買いたいよりも「行きたい」

こんにちは!3年の坂本です。

新年度になり、久々に大学に行くと新入生がたくさんいて、これからの新しい生活に心躍らせている感じが伝わってきていかにも春らしいなと思いました。

さて、春は引っ越しが多く、家具を買いに行く機会も増えることかと思います。そこでどの家具販売店で家具を選ぼうかと悩む人もいると思います。

私が家具と考えて思い浮かべるのは「IKEA」です。ちょうど2年前の春に立川に新店舗がオープンし、初めてIKEAに行ってからも何回か足を運んでいます。
そこで今日はIKEAへ行くと必ず体験する特徴的な店内レイアウトについて考えていきたいと思います。

IKEAの店内レイアウトの特徴として特に挙げられるのは、上の写真のようにモデルルームエリアを順路通りに進んでいっても通路がジグザグになっていてまるで迷路のようになっていることです。
この迷路のような通路はお客さんになるべく売り場で過ごしてもらう時間を増やすための工夫であるとともに、店内をくまなく歩く構造となっていてお客さんにより多くの商品を見てもらい、購買に繋げようという意図が考えられます。

ですが、そんなに長い距離を売り場で歩かされたら疲れてしまいますよね。

そこでIKEAでは通路の途中にレストランを設置しています。

このレストランでは、ドリングバー、デザート、カレー食べ放題まであり、まるでファミレスのような場所で買い物途中に一休みするには最適な場所となっています。家族連れなどはもちろん多かったのですが、私がそこで印象に残ったことは友達と話していたり、勉強している高校生が多かったことです。この高校生たちは「家具を買う」ということよりも「IKEAに来る」ということを目的として楽しんでいました。

このレストランこそ、IKEAを単なる家具販売店にしていない理由の1つだと思います。

このレストランは家具購入のためにIKEAに来るお客さんの一休みの空間となるだけではなく、家具購入を目的としていないお客さんの来店を促す空間にもなっているのです。
IKEAはお客さんに家具という「物」を売っていると同時に、「空間」も提供しているといえます。
かつてのIKEAの経営者は「IKEAをディズニーランドにしたい」と語ったそうで、このような空間が作り出されるのにも納得がいきます。

まるでモデルルームがアトラクションであり、歩き疲れてお腹が空いたらレストランで食事、休憩をする。
そんな遊園地のような魅力的な空間がIKEAでは作られていることがわかりました。

<参考資料>
http://rocketnews24.com/2011/01/26/ikea
http://toyokeizai.net/articles/-/62577

ハンドメイド通販サイト

こんにちは!はじめまして新3年の坂本七海です。
皆さんは「minne(ミンネ)」というサイトをご存知でしょうか?
GMOぺパボが運営しているハンドメイド作品の販売できるサービスです。誰でも利用登録をするだけで、簡単にハンドメイド作品を販売したり購入したりすることができます。取引をする際に必要な手続きや代金のやり取りはminneが仲介・代行してくれるので安心して利用することができ、昨年末の時点では17万人の作家が登録、201万点の作品が出展されています。また、利用登録料は無料で、作品が売れたときにのみ販売手数料10%(税抜)がかかります。

自分の趣味でちょっとしたお小遣いを稼ぎたい、自分の作品を多くの人に知ってもらいたい、など出展者の方々の目的は様々です。プロの作家ではなかったにもかかわらずminneを通して人気作家になった方もいるそうです。面倒な手続きや代金のやり取りを自分でする必要がないのでネット通販が初めての人でも気軽にはじめることができるのも魅力的な点です。

さらに出展者向けの勉強会を無料でほぼ毎月行っていて、価格背っていや写真の撮り方、商品説明の書き方などを学ぶことができます。このような企画は出展者の方にとってはもちろん運営側の利益にもつながるのでとてもよい企画だと思います。

私もminneの利用登録をしているのですが、たくさんの作品を見るだけでも楽しいですし、ハンドメイドで1点ものということでついつい購入してしまいます。また購入した作品は作家さんがそれぞれラッピングして送ってくださるので、家に届くとまるでプレゼントをもらったような気分にもなります!

最近ではハンドメイド通販サイトだけでなくメルカリなどのフリマサイトも増えていて、自分の作品や不要になったものを売りたい、自分の好みのものを安く買いたい、という2つのニーズに応えるサービスが増えてきています。利用者のニーズをしっかりと見極めることで、こういった現代に合わせた多様なサービスがどんどん増えていくのではないかなと思います。

参考:http://appmarketinglabo.net/minne/

新発売 チューハイ アサヒ もぎたてについての考察

こんにちは!新三年の橋目です。

MIZEMIへの初投稿は大学生お馴染みのチューハイについてです。

  
 
 味はレモン、グレープフルーツ、ブドウの三種類。値段は350mlが150円程度。

チューハイといえばもはやお酒の定番商品で各社数々の商品を売り出しているが、なぜアサヒビールは今回、『もぎたて』というあたらしい商品を開発したのかについて考える。

チューハイという商品はもともとアルコール度数が弱く、お酒があまり飲めない人向けに開発されたものである。そこからだんだんチューハイを飲んでがっつり酔いたい、ビールは苦手だけどチューハイは好きというニーズに向けて、アルコール度数が高いストロングタイプのチューハイが発売されヒットしている。そこで今回の商品の発売は消費者のニーズがもう一歩進んだことを表していると私は考える。これまで安くチューハイで酔えればよかった消費者のニーズがもうストロングチューハイ系の商品である程度満たされたため、それに加えておいしさを求めるように消費者のニーズが変わってきているのではないか。

去年キリンからも氷結プレミアムという商品が発売されたが、この商品は高価格帯商品でチューハイの価格帯から大きく外れているのでもぎたてとは異質な商品である。今回アサヒは既存のチューハイを買ってくれる消費者層をターゲットにしてもぎたてを販売している。

  個人的に缶のチューハイをあまりおいしいとは思わないが居酒屋で飲む生グレープフルーツサワーなどの商品はとてもおいしく感じる。アサヒの開発担当者も同じことを考えこの商品を開発したことをインタビューで述べている。

  とれた果物を24時間以内に製品にしているということがウリのもぎたてが現状のチューハイ市場を大きく動かすかもしれない。

  皆さんもぜひ一度従来のチューハイと飲み比べてはいかがでしょうか?
 

読みやすいのにためになるこの一冊!

こんにちは。ゼミ3年の延対寺です。春休みが終わり、早くも夏休みが待ち遠しいです。初めての投稿なので緊張しています。

今回は、このあいだセブン&アイの会長を引退表明したことが報道された、鈴木敏文さんの「売る力」という本について書いてみたいと思います。
この本はゼミを決める面接のための準備をするため、親にマーケティングの良い本がないか聞いたところ、この本を勧められたため読み始めました。最初はそんな感じで読み始めた本でしたが、読んでいくと役に立つためでなく、具体的な説明があるため説得力があると同時に読みやすくなっていて夢中で読んでしまいました。

 私がこの本の中で印象に残った点を2つ挙げたいと思います。

1つ目は、新しい商品を開発するときは、現在あるAという商品をA’ にする程度ではなく、BやCにするといった革新的な改良が必要になるということです。売り手からすると、すでにある商品のいいところを取り入れ新しいものを作ったつもりでも、買い手から見るとあまり変わっておらず、飽きられてしまうことが多いからだそうです。

 2つ目は、価格が安いAと高いBという2つの商品を用意すると高い商品の価値を感じられず、安いほうでも良さそうだという心理が働き安いほうが売れるそうです。しかしここに、さらに価格が高いCという商品を加えると買い手は、BはAよりかは上質そうだけどCよりかは手軽だ、と考えBが売れるようになるそうです。これは買い手がその商品を「上品さ」「手軽さ」の2つの視点から考えた結果だと述べています。

このようにこの本には、長年経営者を経験したからこそ分かるようなものが多く書かれています。ここに紹介したのはほんの一部に過ぎないので、気になる方はぜひ読んでみてください。

定額動画配信サービス

こんばんは!お正月のまったりがぬけきれていない浅田です、、

今年のお正月前後はhuluで海外ドラマを狂ったように見て過ごしました(心身に悪そう)

今回は、huluのような人を狂わせてしまう
定額動画配信サービスについて調べてみました。
定額動画配信サービスとはその名の通り月々定額を払うことで、
何万もの動画(映画、アニメ、ドラマ等)が高画質で見られるというサービスです。
2015年9月には、世界で6900万人を超えるユーザー数を誇る、最大級の動画配信サービス「Netflix」が日本でサービスを開始するなど、続々と新サイトが設立されています。
代表的なサイトは、ドコモが運営するdTV,Hulu,U-next,Netflixが挙げられます。
価格は500円から2,000円ほどで、アニメが強い、海外ドラマが強いなど番組内容などに差があるようです。
ネットで検索すると、サイトの比較が多く出てきました。
詳しくはこちらで見ていただければわかります!
これらのサイトは一定期間無料視聴期間が設けられその後有料になるというスタイルが多いです。まずは多くの人に利用してもらうことで利用者を増やそうということですね。
(わたしもまんまと引っかかり、半年ほど契約していました)
海外ドラマやアニメは何シーズンもあることが多いので、見終わるまで解約しないという人も多いはずです。なのでこの戦略は定額動画配信サービスにおいてはかなり有効なのではなかと思います。
無料期間があるのはどこのサイトも同じなので、利用者を獲得するには各サイトと差異をつけなければなりません。
今のところ、サイト比較を見る限り
①力を入れるコンテンツの違い
海外ドラマが多い、オリジナルの動画が配信される(Netflixのテラスハウス等)
②価格の違い
③画質の違い
というのが主な差異のようです。
わたしとしては、これだけでは視聴者にそのサイトを選択する強い理由にはならないのでは??という印象です。
保育園児が好きな番組をそろえた子守用サイト
海外ドラマを網羅するサイト
のようにもっと視聴者やシーンを絞り、特定の番組を揃えたニッチな動画配信サイトであれば選択されるのではと思います。
こども用サイトを例にとると、ターゲットをしぼることで、
こどもに悪い動画は全く載せない、一度に見られる時間を制限するなど
他のサイトにはない特徴をつけられると思います。
利用者も自分に合わせてサービスを受けられるようになるとうれしいですね。
ですがみなさん見すぎにはくれぐれも気を付けましょう(^○^( ‾!!!!!!!!!

小川進『ユーザーイノベーション 消費者から始まるものづくりの未来』 東洋経済新報社

あけましておめでとうございます。阿部です。


先生から「年内に!」と言われていたのに年が明けたどころか世間では成人式まで終わってしまいました…申し訳ありません。


今回は書評に挑戦してみたいと思います。


Sカレが終わり、ゼミで反省会をしていたときに先生から「ユーザーイノベーション」という言葉を聞きました。
私は(……ユーザーイノベーションってなんだろう…)となったので、今回はそれに関するこちらの本を選びました。
アマゾンで「ユーザーイノベーション」と検索して一番上に出てきたのがこの本でした。

この本では「「イノベーション」は「大学や企業」から発信される」という前提を疑問視し、「ユーザー(つまり主に消費者)もイノベーションしているのではないか」という仮説を検証しています。
普通の時計を子供が時計を読めるようにするため色分けする、というのはユーザーイノベーションとして挙げられている一例です。



この本の中で私が興味を持ったのは、「知的財産権はユーザーイノベーションを阻害する可能性がある」という点です。
おもちゃで有名なレゴ社の事例が挙がっているのですが、レゴ社の商品に「マインドストーム」というプログラミング学習用のロボット組み立て教材がありました。

それに世界中のハッカーが飛びつき、ソフトウェアのコードを解析し公開します。これによってマインドストームのコンピュータプログラムを書き換えてしまえば、販売されているものよりも自由な動きができるようになってしまいました。
初めレゴ社の対応はプログラムを解析したハッカー達を訴えるつもりでしたが、ネット上ではマインドストームに様々な動きをさせている様子が多くの人によって公開されていました。これを見てレゴ社はむしろプログラムを改変することを「支援」し、さらにコンテストを行うなど消費者を開発に取り込もうとしました。その結果マインドストームは大ヒット商品となります。


もしこの時ハッカー達を訴えていたらマインドストームのヒットは無かったかもしれませんし、それどころか裁判の費用が大きくかかった上にプログラムの改変は根絶できないままだったかもしれません。とはいえ知的財産権を完全に放棄するわけにもいきませんし…今後のあり方を考えてみようと思います。


これはこの本の中の一例でしかなく、「ユーザーイノベーション」と一口に言ってもイノベーションの形態やそれを行うユーザーの動きも様々に紹介されています。
クックパッド、iPhone、初音ミクなど私たちにとっても新しいものが多く例に使われているので読みやすいです。


「ユーザーイノベーション」というワードだけで手に取った本でしたが、インターネットの普及した現在では非常に重要度が高く奥の深いものだと感じました。
しっかりとした理解にはユーザーイノベーションに関する他の本や、この本をもう一度読む必要がありそうです。

夢とく商品券

こんにちは。大倉です。

年内最後のゼミまでにブログを投稿することになっていたのですが、投稿し忘れてしまい、年内までにはと言われていたのですが、ギリギリになってしまいました。。。笑

今回は帰省中ということで、地元関連の話題をと思い、取り上げたのが「プレミアム付き商品券」です。

あいつとの想い出を売りさばこう!

おはようございます、中嶋です。
そろそろゼミ除名されかけてます。よいネタを見つけたのでブログを書きます。

突然ですが皆さんは忘れられない恋をしましたか?
恋人からもらったプレゼントを取っておくなんてことはしていませんか?

どきっとした皆さんに知ってもらいたいイベントが今年の夏、クリスマスイヴに行われていました。

それが「元カレ元カノフリマ」です。

これは元恋人にもらったモノや元恋人との思い出の品を出品者が売る、といった形式のフリーマーケットで、エピソード付きで品物を販売。思い出を手放して、新しい恋をはじめることを応援するというコンセプトのもと開催されました。
思い出とおさらばして前に進みたい出品者はもちろん、いわくつきの商品を求める人が、会場に入りきらない程殺到し、大盛況tとなったそうです。出品例として婚約指輪、同棲予定だった彼氏から贈られたベッド、キッチン用品、家電、彼女のために作ったオリジナルのラップ曲、ディズニーランドペアグッズほか約100点以上ありました。
次の画像のように売ることができます。
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なんとも悲しいコメントです。

なかにはこんなものもありました。

手作り感満載のこれまた捨てづらそうな一品です。
出店者達の開き直ろうとする気持ちが溢れ出るイベントだといえますね。
また会場ではフリーマーケットだけではなく、恋愛供養コーナー、恋愛相談コーナーもあり、ロケットニュース24でも恋愛コラムを執筆中の、菊池美佳子先生が相談に乗ってくれたりするそうです。

主催者はイベント企画会社のSCRAPで同企業はリアル脱出ゲームなどユニークなイベントを渋谷道玄坂のヒミツキチラボで開催しています。入場料は500円(1ドリンク別途かかります)でプライバシーを考慮した代理出店もしてくれます。

マーケティングの観点からいえば、本人は売りたいとは思ってなかったかもしれないけど、売れれば確かにいいことだ!というように本人でも気づかなかったような潜在ニーズを見事につかんだ企画といえます。夏に初めて開催されてからあらゆるメディアに取り上げられ話題になったこともあり、第二回目のクリスマスイヴには売らなくても会場に行ってみたい!という人が多数来場したということです。次回開催される日も近いのではないでしょうか。みなさんもぜひ出店してみてはいかがでしょうか。
誰にもメリットがある機会づくりができていてとても勉強になりました。

以上です。

隠れた魔法!インストアマーケティング

こんにちは、森桶です。

前回はSカレを言い訳にブログ投稿を一回休んでしまいました。いつも見てくれている方には申し訳なく思っています。気を取り直して今回はがんばらせていただきます。

 

以前経営学の授業で店舗のレイアウトに関するマーケティングに関するお話を聞く機会がありました。そのときは特に気にしてはいなかったのですが、少し気になって店に入った際に観察してみても、消費者視点ではレイアウトにどのような意図があるのかまったく理解できませんでした。

そこで今回は店舗レイアウトにおけるマーケティング戦略を調べてみました。

 

店舗レイアウトで重要な点は

①   
レジの位置

②   
動線の確保

③   
商品の陳列方法

以上3点が挙げられます。

 

①   
レジの位置。店舗レイアウトをする際にはまずレジの位置を一番に決めなくてはなりません。お客様との重要な接点であり、またお客様にとっても無意識に気になる場所であるからです。この位置は業種にもよりますが決して入り口に向けるように配置してはなりません。なぜなら、例えば皆さんも初めて行く洋服屋や飲食店に行くとき少なからず少しどきどきしてしまうと思います。これは店という他人の縄張りに入ることを警戒してしまっているからです。そこで店のすぐ先で店員と対面する形になってしまうと気軽に入りにくくなってしまうからなのです。

 

②   
動線の確保。店にはお客様動線と従業員動線と呼ばれる道があります。文字通りお客様、従業員が通る道です。前者は広さのある店ではいかにお客様がスムーズにあらゆる商品を見て回れるようするかが重要です。あくまでシンプルにわかりやすく奥まで進めるようにします。また、壁際に線を引くことで動線を長くとることができるのです。後者は従業員が通る動線になります。この線はなるべく短く効率的に引く必要があります。

この二つの線は決して交わってはいけません。

 

③   
商品の陳列法。業種によって異なりますが商品の配置非常にかかわってきます。

アパレルの場合・・・店頭には購買頻度の高いアクセサリー類を配置します。確かに店頭に高級なスーツがいきなりあったら、敷居が高く入りにくい雰囲気がします。購買頻度が低く単価が高い商品は店奥に配置するほうがよさそうです。

店のレイアウトにも複雑なマーチャンダイジングが行われていることがよくわかりました。不透明な部分が多く、効果が出ているかもわからないので非常に難しいと思いました。

以前銀座の服屋に行ったとき、入り口にスーツの男が立っていて非常に恐い印象を受けました。彼らはこうして店の前で立つことで買う気のない客を店になるべく入れないようにしているのではないかと思いました。

 

商品企画をする場合でも消費者はまったく知らないものを手にするわけなので、店にいかに入ってもらうかという課題とは共通する部分はあると思います。店のレイアウトは商品で言えばパッケージが当てはまります。こう考えるとパッケージのデザインは商品と同じくらい重要となるでしょう。商品への入り口を広くするか、それともあえて敷居を高くしターゲットを絞るか。店を営むにしろ商品を企画するにしろ根本は変わりませんね。

 

店舗レイアウトの基本理論

入りやすい店売れる店

店舗コンサルタントNET