかっており、ビアリーはコロナ禍の消費者のニーズを汲んで開発された商品ではありません。では、どういった目的で開発されたのでしょうか。

開発元のアサヒビールは「スマートドリンキング」という考えを提唱していて、これに基づいてビアリーは開発されました。

スマートドリンキングとは、お酒を飲む人・飲まない人、飲める人・飲めない人、飲みたい時・飲めない時、あえて飲まない時など、様々な人々の状況や場面における「飲み方」の選択肢を拡大し、多様性を受容できる社会を実現するために商品やサービスの開発、環境づくりを推進していくことです。

欧米では数年前から、若者を中心とした健康志向の高まりから「ノンアルコール」「低アルコール」のトレンドが加速しており、その傾向は日本でも見られます。お酒の健康被害を意識して、ノンアルコール飲料や低アルコールビールを選ぶトレンドは世界規模で拡大しています。スマートドリンキングはこういったトレンドにも適合した考えですね。

アサヒビールを傘下とするアサヒグループホールディングスは、アサヒスーパードライやクリアアサヒといった代表的なビールを揃えており、ビール市場では圧倒的シェアを誇るリーダーポジションです。そういったリーダーが自身のポジションを維持するためには、最も利益が出るセグメントを優先するだけでなく、幅広いセグメントに向けた商品を提供する必要があります。更には企業のイメージ維持も不可欠です。

したがって、「ビールが好きなセグメント」に向けた従来商品だけでなく、「普段ビールやお酒を好んで飲まない・飲めない状況にあるセグメント」にも目を向けた商品を開発することが必要です。また、スマートドリンキングに基づく商品を提供することで、「飲酒の多様化を受容する」といった社会的責任を果たして、企業の良いイメージを維持することも重要です。ビアリーはこの両者を叶える商品だと言えるでしょう。

20歳以上の皆さんはビアリーを片手に、楽しいお酒時間を過ごしてみてはいかがでしょうか!

余談:ホームページ上では「『ゲーム+微アル』『片付け+微アル』など、ビアリーはどんなシーンにも寄り添える!」とありました。私も「ゼミブログ+微アル」ということで、ビアリーを飲みながら執筆しています。それゆえに誤字・脱字をもし見つけても、今回は見過ごしていただけると幸いです。

【参考】アサヒ ビアリー | アサヒビール (asahibeer.co.jp)

ニュースリリース 2021年6月23日|アサヒビール (asahibeer.co.jp)

アルコール度数0.5%なのに飲みごたえあり!アサヒビールが発売する微アルコール飲料「ビアリー」の完成度|@DIME アットダイム