握手券=1500円?

どうも!先週に引き続き3年の菅谷です!

今回はいまや国民的アイドルとなったAKBグループのマーケティングについて調べてみました。(僕は乃木坂派ですけど笑)

 

AKBグループは「会いに行けるアイドル」として従来のマスメディアを通して見るだけアイドルと違い、劇場などで実際に会えるということで当時としては斬新なものでしたが2005年の最初の劇場公演の一般客はたった7人しかいなかったそうです。

当初は「メンバーと同世代ぐらいの若いファンを主なターゲットする」としていましたが「秋葉原のオタク向けのアイドル」といったイメージが強くそこまで知名度は高くありませんでした。しかし劇場での公演などを継続して行い徐々に知名度を上げていき今では音楽業界の第一線に立ちました。

そこでこのAKBグループのマーケティングを4Pに基づいて分析していきます。

<Product>
AKBグループは「会いに行けるアイドル」というコンセプトの基、「ほぼ毎日行われる劇場での公演」、「CDに握手券などの特典を付随」「複数形態でのCD販売(これはAKBに限りませんが)」等により消費意欲を高めています。

またメンバーのタイプも“かわいい系”“美人系”など多種多様な女の子を採用し、メンバーの入れ替わりも常に行っているためファンの裾野も広くなっています。

<Price>

最初のほうでも述べた劇場での公演は他のアーティストのライブに比べてはるかに安価に設定されており、収入の低い若いファンを対象としています。その反面CDは一枚あたりの値段は他のアーティストと大差ありませんが特典を目当てに熱心なファンの中には数百万単位で購入する人もいます。
この特典はそもそも複数購入してもらうことを目的としている一面もあり、極端な例では44種のポスターをランダムで1枚封入し、44種すべてを揃えると特別イベントに参加できるという企画がありました。この企画自体は独占禁止法に触れる恐れがあるとして中止になりました。(44枚のCDを購入することですべてのポスターが揃う確立は77京1468兆8909億1789万4000分の1です)

<Place>

AKBグループは秋葉原を拠点としているAKB48のほかに全国各地や海外に姉妹グループがあり、曲などにそれぞれの特色を出しています。それによって各地域のファンが親しみやすくなっています。

<Promotion>

AKBグループは各メンバーがそれぞれブログやSNSなどを通して情報を発信しており、ファンもコメントできるようになっています。これはインターネットが普及した現代に適したプロモーションだと言えます。
またゴールデンタイムで一年に一度の「総選挙」と言われるイベントを放送したり、30分程度のバラエティを放送することでまだ認知していない層の目にも止まるようにしています。

CDの販売方法に批判がおきたり、ファンが近いことによる事件もありますが「会いに行けるアイドル」としての戦略は今では他の多くのアイドルが取り入れていることから成功していると言えるでしょう。