こんにちは!3年の矢野です。
突然ですが、この写真のロボットを見たことはありますか?このロボットはすかいらーくグループの飲食店やサイゼリヤなどに導入されている配膳ロボットで、見たことのある方も多いのではないでしょうか。
この猫型配膳ロボットはPUDU Roboticsが開発した「BellaBot」というロボットです。このロボットはただ料理を運ぶだけでなく、約30種類のセリフを話し、言葉に合わせて表情も変化します。また、耳やおでこをなでると喜んだり、逆に機嫌が悪くなったりと猫のような性格であることも特徴的です。
このブログではこのロボットが受け入れられるようになったと考えられる2つの側面について紹介していきます。
1つ目は従業員、店舗のことをよく考えられた設計になっているという点です。このロボットは秒速10cm~120cmの間で走行スピードを変えることができ、料理が冷めないかつ汁物がこぼれない最適なスピードを何回もの実験で割り出し、ちょうど良い速度を設定しています。また、既存のプログラムに独自のアレンジを加えることができ、店舗ごとに調節することができます。
価格は291.5万円で初期投資はかさんでしまいますが、仮に時給1,000円の従業員1人分の労働をするとして人件費を考えてみます。
1日12時間稼働の店舗で月に30日営業したとすると、、、
1000円×12時間×30日=360,000円
1ヶ月で36万円の人件費節約になり、8ヶ月で288万円となるため、ほぼ元を取ることができます。このことを考えると基盤がしっかりとしたチェーン店では初期費用よりも後のメリットの方が大きいと考えられるのではないでしょうか。
また、ロボットを上手に利用することで作業量、回転率の改善も可能であるほか、その空いた時間で従業員が別の作業を行うことも利点であるといえるでしょう。
2つ目は話題性があるという点です。猫型の配膳ロボットは普通のロボットに比べて愛嬌があり、様々な反響を呼んでいます。
この間ガストでネコの配膳ロボット見たんだけど、「もうダメにゃん…充電足りないにゃん……」て言ってシオシオしながら動き止めてて、可愛いな…と思ったんだけど、しばらくしたら「充電❗️してに゛ゃあぁぁあ‼️💢💢」て叫び出してクソ笑った。労働環境に妥協しない強気さは見習わなきゃいけない。
— へいそてゃ (@1Lgutugutu) July 10, 2022
すかいらーくで猫ロボット同士がどいてくださいにゃと互いに言い合ってぶつかり合ってる pic.twitter.com/MOq1h4uW64
— 逆襲 (@gankilyuu) September 19, 2022
このようなツイートを見ると実際にこのような光景を見てみたくなりませんか?
このように実際に店舗に行った顧客がSNSなどで発信することで話題を呼び、実際見てみたいと興味をもってもらうきっかけを作ることができます。
また、実際の店舗ではグループ内での話題になっていたり、子供からの支持が特に厚く、従業員が商品の提供を行った際に「ロボットが良かった」と泣き出してしまう子供がいたりと注目の的となっています。
猫型配膳ロボットは店舗側、顧客側にとってもうれしいメリットがあり、愛されているからこそ急速に広まっているのではないかと感じました。もし、見かけた際にはなでてあげてみてください!
【参考文献】(2023/5/9最終アクセス)
https://yonayonafreedom.net/archives/3870
https://www.walkerplus.com/article/1107021/
https://hasihirocap.com/berabotto/