失敗を成功に変える天才、日清食品!

こんにちは、3年の池田です!
突然ですがみなさん、カップヌードルなどで有名な日清食品へのイメージはどんなものをお持ちですか?
多様な商品を長年売り続け、ユニークなCMでブランドイメージも高い、成功した企業というイメージはないでしょうか!少なくとも私はそう思っていました。
しかし、調べてみると日清食品は結構失敗もしていることがわかりました。私が調べていく上で面白いと思ったのは、その失敗をあえてSNSで発信することで成功に変えているというところです!

そこで今回は、日清食品のSNSを使った失敗を成功に変えた取り組みを具体的に2つの事例をあげて紹介していきたいと思います!

1つ目は、「10分どん兵衛」というものです。これは、5分で出来上がるどん兵衛を10分待って食べると美味しいと、タレントのマキタスポーツが紹介したことから広まった言葉です。マキタスポーツが、自身が出演するラジオやブログで紹介したところ、SNSで大きな反響を呼ぶこととなりました。

日清食品はこの事態に素早く反応し、公式ホームページに「おわび」文書を掲載しました。内容はこちらです↓

おわび後、日清食品はマキタスポーツとの緊急対談も行い、その様子をホームページとTwitterにも投稿しています。

この「おわび」文書を掲載したことで、
「10分も待てない」
「私は0秒どん兵衛が大好きです」
「10分どん兵衛、麺が伸び伸びかと思いきやつるつるで美味しい」
といった意見が飛び交い、SNSでの話題はさらに広がり、店頭からどん兵衛が消えるという現象が相次ぎ、売上は前年比150%となりました。

ここまでの反響があった理由としては、日清食品のコミュニケーション消費の促進が上手かったことが挙げられます。「どん兵衛の高い認知度」や「非常識な食べ方」、「誰でも試せる手軽感」、「自分なりの工夫をしたくなる」などといった要素が相乗効果を生み、コミュニケーション消費が促進しました。

日清食品は「5分で美味しく提供する」という固定観念を、SNSの意見を受け入れることで取り払い、また自身でもSNSで発信していくことで、ロングセラーのどん兵衛を再熱させました。

2つ目は、「ミルクシーフードヌードルの広告」です。2017年の冬に発売から10周年を迎えた「ミルクシーフードヌードル」を宣伝した広告で、10周年を記念して、チーズ感プラスで特濃仕立てにリニューアルされたらしいのですが、この広告ができあがるまでの過程がTwitterに投稿されていて、かなり話題になりました。

まず、最初のデザインはこちらです。

子供が走り回る公園を背景に、女性がミルクシーフードヌードルを持っているという内容になっています。この広告を見てみなさんどう感じるでしょうか。「このままでいい」と思う人もいれば、「もう少し改善が必要なのではないか」と思う人もいると思います。

日清食品の担当上司はどのように思ったかというと、

このようなダメ出しをしました。
まともな指摘もいくつかあるものの、全体的にめちゃくちゃな指摘をしている事が読み取れます。この指摘に対し、デザイナーはどうしたかというと、

上司の無理難題に対して、しっかりと修正を行いました。しかし、上司はまだ納得がいかないようで、

以前よりも多いダメ出しを出してきました。このダメ出しを受けて最終的にどんな広告になったかというと、

こちらです。
商品以外の情報が多すぎて訳がわからないと私は思ってしまいます(笑)

Twitterの投稿を見た消費者の意見には、
「こんなの絶対食べたくない・・・」
「左手に滴り落ちるチーズ、食欲なくしそう」
といったネガティブな意見がある他に、
「いいぞ、もっとやれ」
「絶対買うわ、これ」
「最終稿でこれ食べてみたいって思えるからすごい」
などのポジティブな意見も見受けられました。

結局この広告は最初のデザインが採用されたそうです。つまり、日清食品は、広告作成に膨大な時間をかけたものの失敗してしまったのです。しかし、日清食品の面白いところは、この広告作成の過程で失敗してしまったことをTwitter上に投稿して反響を呼んでいるところです。先程の消費者の反応にもあったように、ポジティブ、ネガティブどちらの意見も多く上がっていますが、どちらにせよ、消費者はこの商品に興味を惹かれてしまっています。これが日清食品の宣伝戦略であると私は考えます。

2つの事例を取り上げましたが、どちらも消費者側から商品について積極的にSNSで意見が発信されている事がわかります。企業側からテレビなどを通して商品の魅力をアピールすることももちろん大事なことですが、テレビ離れが進む今、日清食品のようにユニークな宣伝で注目を集めさせ、SNSで消費者自ら商品について拡散するように促す方が現代にあった宣伝の仕方であるのではないかと私は思います。

これから、日清食品がどんな面白い投稿をしてくれるのか楽しみに待とうと思います!

長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

【参考文献】
【経済裏読み】どん兵衛「10分待ち」の衝撃、日清おわびSNSが崩した40年の常識 – 産経ニュース (sankei.com)
日清の広告には負けられない 面白ネタのタイトルは編集者の腕の見せ所 | AdverTimes(アドタイ) by 宣伝会議
https://twitter.com/cupnoodle_jp/status/920150441207332864?s=53&t=oNrTdBOe6WecppMdpk_i2w

撮り鉄問題から逆転の発想!

こんにちは、3年の橋本です。

みなさんは旅行やお出かけのときにどのくらい写真を撮りますか?好きなものや写真映えするものは撮影して思い出にしたいと考えますよね。

写真を撮るのは誰しもがする行為ですが、そのマナーの悪さやトラブルで連日のように「撮り鉄」について報じられているように感じます。そもそも撮り鉄とは、鉄道の写真や動画の撮影を趣味にしている人々の総称です。ほとんどの撮り鉄はマナーを守って誰にも迷惑をかけずに撮影楽しんでいますが、一部の人のモラル違反やトラブルで、撮り鉄全体が批判されることが多いのです。ホーム上の黄色い線からはみ出しての撮影、線路上に出ての撮影、私有地に侵入しての撮影が行われ、鉄道会社は安全な運行をするのに支障が出てしまっています。

そこで多発する撮り鉄トラブルから逆転の発想をし、収益を得ようと動いた事例を2つ紹介します。

1つ目はJR東日本が去年の8月から始めた有料の撮影イベントです。撮影会には臨時列車として運行されている車両が用意され、普段は見れないような車両が並べられていたようです。子ども連れや女性の姿はほとんど見られず、多くの鉄道ファンが参加していました。ある撮影会は5万円という高めの値段設定でチケットが売られていましたが、わずか7時間で完売したらしく、撮り鉄の熱量を感じられました。JR東日本は他にも参加費2万円の親子向けイベントを開催しており、列車を運行すること以外からも収益を得ようとしています。

2つ目は長野電鉄が企画した撮影会です。2070円の「1日フリー乗車券」を買った人は線路に入って止まった電車を撮ることができるというイベントです。私は鉄道に詳しいわけではありませんが、長野電鉄の車両は地下鉄日比谷線を走っていた車両が使われており、さらに引退して解体されることが決まっていたため、このイベントは絶好の撮影機会になりました。この撮影会に参加した人は、有料にすることでマナーの悪い人を除外できてとても良いと感じていたようです。

このように会社にとって困りごととして考えていたことを収益性のあるイベントに利用することで、問題も解決できて利益も上げられ、一石二鳥だと感じました。

また、人気列車の最終日には多くの人が押し寄せ、その列車に乗らずに見送る人は数百円の入場券でホームに入ることができてしまっています。それでは鉄道会社は儲からず、警備費用がかかってしまうだけなので、そのような特別な日は入場券(撮影権利)の数を限定し、希少性を持たせて高値で販売する、もしくはオークションで販売して利益をあげるのはどうだろうかと考えている人もいるようです。優良顧客とだけ付き合うことでコスト削減、利益増加につながると思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

Yahoo!ニュース デイリー新聞  9/6

テレ朝ニュース 2022 10/7

読売新聞オンライン 2022 9/19

アゴラ言論プラットフォーム 長井利尚「撮り鉄」を収入源に変えよう!

ドラマ『孤独のグルメ』の成功から見るパブリシティの要素

こんにちは。3年生の勝元です。

2022年10月から、ドラマ『孤独のグルメ』のSeason10が始まりました。久住昌之氏の漫画を原作とするこのドラマは、個人事業主の中年男性が仕事の合間に立ち寄る飲食店での食事風景を描いたもので、ドラマで取り上げられる飲食店が実在することから、そのほとんどに足を運ぶ熱心なファンもいます。しかし身も蓋もない言い方をすれば、ただ中年男性が食事をするだけのドラマです。人によっては「何が面白いの?」と疑問に思うかもしれませんが、これがSeason10まで続く人気を博しています。

以降、「なぜ『孤独のグルメ』は人気なのか」について考えるとともに、「『孤独のグルメ』による飲食店への経済効果を、他のマーケティングでも活用できないか」を検討していきます。

『孤独のグルメ』の楽しみ方は人それぞれです。中でも、感想を調べているといくつかのパターンが見て取れます。一つ目は、先述の通り「孤独のグルメを見て、実際にその店に足を運んで同じ料理を食べてみる」という楽しみ方。ドラマが飲食店にとってパブリシティの役割を担い、最もその効果を発揮していると言える楽しみ方です。二つ目は、実際に店を訪れるほどではないが、「主人公の食事を疑似体験する」楽しみ方。あとは「何も考えずに見る」「何か作業をする際BGMとして流す」といった楽しみ方もあるようです。

これらの楽しみ方を実現する『孤独のグルメ』の魅力は何でしょうか。

『孤独のグルメ』の一番の特徴は、やはり主人公の独白でしょう。劇中で食事をする主人公は、注文を決めるまでの葛藤や食事が用意されるまでのワクワク感、味・食感の感想など、細かい思考の推移を非常に情緒的に語ってくれます。「孤独のグルメ 名言」で検索すれば、視聴者が各々まとめた「食事中の主人公の好きなセリフ」が大量に見つかるでしょう。ただ「おいしい」と言うだけであったり、(少し現実味がないほど大袈裟に)美味しそうな演技をしたりというわけではなく、主人公はあくまで淡々と食事をしますが、モノローグではおおはしゃぎです。確かに「美味しそう」なのに、「それってどんな味だろう」と想像させる余地があり、実際に食べてみたくなる。独特な表現は大きな魅力です。

さらに、演者やスタッフなど関係者が「食事好き」であることも大事な点です。ドラマで立ち寄る飲食店はスタッフが地道に足で探すため、ロケの時期はスタッフの体重が増えてしまうとか。ドラマ本編後には原作者が実際にその店に行って酒を飲みながら食事を楽しむコーナーが欠かさず設けられていたりと、食事に真剣に向き合って制作していることが視聴者にも伝わることが、劇中の食事シーンの魅力を引き上げているように思えます。

その他、『孤独のグルメ』の特徴といえば、人間関係の発展や人物の掘り下げ、ストーリー性が希薄で、どの話から視聴をしても楽しめることが挙げられます。先ほど紹介した三つ目の楽しみ方である「何も考えずに見る」「BGMとして流す」を実現するのがこの要素と言えるでしょう。

『孤独のグルメ』人気の秘訣、あるいは「『孤独のグルメ』がパブリシティとして飲食店に経済効果を与え得る要因」が、①PRする上での表現力と、②宣伝媒体そのものの熱量が感じられることであるならば、それを「飲食」以外にも応用できないでしょうか。こう考えると、私には一つ心当たりがあります。前回私がこのブログで紹介した「志摩スペイン村」がまさにそれでした。あるVtuberが、志摩スペイン村が大好きだと言う熱量を露わに、抜群のトークセンスで志摩スペイン村について語る。その動画を見たことをきっかけに、実際に志摩スペイン村へ行ってみたと言う人は少なくありませんでした。私も行きました。楽しかったです。交通の便だけもうちょっとどうにかなりませんかね。

閑話休題、そもそもパブリシティというもの自体が、マーケティングをしたい企業側にとってコントロールの難しい広報活動であることは大前提としても、①表現力と②熱量という要素は広報にとって重要であると言えるでしょう。特に前者は、目に見えづらく訓練で上達しづらい要素であるせいか、軽視されがちな気がします。ペイドパブリシティにしても、「自社製品に興味のある人がよく見るコンテンツだから」「この人は自社製品に高いロイヤルティを持っているから」という理由で広告塔を選ぶよりも、「自社製品の魅力を伝えるだけの表現力があるか」を重視した方が、効果的な広告につながるかもしれません。それこそ、テーマパークに全く興味のなかった私がまんまと志摩スペイン村を訪れたように。フェイクニュースや不安定な情勢、広告ビジネスの急増により、メディアの信用度が残念ながら下がってきている現状だからこそ、広告内容を信用できるか否かを一足飛びにして「試してみたい!」と思わせる表現力の重要度は増しているように思えます。

後期に突入して、私たちも実践的なプロジェクトに取り組むことになります。どのようにPRを行うのか、柔軟な発想を大事に臨みたいと思います。

ちなみに、つい先日『孤独のグルメ』で紹介された「よしの食堂」は、都立大最寄りの南大沢駅から2駅で行くことができます。ドラマの視聴とともに、興味が湧いた方は是非足を運んでみてください。

レシピは動画でみる時代に!

こんにちは!3年の伊東です。

皆さん、料理はしますか?私は元々全然していなかったのですが、大学生になり一人暮らしをするようになってからはよく自炊するようになりました!急に料理ができるようになったのは、料理教室に行ったとかではなく、「DELISH KITCHEN」という料理レシピ動画サービスのおかげなんです!そこで、私の料理の先生であるこのサービスについて紹介したいと思います。
昔はレシピ本をみながら作っていくのが主流でしたが、デジタル化が進み、クックパッドなどのようにインターネット上で多様なレシピを調べることができるようになり、さらにはDELISH KITCHENやクラシルのように動画で作り方をみたりすることができるようになりました。今回は、DELISH KITCHENと同じようなレシピ動画サービスを提供しているクラシルと比較し、違いをみていきたいと思います。

まず、DELISH KITCHENは、いつものメニューを作ったら「またこれ?」と言われないよう、料理を作る方にも、食べる方にも、楽しみを届け、幸せな食卓のお手伝いを目指して、一分程度の、家族が喜ぶ美味しいご飯の料理レシピ動画と解説を毎日配信しているレシピ動画数国内No.1のサービスです。このサービスは、新たな料理レシピを知りたい人、動画で作り方を学びたい人、料理の時短を求める主婦などがターゲットとなっていると考えられます。クラシルも同じようにレシピ動画と解説を配信していますが、毎日ではなく、ぴったり一分の動画であるため、DELISH KITCHENのほうが動画内で工程を飛ばされにくく、詳しい動画となっています。また、工程ごとに動画が分かれているため、一工程ずつしっかりみることができる点や全レシピ管理栄養士が監修しているという点でクラシルと差別化を図っています。

 

レシピ動画を配信するだけでなく、DELISH KITCHENのアプリではレシピをお気に入りに保存することができたり、レシピから自動的に買い物リストを作ってくれたり、献立を作ってくれたりするサービスもあります。クラシルもまた同じサービスを提供していますが、DELISH KITCHENはワンタッチで献立が作られ、変更したい場合はあとからレシピを選んでいき、クラシルはひとつずつ自分で複数のレシピから選んでいき作り上げていくというプロセスの違いがあります。

これらのサービスはすべて無料でしたが、収益を得るための会員限定のプレミアムサービスもあります。DELISH KITCHENのプレミアムサービスでは、月額480円でお気に入り登録の数が無制限化、レシピのすべての栄養成分の閲覧、2200以上の限定レシピ見放題、管理栄養士考案の節約やダイエットなど、様々なテーマから献立を選んで作るプレミアム献立の作成、広告の非表示、レシピの人気ランキングが見れるなどのサービスを受けることができるようになります。クラシルでもほぼ同じ値段で同じプレミアムサービスを提供しています。

何よりも特徴的なのがSNSです。DELISH KITCHENやクラシルはクックパッドなどとは異なり、レシピ動画を配信しているため、非常にSNS、特にInstagramとの相性が良いと考えます。「時短レシピ5選」や「卵レシピ7選」など1投稿にいくつかのレシピ動画をまとめて貼り付け、キャプション部分にそれぞれの詳しいレシピを載せて投稿しています。投稿に対しどちらも利用者がコメントできるようになっていますが、DELISH KITCHENはそのコメントに対し、いいねを返したり、質問に対する回答をしたりやり取りをしているのに対して、クラシルは返信せず一方通行であるため、DELISH KITCHENのほうが手厚い傾向にあります。しかし、投稿のハッシュタグをみると、DELISH KITCHENは全投稿#デリッシュキッチン#料理など同じハッシュタグを使っていますが、クラシルは#クラシルなどに加えて#パスタレシピ#にんじんレシピなどその投稿で取り上げているテーマや食材のハッシュタグをつけているため、クラシルのほうが検索でみつかりやすい投稿をしています。どちらのアカウントもそれぞれ毎日3~5投稿していますが、現在の総投稿数はDELISH KITCHENのほうが圧倒的に多く、これからもこの差はあまり縮まらないと考えられます。ずっと変わらずDELISH KITCHENはレシピ動画数国内No.1というアピールポイントを掲げることになれば、新規ユーザーは同じようなレシピ動画サービスを選ぶとき、DELISH KITCHENを選びやすくなり、今後も利用者は増えていくだろうと考えます。

 

今回DELISH KITCHENとクラシルを比較してみて正直あまり大きな違いがなく、提供しているサービスが似ていると改めて思いました。あとは紹介しているメニューや作り方などの好みだと思うので、好きな方をつかうのもよし、2つともつかうのもよしというかんじですね!とにかく動画でレシピをみれるのは文字や写真よりもわかりやすく便利ですので、ぜひ使ってみてください!

 

〈参考文献〉
DELISH KITCHEN(2022)わたしたちの思い
https://delishkitchen.tv/about (2022年7月19日アクセス)

人気YouTuber×自治体PR

こんにちは!3年の近藤です。

いきなりですが、みなさんは「愛知県岡崎市」をご存じですか?

歴史的には徳川家康が生まれ育った地として知られている岡崎市ですが、ここ数年、それとは別のある要因で若者からの知名度が一気に上がりました。

それが6人組YouTuber「東海オンエア」です。彼らは優れた企画力と動画の面白さにより若者を中心に人気を集め、チャンネル登録者数は現在(2022/7/19)650万人を越えています。そして彼らの活動拠点が愛知県岡崎市なのです。今回はそんな東海オンエアと岡崎市における自治体PRについて、2つの特徴に分けて紹介しようと思います。

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(画像:https://okazaki-kanko.jp/feature/kankodendoshi/kankodendoshi)

 

①聖地巡礼

まず一つ目のポイントが「聖地巡礼」です。彼らは撮影のほとんどを地元岡崎市で行っているため、市内には彼らの撮影地やゆかりのある場所が点在しています。またそれらはファンから「聖地」として捉えられ、観光地化しているのです。SNS上では#東海オンエア聖地巡りや#岡崎観光といったハッシュタグと共に、聖地巡礼を行った様子が多数投稿されています。私もその聖地巡礼を行ったファンの一人です!

聖地巡礼による飲食店への効果は大きく、どこにでもあるような家系ラーメンや公園の茶屋で販売している五平餅等、動画内で出てこなければそこまで流行りそうにないお店で行列が見られます。また下の動画からも分かるように、岡崎市を知らなかった若者が東海オンエア目当てに全国各地から訪れていることからも、岡崎市の観光業における経済効果は大きいことが分かります。

https://www.youtube.com/watch?v=IxVzCuo6PWY

さらにドラマやアニメの聖地巡礼と異なる魅力が、彼らに会えるかもしれないという点です。過去に撮影した場所ではなく今現在も住んでいて撮影に利用している地であるため、聖地巡礼をしていて本人に遭遇するというのも珍しいことではないようです。

このように岡崎市を活動拠点としているという特性上、彼らの撮影地を回る聖地巡礼を行うファンは多く、これらの体験は消費行動における聖なる消費といえるでしょう。

 

②岡崎観光伝道師

2つ目のポイントが「岡崎観光伝道師」です。彼らはその功績により2016年から岡崎観光伝道師に任命され、その後自治体とのコラボ企画を多く行っています。

その一つが「東海オンエアマンホール」です。これは、岡崎市各所にあるメンバーそれぞれのデザインがされたマンホールのことで、岡崎市の各所に足を運ぶことでさらに楽しんでもらいたいという思いで生まれました。マンホールにはARによる特典動画もあり、先ほどの聖地巡礼と共にこれらマンホールを巡る人も多いようです。

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(画像:https://okazaki-kanko.jp/feature/manhole/tokai-on-air)

東海オンエアとコラボしたものは他にもあります。それがシェアサイクルです。東海オンエア仕様にラッピングされたシェアサイクルが各メンバー分の6台あり、利用者はそれを探して借りることができます。またこのシェアサイクルも先ほどの聖地巡礼に利用する人が多く、売り上げは1000万円以上もあるといいます。

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(画像:https://okazaki-kanko.jp/news/5348)

他にも、昨年行われた名鉄とのコラボ「東海オンエア聖地巡りきっぷ」や、公園や公共施設での等身大パネルの設置など、様々な場所でコラボを行い、自治体PRを行っています。

このように人気YouTuberによる自治体PRの効果は大きく、特にファン層である多くの若者を岡崎市内に引き込むことに成功しています。また、家での撮影であったり上京していたりと、地元を拠点にしているYoutuberは少ないため、岡崎市特有のPR方法といえるでしょう。

皆さんもぜひ一度動画を見て、また興味を持った方は岡崎旅行も検討してみてはいかがでしょうか!

 

【参考文献】

超人気YouTuber(ユーチューバー)「東海オンエア」を事例に見る、地元系YouTuber×自治体PRの秘訣を徹底解説!!|SORENA|若年層マーケティング専門メディア

【地域密着】東海オンエアが岡崎市にもたらす絶大な経済効果と理想的な関係性について (yamucollege.com)

“カレーは飲み物”を商品化?

こんにちは!3年の三島です。

 

「カレーは飲み物」という言葉をTVやSNSなどで聞き覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回は、そんな有名な格言?をそのまま商品化してしまった「カレーな気分」をご紹介します!

そもそも、「カレーは飲み物」という言葉の原点は元タレントのウガンダ・トラさんがインタビューを受けた際に放った一言だそうです。強烈なインパクトを残したこの名言は人々の間で話題となり、今でもカレー好きの間でよく使われています。

そんな名言の商品化に成功したのがポッカサッポロから発売された「カレーな気分」です。2021年の8月下旬よりAmazonや楽天、一部コンビニなどで販売されていたのですが10月に入ってJR駅構内の自販機でホット飲料の取り扱いが開始したとともに黄色くて目立つこの商品の目撃情報が急増し、「自販機でカレー?」「カレーを飲むのか・・・」とSNS上で話題になりました。その結果、カレーな気分は3ヶ月で当初の想定を上回り、11月時点で出荷本数170万本を突破しました。

(画像:https://response.jp/article/2021/12/06/351993.html)

そんな商品のヒット理由をポッカサッポロの開発担当の藤田さんが分析されていました。

・ありそうでなかったものの新しさ・驚き(=手にとってみたくなるキッカケ)があった

「“カレーは飲み物”とする言葉や外食店もあるが、自販機やコンビニエンスストアで手軽に買えるアイテムとしてはありそうでなかった。新しさや驚きを感じられて手に取ってもらえた」

・食事の一品としてのシーンを獲得できた

「これまでの缶スープは『小腹満たし』のシーンが中心だった。『カレーな気分』では、おにぎりやパンと一緒に食事の一品になる『食事系スープ』にしたことで、新たな食シーンを獲得できた」

・カレーというメニュー自体のポテンシャルが高かった

「カレーは、2人に1人が月2~3回以上カレーを食べるくらいの人気メニュー。そこに着目して商品を企画した」

(引用:https://response.jp/article/2021/12/06/351993.html

レスポンス 2021-12-6  藤田氏へのインタビュー)

話題性という面でも大きなインパクトを残しながら、出先でもカレーを楽しむことが出来る手軽さが相まって商品の強みとなっているのではないかと感じました。

私自身、この商品を見かけたことが無かったのでこれから寒くなる季節に入ってから実際に手に取ってみたいなと思います!皆様もぜひお試しください!

 

本日はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました!

 

<参考文献>

「カレーは飲み物」を実現!飲む缶カレー「カレーな気分中辛」が8/23に新発売!

(参照:2022-7-19)

https://tokubai.co.jp/news/articles/5098

飲むカレー『カレーな気分』缶が想定外のヒット…その理由(参照:2022-7-19)

https://response.jp/article/2021/12/06/351993.html

カレーはやっぱり飲み物だった? 「飲むカレー缶」が自販機に登場(参照:2022-7-19)

https://sirabee.com/2021/10/13/20162585787/

 

「奇跡の一枚」によるSNSプロモーション

こんにちは、3年の保里です!

皆さん、橋本環奈さんをご存じでしょうか?おそらくご存じだと思うのですが、橋本環奈さんが有名になったきっかけである、「奇跡の一枚」を覚えていますでしょうか!

ライブ中の1シーンを切り取ったものなのですが、この写真が「1000年に1人の逸材」と話題になり、瞬く間に拡散されました。

この出来事のすごい点は、「プロではない一般の人が自身のSNSに写真をアップロードした」という点です。売り出そうと狙っていたわけではなく、思いがけず世間に見つかったのです。

実はこれをプロモーションの一環として行っているアイドルがいます。前にも紹介させていただいたのですが、=LOVE,≠ME,≒JOYというアイドルグループです。

これらのグループではライブの際に、一般席とは別に「カメコ席」のチケットが用意されます。カメコとはカメラ小僧の略称で、コスプレイベントやアイドルイベントなどで、モデルを撮影する人を指します。(蔑称とされる場合もあるようですが、ここでは愛称として使われています。)

公演中ずっと撮影可能というわけではなく、数曲の間「カメコタイム」が設けられ、その時間のみ撮影可能となります。

=LOVEの公式サイトでは、『=LOVE・≠MEのコンサートでは、お客様にSNSなどで積極的に拡散していただき、ご来場できなかったお客様や、まだ=LOVE・≠MEを知らない方に魅力を伝えていただけるように、公演中に一部「カメコタイム」というお客様がステージを撮影可能な時間帯を設けております。』(引用:https://equal-love.jp/news/detail/4200)という説明がなされています。

カメコさんはライブで撮った写真の中で、気に入ったもの・上手く撮れたものを自身のSNSにアップします。

(画像:https://twitter.com/821_tan/status/1543482159834742784?cxt=HHwWgIDS4Ze2xusqAAAA

使用可能カメラはデジタルカメラ・一眼レフカメラのみとなっており、画質も良いです。いいねも5000を超えていることから多くの人の目に留まっていることが分かります。

このようにファンがアップロードした画像の中で、本人が気に入った写真を自身のSNSに載せ直します。

(画像:https://www.instagram.com/saitou_nagisa/

アイドルはライブ中の素敵な瞬間をたくさん撮ってもらえ、ファンは自分の写真を本人がSNSに載せてくれるという、win-winな関係が築かれています。さらにSNSでの拡散により、新規ファンの獲得にも繋がります。

先週までのゼミでSMM分析を行ってきましたが、上手くユーザー(ファン)を巻き込んだSNSプロモーションであると感じました。

ライブ後には「奇跡の一枚」が山ほどアップされているので、良かったら一度見てみてください!

アイドルの話ばかりですみません!最後までお読みいただきありがとうございました!

【参考】

https://kotowaka.com/internet/kameko/

https://equal-love.jp/news/detail/4200

https://twitter.com/821_tan/status/1543482159834742784?cxt=HHwWgIDS4Ze2xusqAAAA

https://www.instagram.com/saitou_nagisa/

 

行き先がわからない?新幹線旅行

こんにちは、3年の有吉です。

皆さんは、旅行によく行きますか?

私は、毎年祖父母の家に行くために、広島に行くくらいで、そこまで活発に旅行はしません。

行ったことのない場所に行ってみたいという気持ちはあるものの、何せ日本国内で行ったことのない場所が多すぎて、そもそも面白そうな行き先を調べることが面倒くさいと思ってしまい、長期休みも家でゴロゴロしてばかりです。

そんな僕のために勝手に旅行先を決めてくれるものがあればなあと思っていたところ、JR東日本の面白いキャンペーンの告知を見かけました。

それが、「どこかにビューーン!」という新しいサービスです。

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画像元 https://dokokani-eki-net.com

これは、発着駅、往路の日付と出発時間、復路の日付と帰着時間帯、人数を入力して行き先候補を検索することで、4つの行き先候補の駅が表示され、その4つの中からランダムに旅行先が決まるというものです。4つの行き先候補に関しては再検索を行うこともできます。

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画像元
https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220705_ho04.pdf

ただ、行き先を決めてくれるだけではなく、行き先決定後に見れる行き先決定ページでは、観光情報も記載されているため、改めて決まった行き先に関して、あれこれ調べる必要はないのもうれしいポイントです。

行き先候補としては以下の画像のように東京駅から概ね150km以上のJR東日本の新幹線停車駅になっており、最も遠い場所としては、新青森駅までいくことができます。

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画像元 https://dokokani-eki-net.com

このようなキャンペーンは、日本航空でも「どこかにマイル」という名前で2016年12月から行われていたようです。その際も日本航空に協力していた野村総合研究所が、今回のJRのキャンペーンにも共に取り組んでいるようなので、日本航空で行ったキャンペーンで得た知見が生かされることでしょう。

近年SNSで自身の体験を共有する人が増加しているため、このサービスを利用した人がSNSを通じて発信していくことで、このサービスはどんどん広まっていくのではないでしょうか。

ただ個人的にこのサービスに関する懸念点を挙げるとすれば、サービスを利用するためには現金ではなくJREポイントが必要であるという点です。

「どこかにビューーン!」は、JREポイント6000ポイントで利用することができます。ただ、このJREポイントを6000ポイント貯めることが多くの人にとって簡単なものなのかという点が気になります。

実際、2020年にネットエイジアが行った、「日本人のポイント活用に関する調査」の中で、「ポイントの貯めやすさの満足度」に関しては、日本航空のJALマイレージバンクは31.4%と5位に位置していますが、JREポイントはトップ10に入らず。

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画像元 http://www.mobile-research.jp/investigation/research_date_200227.html#pos1

また、シチュエーション別でのポイントの貯めやすさの満足度を見てみると、「普段の買い物での貯めやすさ満足度」に関しては、JREポイントは20.3%、JALマイレージバンクは20.2%とほとんど変わらない結果ですが、「旅行での貯めやすさ満足度」はJALマイレージバンクは68.6%、JREポイントは20.3%と大きな差が付いています。

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画像元 http://www.mobile-research.jp/investigation/research_date_200227.html#pos1

JREポイントのお得な貯め方については、ホームページの中で紹介されていますが、サイトの1番下に載っているだけになっており、JREポイントのことを調べようと思わないと、たどり着くことができなそうです。

また、貯め方の例を見てみると、家で貯める方法として、「JREMALLにてビューカード利用でふるさと納税6万円寄付に加えて、JREMALLで一年間毎月1万円(税抜き)分ビューカードを利用してお買い物すれば6300ポイント貯まる」となっていましたが、なかなか面倒くさそうに感じてしまいます。

僕は、面倒くさがりなので、結果自分が得をすると知っていても、そこに至るまでの手続きなどが自分から見て簡単そうでなければ、新しいものに手を出しません。今回のキャンペーン自体は面白そうでしたが、ポイントを貯める過程が大変そうだったので、利用しなさそうです。

ただ、JREポイントを普段から利用している方や、今回興味を持った方は、ぜひ思いもよらない目的地への旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?

ここまで読んでいただきありがとうございました!

参考文献

ネットエイジアリサーチ 日本人のポイント活用に関する調査2020 http://www.mobile-research.jp/investigation/research_date_200227.html#pos1
(最終閲覧日2022/07/09)

JR東日本ニュースリリース 「どこかにビューーン!」で新幹線の新しい旅行が始まります https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220705_ho04.pdf (最終閲覧日2022/07/09)

JR東日本 どこかにビューーン!専用サイト https://dokokani-eki-net.com (最終閲覧日2022/07/09)

それは本当に「手抜き」ですか?

こんにちは、3年の吉尾です。

みなさん、「手抜き・手間抜き論争」という論争はご存じでしょうか。

20208月、「冷凍餃子を食卓に出すのは手抜きだ」というツイートをきっかけに議論が白熱。直近ではスーパーのお惣菜コーナーでポテトサラダを購入しようとした女性に「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」と声をかけた「ポテサラおじさん」が話題になったこともあり、Twitter上にはさまざまな意見が飛び交いました。

そんな論争に終止符を打ったのがこちらのツイート。

このツイートが多くの方々が抱いていた「不寛容な社会」への気持ちを代弁したこともあり、集めたいいねの数は44万を超えました。中には否定的な意見の方もいましたが、メディア取材を通して投稿の意図をより明確にしていくことで賞賛、賛同の輪は大きくなっていきました。

ただ、味の素はこの「バズり」をそのままでは終わらせませんでした。Twitter上で共感の輪が広がったことで生まれたナラティブを可視化するため、202010月に次の動画をYou Tubeにアップしました。(ナラティブ:企業が一方通行にストーリーを伝えるのではなく、顧客と共に物語を作り上げること) 

115秒という短い時間ですが、「おいしい冷凍餃子の作り方」と銘打ったこの動画の中には味の素が長年積み重ねてきた美味しさへのこだわり、そこに至るまでの「手間」と「愛情」が溢れています。また動画の「最後の仕上げは、あなたのフライパンで」という締めくくりからは企業と私たちの間で一つの物語が形成されているような印象を与えてくれます。

現在多くの企業が公式SNSアカウントを運用していますが、このケースのように直接的な販促活動ではなくとも大きな反響を生み出すことが増えています。企業との心理的距離感を近く感じられるSNSでは一方的な発信ではなく、消費者と共に物語を紡ぎ出していくことが重要になっていくのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

参考文献

本田哲也.”冷凍餃子の「手間抜き論争」がバズった理由“.東洋経済オンライン.2021-5-17.

https://toyokeizai.net/articles/-/427621 (参照2022-7-5)

 

星井博文.” 味の素冷凍食品が仕掛けた「冷凍餃子#手間抜き論争」は、なぜ多くの共感を得られたのか?/Twitterアカウント中の人と本田哲也氏に聞いてみた”.impress BUSINESSMEDIA.2021-2-12.

https://webtan.impress.co.jp/e/2021/02/12/38705 (参照2022-7-5)

TikTokでバズる曲

3年の小川です。

僕は暇つぶしによくTikTokを見るのですが、本当に見ていると時間があっという間に過ぎていきます。ですが僕がもっとも注目しているのは踊っているかわいい女の子やひろ〇きの切り抜き動画などではなく、動画で使われている音楽です。TikTokではSNSの中で一番ハードルの高かった動画投稿という手段を音楽を決めてそれに合わせて踊ったり、豊富な編集機能を取り入れることでそのハードルを下げ多くのユーザーが動画を投稿しやすくなりました。そしてその主にダンス動画などで使われる曲は昔の曲から新しい曲、海外の曲から日本の曲までいろんなものが使われています。紅白に出たYOASOBIもTikTokから有名になった曲の一つとして有名ですよね。

今ではこのTikTokでバズるための曲なんじゃないかと思うものも出てきましたのでそれを紹介させていただきます。

このグループは最近デビューしたアイドルグループでFruits Zipperといいます。このグループのデビュー曲である「わたしの一番かわいいところ」はsportifyのバイラルチャートで4位を獲得しており、TikTokではこの曲を使った動画が7/6時点で4万本近くあげられています。最近TikTokでバズった水曜日のカンパネラのエジソンが10万本、さとうもかのmelt bitterが23000本なのでこの曲がそれなりにTikTokで使われていることがわかります(比較に使った曲はどちらもバイラルチャートにランクインしており、それぞれ8位、11位である)

そしてこの曲がもっともTikTokでのウケを狙っていると思われる理由がサビの時間です。この曲では曲が始まってから53秒の「ねぇねぇねぇ」という部分から1分8秒の「私もそれに気づいた」というところまでの部分が動画でよく使われており、その間なんと15秒。これはTikTOkがもともと1本あたり投稿できる動画の長さと全く一緒なんです。彼女たちはこの15秒間を踊る動画を上げたところそのキャッチーなメロディもあいまってすぐに知名度が上がるようになりました。また水曜日のカンパネラのエジソンもサビは15秒です。melt bitterのサビは20秒ですがこの曲が発売されたのはTikTokが今ほど拡散力を持つ前なのであまりTikTokで売ろうとして作ったわけではないのだと思われます(結果的に今バズっているのはコード進行や歌詞の中身などの影響、そして動画に使える時間が2021年7月より3分に伸びたことなども要因として考えられます)

そのほかにもBPM(曲のテンポ)が最近の若者などに受けやすい120~130の間であったり、曲に合わせて踊れる曲であること、振り付けがキャッチーでことなど錆が15秒である以外にもTikTokでバズりやすい要素をたくさん含んでいます。このグループは曲を出すと同時にまず自分たちの曲の「踊ってみた」動画をTikTokで公開し、みんなも踊ってねという風によびかけたところ広がりました。

このようにTikTokでバズる曲は大体サビが15秒(または1分弱)、踊れる曲であることなど今まではこれがたまたまそうなっているだけ、一部コミュニティで人気を集めていた曲がたまたまTikTokでも人気になるということが多かったですが今ではTikTokでバズる曲だったからこそ人気になる曲もあるというのが個人的には面白かったです

TikTokは今やすごい拡散力を持っていて一見そこで踊っていたりする人たちがメインで目立っているようにも思われますが、そこで使われる音楽もまた日本の音楽シーンに影響を与えているので音楽もまた主役です。TikTokは時間があっという間にすぎていくし入れたくないし興味もないという人もいるとは思いますがぜひ一度見てみると面白いと思います。