コロナ禍で流行の「ホカンス」

こんにちは、3年の近藤です!

皆さん、夏休みの予定は決めていますか?新型コロナウイルスの流行から約2年が経過し、制限も緩和されつつある今、旅行に行く方も多いのでないでしょうか。とは言いつつも私は、観光地へ行くのではなく、都内のホテルで涼しい中ゆっくりのんびり過ごす計画を友人と立てている途中です。いわゆる「ホカンス」というものですね。そこで今回は、そのホカンスについて説明、事例の紹介をしていこうと思います!

まず、「ホカンス」という言葉を聞いたことがありますか?ホカンスとは、韓国発祥の「バカンス」と「ホテル」を組み合わせた造語です。ホテルに滞在しながらホテル独自の設備やサービスを楽しむもので、コロナ禍の影響で日本でも話題に上がるようになりました。具体的には、ホテルに設置されているプールやサウナで過ごしたり、オシャレな内装の部屋に食事を持ち込んでパーティーをしたりなどが当てはまります。

では実際にホテルではどのようなサービスが行われているのでしょうか。その一例として、ホテルニューオータニを挙げようと思います。

ホテルニューオータニは、卒業旅行の自粛要請で遠出ができなくなった21年卒の都内在住の女子大生向けに、友人と宿泊して思い出を作るホテルステイの卒旅プランを企画し、1月20日から3月31日の期間で販売しました。厳しい状況下でもこの時期最も利用が見込めそうな顧客層が、卒旅を予定している大学生だったといいます。「ホカンス」がニューノーマル時代の新たな旅の形として日本の若者の間でも口コミが拡大していたこともあり、韓国の最新トレンドを体験できるうってつけのプランとして支持を広げていきました。

また、若手社員のネットワークを使って現役大学生にヒアリングを行うことで、写真にとって思い出として記録したいという要望があることに気づいたホテルは、新たなアイテムを用意しました。それが使い捨てカメラ「写ルンです」やインスタントカメラの「チェキ」です。それらには、ホテル敷地内にある「映える」スポットを背景に散策したり、ルームサービスを楽しんでる様子を思い出として切り取ってほしいという思いがあります。

ホテルニューオータニ自慢の広大な日本庭園は、映えるスポットが盛りだくさん。はかまや振り袖をレンタルして散策することも可能

↑ホテル敷地内の日本庭園(袴や振袖のレンタルが可能)

ホテルニューオータニと言えば、高級ホテルとしてハードルが高いイメージですが、以上のプランにより若者を捉えることができました。これは、「ホカンス」という流行を利用した若者に対するマーケティング戦略の一例であると言えます。

今回はホテルニューオータニを一例として挙げましたが、現在も多くのホテルで「ホカンスプラン」が展開されています。その内容としても、キッチンスペースを貸し出すことで料理作りを楽しめたり、部屋にサウナがついていたり、おそろいのパジャマが用意されていたりと様々です。制限も緩和され以前より旅行はしやすくなりましたが、ホテルでゆっくりと過ごしその様子をSNSにあげるという過ごし方にもまだ需要があるようですね。また、今後も様々なホテルで新しいサービス・コンセプトを導入したプランが展開されていくことでしょう。

「夏の思い出は欲しいけれど、お金をかけて遠くまでは…」「夏は人込みを避けて涼しい場所で過ごしたい!」という方々は、ぜひ近くのホテルのホカンスプランを検討してみてはいかかでしょうか!

〈参考文献〉

Z世代を魅了する「ホカンス」とは? ニューオータニの新戦略:日経クロストレンド (nikkei.com)

ホカンスとは?コロナ禍で流行する新しい休暇の過ごし方 | 訪日ラボ (honichi.com)

リアルで“投げ銭”してみませんか?

こんにちは!3年の三島です。

皆さんは“投げ銭”したことありますか?

投げ銭とはYouTubeやTikTokなどでライブ配信をする配信者に視聴者がお金(ギフト)を投げて配信者を応援できるシステムのことなのですが、自分の推しを見つけて応援のために消費する人が増えている現代では聞きなじみのある言葉かもしれませんね。

今回は主にインターネット上で行われていた投げ銭システムを現実に取り入れた居酒屋チェーン「日本酒原価酒蔵」の取り組みについてご紹介します!

 

日本酒原価酒蔵では従業員に投げ銭できる制度を2021年11月からスタートしました。店に来店したお客さんは1回ごとに100ポイント付与され、追加して110円で1000ポイント購入することも可能です。専用アプリを通じて応援したい従業員に送ることができ、送られたポイントの7割が『100ポイント=10円』で換算され従業員の給料に上乗せされるといったシステムのようです。

(例:1000ポイント送られた従業員はその7割に当たる700ポイント、70円が給料に上乗せされる)

(参考:日本原価酒蔵公式サイト)

また、公式サイトでは月間の投げ銭獲得スタッフランキングを確認することが出来ます。お客さんがポイントを獲得するハードルが低いこともあり、ポイントだけで稼ぎきることは難しいですが結果が可視化されることで従業員のモチベーションアップにも効果がありそうです。

(参考:日本原価酒蔵公式サイト)

欧米諸国ではチップ文化が存在し、提供されるサービスそのものに対して対価を払いますが日本にはまだその文化がありません。直接追加のお金を支払うことに抵抗がある人々にとっても気軽に応援することが出来る投げ銭機能は今後、飲食店だけでなく様々な場面で取り入れられるのではないかと感じました。

日本酒がお好きな方は是非、足を運んでリアル投げ銭システムを体験してみてください!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

<参考>

店員に“投げ銭”できる居酒屋。「100ポイント=10円」でも好評なワケは(参照2022-6-17)

https://bizspa.jp/post-616346/2/

日本酒原価酒蔵公式サイト(参照2022-6-17)

https://sake-genkabar.com/

オフィスのデッドスペース有効活用

こんにちは!3年の保里です。

コロナ禍でリモートワークが急速に進んだという話をよく聞きます。

家で仕事ができるのはいいですよね。リモートワークではないですが、正直私もオンライン授業派です。

合理的な働き方ではありますが、それまでほぼ全社員が出社していた大きなオフィスがデッドスペースと化しています。インターネットの普及によって、オフィス空間の必要性・価値を再確認する必要があるのではないでしょうか。

そこで昨年創業した、株式会社officefactionによるデッドスペースとサービス提供者を結びつけるプラットフォーム事業を紹介します。

(画像:Home | Officefaction)

サービス提供者はマッサージセラピストやヨガ講師、英会話講師、ネイリストなど多様な事業者を想定しています。このような人々とデッドスペースを繋ぐことで、オフィスに集まる価値を見出し、従業員のエンゲージメント・生産性を向上させ、働き方改革、健康経営に寄与する狙いです。

会社はデッドスペースを有効活用できる上、オフィス空間の充実・働き方の柔軟性など新たな価値を加えることができます。従業員もサービスを利用することでオフィスに来るメリットが増えるでしょう。サービス提供者も新たな顧客創出、市場拡大に繋がります。3者それぞれにとって価値のある事業であるのです。

(画像:About us | Officefaction)

2021年12月にはJR東日本で実証実験が開始されたそうです。まだ本格的に行われている段階ではありませんが、この先長い年月をかけて拡大していくのではないでしょうか!

また、「必要なコンテンツを、必要な時に、必要な場所へ」という考え方は、様々なビジネスチャンスの創出に繋がるのではないかとも考えられます。

これからは会社を人が集まるだけの場所にせず、同僚とリアルに顔を合わせ、コミュニケーションを取り、充足感を得ながら円滑に業務を行う場として進化する必要があるようです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

【参考】

https://www.officefaction.com/

https://sogyotecho.jp/news/officefaction_interview/#:~:text=%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BEOffi,%E3%80%81%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E7%82%B9%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82

 

新たなマンガとの出会いのきっかけ

みなさん、こんにちは!3年の有吉です。

突然ですが、みなさん新しい本を買うときには、何を参考にしますか?

友人からの勧め、本屋のポップ、ネットでのレビューといったさまざまなものを参考にすると思います。

私は、漫画を読むことが好きで、ジャンルを問わず、様々な漫画を買って読んでいます。ただ、なかなか、自分の知らない面白い漫画に出会うのは、難しいものです。

そこで私が、新しい漫画を買うときの参考情報として、よく利用するサイトは宝島社が運営している「このマンガがすごい!」です。

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画像元 https://konomanga.jp/special/145303-2

「このマンガがすごい!」では、毎年、前年10月1日~本年9月30日に単行本が発行された作品を対象として、マンガ好き著名人(10名)、書店員(19店舗)、雑誌編集部(5誌)、ライター、ブロガー、フリー編集者、マンガ研究者などの各界マンガ好き(94名)により投票が行われ、そこに専門学校生などのマンガ家のタマゴたちによる投票が加わります。マンガ家のタマゴ以外の選者の個人名・団体名と、それぞれが投票した作品の顔ぶれは、書籍上ですべて公開されているため、様々なマンガ賞が現在ある中でも、「選者と投票結果の透明性」はこのマンガ賞の強みであると言えるでしょう。

ちなみに「このマンガがすごい!2022」では、オトコ編では、藤本タツキさんの『ルックバック』が、オンナ編では、たらちねジョンさんの『海が走るエンドロール』が一位を獲得しています。

私は、「このマンガがすごい!」もきっかけに、2022年オンナ編一位のたらちねジョンさんの『海が走るエンドロール』、2021年オトコ編3位の眉月じゅんさんの『九龍ジェネリックロマンス』、2021年オトコ編4位の田島列島さんの『水は海に向かって流れる』の三作品を実際に過去購入しました。月並みな感想ですが、どの作品もそれぞれの個性がありとても面白かったです。

「このマンガがすごい!」は年々反響が高まっており、ランクインした作品はTwitterのトレンド入りするほど話題になるようになっています。実際の書店でも、特集コーナーがすぐに組まれるほどの話題性。実際のデータとして、「このマンガがすごい!2015」のオンナ編で一位を獲得した、阿部共実さんの『ち-ちゃんはちょっと足りない』(全1巻)は、以下のグラフからわかるように、ランキング発表後に売り上げが40倍に跳ね上がるといった結果も残しています。

(参考)ほんのひきだし「『このマンガがすごい!2016』が発表 「このマン」の影響でコミックは売れるのか?」(週別売上推移は、日販オープンネットワークWIN調べ)

このように、消費者の関心を惹きつけ、大きく知名度や売り上げが跳ね上がる可能性のある賞が存在することは、消費者にとって、関与の高い商品であり、事前の情報がないと、気軽に買われることが少ない「漫画」にとっては、そのマンガがどのようなマンガであるか、どのくらい注目度が高いのかという情報を簡単に得ることができるため、非常に存在価値が高いと思います。

今年も「このマンガがすごい!2023」が発表され、新たな漫画との出会いがあることを楽しみにしたいと思います!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

参考文献

このマンガがすごい!WEB 「『このマンガがすごい!2022』今年のランキングTOP10を大公開!!【公式発表】」 https://konomanga.jp/special/145303-2 (最終閲覧日 2022/06/11)

Walkerplus 「1位獲得で売上40倍?『このマンガがすごい!』の強みは“選者と投票結果の透明性”」 https://www.walkerplus.com/article/1016043/ (最終閲覧日2022/06/11)

ほんのひきだし 「『このマンガがすごい!2016』が発表 「このマン」の影響でコミックは売れるのか?」 https://hon-hikidashi.jp/enjoy/7351/ (最終閲覧日 2022/06/11)

世界一のサッカークラブ?

こんにちは!3年の吉尾です。
突然ですが皆さん、スティーブニッジFCというサッカークラブをご存知ですか?

知らないという方…、当然です。
なぜならこのクラブ、イングランドの4部リーグのクラブなのですから。

ではなぜ私が今回このクラブを紹介するのでしょうか。
まずは次の動画をご覧ください。

何か違和感を感じませんでしたか?
メッシやロナウドといったスーパースター。
赤と白の縦縞ユニフォーム。
そして、胸のバーガーキングのロゴ…

そう、今回ご紹介するのはスティーブニッジF C、そしてバーガーキングが起こした奇跡のマーケティングです。

 

まずは一人目の主役、スティーブニッジFCを紹介します。

スティーブニッジF Cの本拠地はロンドン郊外のベッドタウンであるスティーブニッジで、人口は10万人弱。先述したように所属しているのは4部リーグで、毎年残留争いを強いられるようないわゆる弱小クラブです。

そして二人目の主役がバーガーキングです。
説明は…こちらは皆さんよくご存知だと思いますので割愛させていただきます。

突如イングランドの片田舎の小さな町クラブが、世界中のサッカーファンの注目を集めることになりました。2019年のシーズンの開幕前、突如世界的なハンバーガーチェーン「バーガーキング」とスポンサー契約を結んだのです。そしてそのロゴのついたユニフォームがこちら。

 

このニュースは即座に世界中を駆け巡りました…。ネガティブな印象と共に。

「ダサすぎる」

「ふざけているのか?」

スティーブニッツFCのユニフォームは世界中で笑い物になり、すっかり「ネタ」として扱われるようになりました。
ですが、これはバーガーキングが仕掛けた奇跡のマーケティングの序章に過ぎなかったのです。

2019年10月、そのプロジェクトは動き出しました。題して「”Stevenage Challenge”」。

世界中でプレイされているサッカーゲーム「FIFA20」内でスティーブニッツFCのユニフォームをを使いSNSにゴール映像を投稿すればハンバーガーのクーポンがもらえるというキャンペーンです。
そう、バーガーキングはゲームにイングランド4部までのチームが搭載されていることを知り、あえてイングランド4部、しかも万年下位のチームを選んだのです。

このキャンペーンは予想を超える反響を呼びました。世界中のユーザーはこぞってスティーブニッツFCのユニフォームを選択し、ゲームの中ではメッシやロナウドといった世界的スーパースターが赤と白の縦縞のユニフォームを着るという現実ではおよそあり得ない光景が広がりました。

人気のゲーム実況者も揃って参加したことでキャンペーンはさらに多くのうねりをうみ、最終的にゴール映像の投稿は25,000件を突破。世界中のサッカーファンにバーガーキング、そして何よりスティーブニッツFCの存在を印象付けることになりました。

キャンペーンの影響はオンラインにとどまらず、現実世界でもスティーブニッジFCのユニフォームが史上初めて売り切れる事態になりました。イングランドの4部の、しかも万年下位のクラブは瞬く間に世界一有名なクラブになったのです。

その後も変わらずチームは4部で低迷しており、スティーブニッジFCの姿を1部リーグで見るのはだいぶ先になりそうです。

ですがイングランドの小さな町クラブは、ソーシャルマーケティングの持つ恐ろしいほどの力を見せてくれました。

なかなか日本から情報を掴むのは難しいですが、今後もスティーブニッジFC、そしてバーガーキングのマーケティング戦略から目が離せません。

参考文献

https://www.famitsu.com/news/202009/23206232.html

https://www.stevenagefc.com

 

画像引用元

https://twitter.com/StevenageFC/status/1146086666706325505?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1146086666706325505%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.famitsu.com%2Fnews%2F202009%2F23206232.html

 

将棋の聖地・天童市の町おこし

こんにちは、3 年の田中です!

みなさん将棋は好きですか?

将棋といえば史上最年少でプロ入りを果たした藤井聡太九段が 2021 年に五冠王になるなど 最近何かとニュースで見る機会が多いと思います。

そんな将棋を町おこしに使っている市があります。

それは山形県にある天童市です!

天童市は全国の将棋の駒の 9 割以上を生産しています。 そうした理由から天童市は将棋産業振興と将棋普及を図るため、こだわった街づくりを推進しています。

ここからはその取り組みをいくつか紹介いたします。

まず一番有名なのが「天童桜まつり人間将棋」です。

人間将棋とは甲冑や着物に身を包んだ 武士や腰元が駒となり、プロ棋士が特大将棋盤上で対局を行うイベントです。コロナ禍の影響で昨年、一昨年と中止されていましたが今年は 3 年ぶりに開催されました。さらにプロ 棋士も藤井聡太竜王が参加したこともあり、用意した席に対し 10 倍以上の応募があり経済波及効果も凄まじいこととなったでしょう。

つづいては街づくりです。天童市はいたるところに将棋のシンボルがあります。その形態は郵便ポストや橋、店の看板など様々です。

実際に自分も訪れたことがあるのですが地面や電柱に詰将棋がいたるとこに存在し散歩しているだけで楽しかったです。

他にも大きな将棋の大会や将棋教室が頻繁に行われています。

このように将棋に興味がない人や知らない人には全く関心が持てないような取り組みですが、逆に関心がある人はおおいに引き付けられるようになっています。自分も将棋目的で天童市のことを知り訪れました。天童市はターゲットを絞って、その一部の層に満足してもらえるような町おこしをしていたのです。マーケティングにおいて人々のニーズやターゲッ トを絞り、深めていくことの大切さを身をもって体感できました。

将棋が好きな人はとことん楽しめるようになっています。ぜひ将棋に興味を持ったら天童市を訪れてみてください!

 

https://www.city.tendo.yamagata.jp/tourism/syougi/syougikoma.html

雪見だいふくの「だいくふう」

こんにちは!3年生の金平です。

だんだんと暑くなって、半袖で過ごす日も増えてきました。
本日は、そんな暑い日にぴったりなアイスの話題です!

以前、私が学内の生協で購入したアイスがこちらです。

雪見だいふくと桔梗信玄餅がコラボレーションした商品です。
再現度も高く、絶品でした!

このように、雪見だいふくはコラボ企画を多く実施し、様々な味を販売しています。

また、期間限定商品を出すことで、稀少価値を高め、消費者の「今購入しなくては!」という気持ちを引き出しています。

ロッテのお菓子やアイスをテーマにしたWebテーマパークである『LOTTE land』では、雪見だいふくの期間限定商品年表を見ることができます。

(画像:https://lotte-land.jp/yukimi/archive/)

このように、ここまで数多くの種類の期間限定商品を提供してきた雪見だいふくですが、実は“ネタ切れ”に陥ったこともあるそうです。

前置きが長くなりましたが、今回は、雪見だいふくが“ネタ切れ”を乗り切った独創的なマーケティング事例を紹介します。

 

2019年に雪見だいふくは、「一工夫加えた新しい食べ方」を募集しました。

この企画によって、雪見だいふくファンの間での話題を作ること・ファンの力を借りて新しいネタを見つけることが狙いだったそうです。

この企画の名前は「雪見だいくふう」。

雪見だいふくをもじった、ユーモア溢れるキャンペーン名ですね。

このネーミングによって、おいしさにこだわった食べ方の他にも、自由なネタを募集したかったそうです。

(画像:https://dentsu-ho.com/articles/7691

(画像:https://dentsu-ho.com/articles/7691

このキャンペーンによって、他社商品とのコラボレーションにも繋がったということで、しっかりとネタ切れを脱しています。

(画像:https://dentsu-ho.com/articles/7691

また、「塩味の食材を加えるとおいしい」という多数の意見を活かして、2020年のリニューアルでは、バニラアイスに塩味を加えたそうです。消費者の意見をしっかりと活用していることがわかります。

 

消費者は、製品やサービスについて様々な意見を持っています。
その意見の中には、製品をよりよくするヒントが隠れていることも少なくありません。よって、消費者の意見をどれだけ汲み取り、どれだけうまく活用するかということが重要になってくると思います。

以前は、大多数の消費者の声を知ることは難しかったと思いますが、デジタル化が進んでいる現在、企業と消費者はそれまでよりも繋がりやすくなりました。

SNSを利用して、消費者の意見を簡単に知ることができるようになり、「顧客と双方向にコミュニケーションをとりながら商品開発を進める」*ことができるようになったのは、この時代ならではだと思います。
この雪見だいふくの企画は、そんな「消費者参加型製品開発」の典型的な事例です。

SNSの使い方は難しく、時にはマイナスの影響を及ぼすこともあるかとは思いますが、上手に活用して、消費者の満足度を上げることができれば、企業にとっても消費者にとってもプラスの影響を生み出すことができます。

また、消費者からすると、もし自分の出した案が採用されたらとても嬉しいですよね。それが、雪見だいふくファンであれば尚更だと思います。この企画は、そんな雪見だいふくファンの心理も上手に活用していると感じました。

このように、「雪見だいくふう」は普段から応援してくれているファンの力を借りながらも、ファンに恩返しをすることを可能にした、素晴らしいキャンペーンだと感じました。

このキャンペーンは、2019年に実施されたものですが、みなさんもぜひ、自分だけの美味しい食べ方を見つけてみてはいかかでしょうか!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

(参考)
・*黒岩健一郎・水越康介「マーケティングをつかむ [新版]」(有斐閣、2018年)249ページより引用

雪見だいくふうに見る共創マーケティング | ウェブ電通報 (dentsu-ho.com)4/23参照

期間限定商品年表|雪見ドーム|LOTTE land (lotte-land.jp) 6/6参照

 

 

本屋さんの新戦略-実店舗の強みを活かして-

こんにちは!3年の濱田です。

皆さんは本をどこで買うことが多いでしょうか?
書店に行って買う/古本屋で買う/ネットで買うなど、人によって様々ですよね。

ちなみに私は断然書店派です。もちろん内容やわかりやすさについてのレビューやランキングなどをAmazonでチェックして買うこともありますしそれが合理的だとは思います。
しかしたくさんの本の中から1冊と「出会う」という体験は書店でしかできないと思います。私はその時間がとても好きです。

Amazonにも書籍ジャンル別でランダムに載っているページはありますが、おすすめや人気に基づいているため純然たる本棚とは言い難いですし、そして何より試しにパラパラと読むことができません。(何ページか限定で試し読みはできますが好きなページは読めませんよね)
そのためAmazonで買う場合には、既に購入する1冊が決まっているケースが多いような気がします。

本を選ぶ時間も十分楽しめる街の本屋さんですが、近年書店の数は減り続けているそうです。
要因は、電子書籍の普及や通販サイトのユーザー増加などが挙げられます。
下のグラフは、全国書店の坪数別店舗数の推移を示しています。(JPO書店マスタ管理センター資料より作成)

このように、本をどこでも買えるようになった時代で書店はピンチを迎えています。

しかし、これを機に視点を転換して新たな価値を提供している書店もあります。
今回はそちらを紹介します。

文喫(六本木)
⇒2018年、かつての名店『青山ブックセンター』跡地にオープン

詳しくはこちら:https://bunkitsu.jp/

こちらでは、
書店のあり方を
本を売る場⇒新たな本との「出会い」体験を売る場
として捉え直しました。
今までの書店と圧倒的に違うところといえば、入場料制度を設けている点です。
ここでは、入場料1650円(税込)を払えば店内にある本は全て読み放題です。そして中にはロッカーやソファー、カフェなどのくつろげる空間が完備されており、好きなだけ滞在することができます。もちろん気に入った本は購入可能です。

店内には人文科学や自然科学からデザイン・アートに至るまで約3万冊の書籍が販売されており、加えてエントランスには約90種類もの雑誌が置かれています。
普段出会えないようなラインナップも多く扱っており、顧客にとっては新たな興味の入口となることも多いそうです。また企画展も定期的に開催していて、様々な文化と向き合う体験を豊富に提供しています。

(企画展について詳しくはこちら:https://bunkitsu.jp/event/)

このように、文喫では従来の書店とは異なる視点で、本を選ぶところから意中の1冊に偶然出会えるまでのプロセスにおけるワクワク感の提供を有料化しました。
この発想の転換によって、実店舗ならではの強みがしっかりサービスに活かされてますよね。

リアル体験を商品化するという新しい戦略のように、もともと無料で当たり前に提供していたサービスの価値を見直してみることはビジネスの新たな工夫創造に繋がります。それは本屋だけでなく、どの業界にも言えることだと思います。
皆さんも、普段利用するお店で当たり前に享受していたサービスの価値を再度よく考えてみてはいかがでしょうか。実は業界が抱える問題の抜け道となる鍵が潜んでいるかもしれません。

参考:https://bunkitsu.jp/about/

https://www.jinjolifeshift.com/new_bookstore_bunkitsu/1213/

 

天ぷら定期券でお得な一杯を!!

3年の小川です。最近いかがお過ごしでしょうか?僕はバイトやサークルに明け暮れ、それに加えて最近は留学準備なんてのもあって大忙し。特にサークルが忙しく電車に乗って帰る頃には10時近くなんてことも多く、「おなかすいたなぁ」なんて思いながら帰ることが多いです。

夜の10時だともうスーパーも閉まっていてその時間帯で食べれる外食を探していると(自炊をあきらめた男)、南大沢駅周辺だと松屋か東秀(中華料理屋)、そしてはなまるうどんくらいのものです。

どのお店も流石南大沢の地に集いし名店、価格面、味などを考えると非常に悩ましいですが、ここ最近の僕のごはん選手権の勝利をつかみ取るのは「はなまるうどん」でした。かねてより南大沢駅のそばにあり、うどんが安く食べられるはなまるうどんをとても重宝していて、夜に限らずお昼ご飯もそこで食べることが多かったです。僕のように食事を安く済ませたいという気持ちからはなまるうどんで食べる人は多いと思います。そしてそんな人たちはほぼ必ず天ぷらを頼みません。天ぷらなんてぜいたく品です!!と、僕も思っていたのでいつも温玉ぶっかけの中サイズを食べていました。温玉のほうは普通のぶっかけうどんと同じ値段なのに温泉卵もついてくるなんてお得でしょ。

ですがそんなぼくにも転機が訪れました。それがこちら!!

天ぷら定期券です。うどん一杯頼むごとに天ぷら一品が無料!?!?

今まであまり天ぷらを食べず我慢してきた僕のこころが揺らぎます。

悪魔「買っちゃえよ、天ぷら付きうどんがたくさん食えるぞ」

天使「だめだよ、そんなことしたらデブまっしぐらだよ」

はたして勝利したのはどちらなのか…?

 

 

 

基本的に僕の心の中は悪魔が強めのパワーバランスなので僕はデブまっしぐらを選びました。

というわけで天ぷら定期券を購入した僕は今までにも増してはなまるうどんに通うようになりました。つゆに浸してうどんと一緒に食べる天ぷらのそれはそれはおいしいこと。僕はまんまとこの企業の戦略に溺れてしまったわけです。かき揚げから天ぷらまで様々な種類を食べ、うどんとてんぷらの最高のマリアージュを求める旅の最中で有効期限は切れてしまいました。ありがとう、天ぷら定期券、君のことは忘れない。そしてこれからまた天ぷらなしうどんを食べる日々が返ってくるのかと思うと寂しさのあまりつい涙が… 出ません。そりゃそうです。僕は天ぷら定期券の期間が切れても天ぷらを頼んでいるのですから。炭水化物×天ぷらという最強の食生活はもう少し続きそうです。

ということが最近あったんですが、皆さんはアイドマの法則という言葉をご存じでしょうか(唐突)。アイドマ(AIDMA)というのはAttention(認知)、Interest(関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)、Action(行動)の頭文字をとった言葉でアイドマは認知段階、感情段階、行動段階の3つに分類されています。認知段階は製品やサービスを顧客が認識し、関心をもつこと感情段階はそれらを欲し、記憶すること、そしてそれを実際に対価を払って購入するのが行動段階です。

今回の僕の事例は僕のように天ぷらの存在を認識していたが実際にそれを欲していなかった層を対象に向けられたもので、僕たちは天ぷら定期券を手にしたことで欲求が強くなり、実際に天ぷらを食することで真の意味で天ぷらを「理解した」と言えます。実際にはなまるうどんの天ぷらはおいしいのですが、それを試す第一歩が踏み出せない人たちに向けてはなったこのサービスは間違いなく僕たちの「段階」を引き上げるのに貢献しました。非常に効果的なマーケティング戦略だったといえます。天ぷら定期券は次いつ販売されるのかわかりませんが皆さんもぜひはなまるうどんに足を運んでみては?

P.S はなまるうどんがでもうひとつ僕が最近気になったことがあります。それはとあるメニューの名前が人知れず変わっているということです。それはずばりぶっかけうどん、今ではおろしぶっかけうどんという名前ですがなぜこのような変化があったのでしょうか。先ほど述べたように僕は温玉ぶっかけの熱烈な信者でした、しかしなぜ温玉なのか、それはふつうのぶっかけには何もないと思い込んでいたからです。しかし同じ値段なのだからそんなわけはなく大根おろしとレモンがついています。これがとてもさっぱりとした味を作り出しこれからの暑い時期にはぴったりです。そしてこれと一緒に食べると天ぷらの甘みがぐっと引き出されておすすめです。そんなこんなでデブ活のやめられない僕は体重計を家の奥底にしまい込んであります。みなさんも現実逃避はほどほどに!!健康な食生活を心がけましょう!!

あなただけのスキンケア

こんにちは!3年の長田です。

皆さん、お肌のお手入れはどんな感じでしてますか?

私は中学生の時に肌荒れがすごくてそれに悩んでたのもあるし、高校の時にすっごく肌が綺麗な子がいて……その子を見てからスキンケアにかなりこだわるようになりました。

最近だと、女性もですが、男性もスキンケアに力を入れている人が増えている気がします。

メイクをする男性が増えたのもあるのでしょうか?今の時代、美意識の高まりをとても感じます。

男性専用のスキンケアブランドなども増加してきており、男女というか、老若男女関係なくいつでも誰でも美しくいたい!可愛くいたい!かっこよくいたい!という思いは変わりませんよね。

このような風潮が感じられますが、そうは言っても「スキンケア何すればいいのかわからない」「化粧水が肌にあってなくて逆に肌荒れが」「スキンケアに時間かけるのめんどくさい」などと言ったお悩みは尽きませんよね。

私も、ほんとに疲れてるとメイク落とさず寝ちゃいますもん

ほんと良くない、直すようにしなきゃ

少し話はズレましたが、結論、そういった悩みを解消してくれるスキンケア用品があるんです!

それが、POLAの『APEX』というブランドのスキンケア用品です。

ゲームのAPEX(エーペックス)じゃありませんよ。笑

アペックスです。

このブランドの商品は、単なる販売されているスキンケア用品ではないんです。

美容部員さんにAIを利用した肌診断を行ってもらい、その結果と自分の住む地域の気象情報から、自分に合った成分配合やテクスチャのスキンケア用品(クレンジングから化粧水、美容液、カラークリーム、ファンデーションまで様々)を提案してくれて、実際に購入することが出来るんです。

しかも、この提案してもらえるケアのパターンはなんと、862万通りです!

私は実際に何年も使っているのですが、診断結果から自分の肌の状態や、生活についてのアドバイスを沢山貰えたりして、スキンケアのモチベーションがすごく上がります。

正直、APEXのスキンケア用品を使い始めてから肌荒れがすごく減りました。とても効果を実感しています。

大学卒業してからもなんとかお給料から捻出して買いたいと思うくらいです。

しかし、いいモノには悪い点がありがちなんですよね。

私が考えるのに、消費者側にも、企業側にもこのAPEXというブランドは課題というか、難しいと感じる点があると思うんです。

まず消費者側からは

とにかく値段が高すぎる。

です。

マジで高いです。やばいほど高いです。

私自身、全てのお手入れ工程をAPEXにするのは不可能です。

クレンジングに関しては、元々使っていましたが、今では最近有名になってるクレンジングバームDUOに変えました。(これも凄くいいのでオススメです。)

美容液に関してもCLINIQUEとかでも申し分ない気がします。

(POLAの美容液は本当に起きた時お肌が信じられないほどモチモチにはなるんですけどね…)

企業側からしたら富裕層のみをターゲットにしているのかもしれませんが、そのせいで色々な年齢、収入状況の人から試してもらいにくいという点はあると思うのですが……とはいえ、品質が良すぎるのでリピートしている方も多いのかもしれないですね。そこで採算合わせてるのかもしれません。

そして、企業側からは

生産ラインが複雑すぎる。

です。

先程申し上げた通り、862万通りの中からお手入れ方法が提案されるわけですが、肌診断をして、その人に合った化粧水などが提案され、それを本人が購入手続きをして初めて生産されます。

これって、どんな製品が注文されるか分からないので、完成した化粧水自体を在庫として置いておくこともできないし、企業自体もその点を課題としているみたいです。

これにより高額な値段設定になっている可能性もありそうですね。

このように、課題もまだ存在する商品ですが、本当に肌の調子がよくなるので、是非お勧めしたいです!

興味があれば使ってみてください!!

オススメは洗顔料と、化粧水と、夜用マスクです!