巷に溢れる誇大広告

こんにちは!3年の鈴木です。皆さんは誇大広告という言葉を知っていますか?誇大広告とは、「商品やサービスの内容・価格などが、実際のものより優良または有利であると消費者に誤認させるように表示した広告。」のことです。

先日テレビで「このダイエット食品のおかげで2週間で15kg痩せました!」という内容のCMを目にしました。これは誇大広告でしょうか?

誇大広告は薬事法や景品表示法によって規制されていますが、今回は景品表示法を中心に扱います。その内容は大きく3つに分けられます。1つ目は優良誤認表示です。景品表示法では、具体的には、実際よりも商品やサービスが優良であると誤認させるような「優良誤認表示」が禁止されます。次に有利誤認表示です。これは、実際よりもその取引が有利であると誤認させるような内容の広告のことです。最後にその他誤認されるおそれのある表示です。これは、特に誤認のおそれや消費者に与える影響があると考えられる広告内容について、内閣総理大臣(消費者庁)によって特に指定されている広告規制のことです。

実際に景品表示法で摘発された例として楽天がセール価格と偽って特定の価格で商品を販売していたことや、ファミリーマートが国産鶏肉使用としていた商品に本当はブラジル産の鶏肉が使用されていたことなどがあります。

ネットなどはさらに深刻で広告主のサイトに誘導する為に悪質な広告を掲載しているサイトもあります。企業が誇大広告を利用する背景には、悪評も評なりといった考え方もあるのではないかと思います。景品表示法で規制されている誇大広告ですが、現状では様々な場所で目にすることがあります。この問題の解決には企業だけでなく、行政や消費者も一緒になって取り組むべきではないでしょうか。

大手企業も摘発!?景品表示法違反事例10選と罰則・罰金


https://www.google.co.jp/amp/s/webtan.impress.co.jp/e/2014/05/13/17405%3famp

タピオカ×映え=○○

こんにちは。最近、本場のタピオカを飲むために弾丸で台湾に行って来ました、3年の酒井です。

タピオカの再流行によって、東京に限らず地方にも出店するお茶のお店が今急増しています。しかし、”タピオカといえばここでしょ!”といえる代表的なお店は未だ確立されていないので、新規参入店がどんどん台湾から上陸しています。

そんなタピオカ業界ですが、”インスタ映えのタピオカといえばここでしょ!”といえるお店があります。そう、鹿のマークが目印の「THE ALLEY」です!

そもそもタピオカは、インスタ映えに大した活躍はしません。だってお茶に黒い玉が沈んでるだけですから。しかし、SNSで拡散されるすなわち商品ヒットの時代。そこでどうにかタピオカを映えさせるために生み出されたのが、、、

「盆栽タピオカミルクティー」

↓これです!

普通のタピオカミルクティーの上に、ココアチップとミントの葉を乗せて「盆栽」に見立てたということです。

パッケージも、中身が見えるように透明で、鹿のマークを大きく載せることでお店の目印としてわかりやすく、中身が見えなかったり、店名の漢字だけが印刷されたものが多い他店の商品との差別化にもなっていると思います。

台湾と日本のタピオカのお店を比較して気づいたことがあります。それは、台湾のお店にはイートインが無いのに対して、日本はカフェとして店舗があるということ。

これは、台湾には自動販売機がほとんど無いけれど、タピオカやお茶を飲むことが日常的な行為であるからだと考えられます。また、日本店におけるターゲットはカフェの雰囲気を好む学生や20代の女性であり、ゆっくりと座って少し贅沢な時間を楽しんでもらうためではないでしょうか。

個人的にはミルクティーの味重視なので、お茶が美味しいお店が好きですが、「THE ALLEY」は新宿にも店舗があるので、みなさんも良かったらこの盆栽タピオカミルクティーでインスタ映えを狙ってみてはいかがでしょうか?

文庫本以外買ったことあります?

こんにちは!最近通勤・通学中の読書がマイブームになっています、吉田です。

僕は電車の中で小説を読んでいるのですが、決まって文庫本を読んでいます。ですが、小説には文庫本だけでなくハードカバーの大判の本も出版されています。なぜこのように2種類の形態で本を出版しているのでしょうか。疑問に思ったので調べてみました。

まず、小説は基本的に単行本で販売され、その後平均して約3年後に一部書籍が文庫化されます。

しかし、なぜ単行本が先に販売され、また文庫化まで3年も要するのでしょうか。電車の中だけで読む僕としては、大きく、重く、値段も高く、単行本に何の魅力も感じません。

まず単行本が先に販売される一番の理由としては、単行本の価格が文庫本よりも圧倒的に高いので、作者と出版社への収益が大きくなる点です。どうしてもある作品が読みたくても文庫本の刊行がなければ、消費者は単行本を買わざるを得なくなります。また、ハードカバーのデザインが凝っていたり、経年劣化しにくい紙を使用しているので、作品をデザインからも味わいたい、長期間保存したいという「読書家」のニーズに適した形態であるといえます。

さらに、文庫化まで3年が必要な理由は、出版社がこの間に単行本での売れ行きを判断し、そのうえで売れると判断したものだけを文庫化しているためです。このおかげで、薄利多売になる文庫本でも出版社はリスクが少なく出版にとりかかることができます。また、単行本での売れ行きが低迷してきたタイミングで文庫化するので、長期的に利益を上げられることができます。

このように、小説の文庫化には出版社のマーケティング戦略が関わっていました。しかし、最近はこのような形態だけでなく「電子書籍」という新しい形態も増えてきています。出版業界もこれからは新しいマーケティング戦略も考えていかなければならないのではないでしょうか。

 

インパクト大!ドンキ文字


こんにちは!3年の岡部です。
今日は私が足繁く通うドン・キホーテのPOPについてお話したいと思います!
ドン・キホーテと言えば…
「ドンドンドンドンキ〜ドン・キホーテ〜」
の曲や、高く積まれた激安商品、迷路のような店内など、とにかくインパクトが凄いですよね!
さらに店内で一際目を引くのが、独特なフォントを使用したPOPです。このフォントは「ドンキ文字」と呼ばれ、全て手書きで書かれているのです!
ドン・キホーテにはPOP職人が1店舗につき、1人~4人ほどおり、ドンキ文字を使ったPOPを素早く仕上げる仕事をしています。
POP職人を配置しているなんて珍しいですよね!?
なぜわざわざPOP職人という専門職を置いているのでしょうか。
それはPOPが売上に大きく貢献しているからです。POPを手書きにすることで、担当者の思いを伝えると同時に、アミューズメント性を生み出し、お客様に買い物を楽しんでもらおうという狙いがあるのです。また、地域のことをよく知る担当者が、地域のお客様に商品の魅力を最大限伝えられるよう、店舗ごとにPOP職人を配置しています。
ドン・キホーテは商品の魅力を伝える努力をしていること、さらに「ドンキといえば…」のイメージ付けが上手く出来ていることから売上が伸びていることがわかりました。
皆さんも激安ジャングルに足を運んでみてはいかがでしょうか。
参考文献

高級食パンブーム

 

みなさんこんにちは!3年の木塚です。3年生になり早2ヶ月。新学年としての生活も落ち着いてきて、1限がない日が多いこともあり、最近では朝ごはんをきちんと食べるようになりました。みなさんは朝ごはんはパン派ですか?ご飯派ですか?私はパン派です!

というわけで今回は近年話題の高級食パンについて調べてみました。

かつては日本の主食といえば「米」でしたが、昨今は食の多様化が進み、状況は変わっています。パスタやラーメンなどさまざまな主食があるなかで、いま台頭しているのが「パン」。パンのフェスや高級食パンブームに見られるように、多くの人がパンの台頭を感じていることでしょう。今回はパン業界の躍進とともに、「どんな高級食パンが売れているのか?」「なぜこんなに売れているのか?」を紐解いていきます。

日本の主食はもはやパン!?

2011年、日本の食文化において衝撃的なニュースがありました。一世帯当たりのパンに対する支出額が、米に対する支出額を上回ったのです。その金額は、米が2万7,428円、パンが2万8,318円というもの。翌年には米が盛り返しパンを上回りますが、パンに対する支出額は右肩上がりで、2014年以降は再度パンの支出額が米を上回る状況が続いています。

パンの中でも、最近は特に「高級食パン」が大ブーム。忙しい時にワンハンドで食べやすい、携帯しやすいといった一般的なパンが人気を得る理由に加え、素材や食感にもこだわって作られた柔らかく食べやすい高級食パンは、高品質なものを求める高齢者に受けがよく、年々需要が拡大しています。

この高級食パンブームのきっかけと言われているのが、セブンイレブンの「金の食パン」です。「金の食パン」は販売されてから半年で、約2500万食という驚異的な売り上げを記録。また、『乃が美』に代表される高級食パン店が続々と誕生し、消費者の選択肢に広がりを見せたことで、一気にブームが過熱しました。

今や高級食パンは戦国時代を向かえ、東西あらゆる場所でブランドが生まれています。

乃がみ、セントルザ・ベーカリー、おれのベーカリー、パンとエスプレッソと…

続々と出店する高級食パン店に目が離せません!

これは余談ですが、関東は薄切り(6枚切り、8枚切り)、関西は厚切り(4枚切り、5枚切り)を好む傾向があるそうです。私は関東出身ですが、父が関西出身なのか実家では4枚切りの食パンしか食べたことがなく、一人暮らしを始めて4枚切りがあまりスーパーに売っていないのを見て驚いたのが記憶に新しいです。

「物販」のファッションブランド化

こんにちは、3年の吉野です。

皆さんは好きなアーティストはいますか?また、ライブやコンサートに行くことはありますか?

私は邦ロックが好きでよく好きなバンドのライブに行くことがあります。その会場で目に留まるものと言えば「物販」です。アーティストのグッズを手に入れることができます。物販にはタオルやラバーバンド、キーホルダーなどたくさんの商品がラインナップされていますが、私が特に注目するのはライブTシャツ、いわゆる「バンT」です。

もちろんアーティストによって様々ですが、以前まで目立つデザインや色でライブが終わったらパジャマになるような派手なデザインのものが多かったです。それでも、記念になるしその日限りでも買う!なんて人も多かったのですが、そんなバンT、最近ファッション性がすごく高くなっているんです。

アーティストのロゴだけがプリントされたシンプルなものがスタンダードとしてあり、ツアー限定デザインのTシャツも異なるデザインでつくられ、カラーバリエーションも増え、Tシャツだけでもあれ?どこかのブランドかな?というくらいラインナップが充実しています。さらに、最近ではベルトやサコッシュ、靴下などといったアイテムを取り入れられ、ますます物販がアパレルブランドのようになっています。

また、アーティストの中にはブランドとコラボしたグッズを出すバンドもいます。

 

なぜロックバンドがこんなにも物販にこだわるのでしょうか。

その大きな理由は、物販が大きな収入源であるからです。いくらチケットが完売してもチケット代で得た収入は会場費や機材の移動費などの費用で飛んでしまいます。物販でさらなる収入を得ることができるため、力を入れているのだと考えられます。それは今までも同様であったのですが、近ごろの物販のファッション性の高まりはSNSに大きく後押しされていると言えます。InstagramやWEARなどで「バンT」で検索すると、古着以外にも最近のバンドのTシャツを使ったコーデがたくさんアップされています。オシャレ上級者が日常使いにうまくバンTを取り入れたことに始まり、アーティスト側が日常使いしやすいデザインのものを扱うようになり、さらにバンTの日常使いが一般的になったため、さらに物販がアパレルブランド化しているのです。

バン Tを普段使いすることに抵抗が少なくなってきたこととバンT自体のファッション性の向上との相乗効果でアーティストの物販がどんどん魅力的なものになっています。今後もどんな素敵なグッズに巡り合えるか楽しみです。

参考URL

http://c-n-r.jp/

http://myhairisbad.com/home/

http://lucci-nagoya.com/

 

『Coke On』でおトクに

こんにちは。3年の伊藤です!

夏が近づき、暑い日が増えてきましたね。暑い日はのどが渇くので、すぐに冷たい飲み物が買える自動販売機はとても便利ですよね。

そこで今回は、自動販売機に関連して、コカ・コーラ社が行うサービス「Coke On」について紹介します。

 

「Coke On」とはコカ・コーラ社が2016年4月から開始した、スマホと自動販売機を連携するスマートフォンアプリのサービスです。「Coke On」に対応した自動販売機「スマホ自販機」であれば、自分のスマートフォンとBluetoothで接続することができます。そして、スタンプを15個貯めると、好きな製品と交換できるドリンクチケットがもらえます。スタンプを貯める方法として、

①接続した状態でドリンクを購入する

②様々なキャンペーンに参加する

③「CokeOnウォーク」で歩数目標を設定し、1週間の目標を達成する

の3つがあります。また、ドリンクチケットを友達からもらったり、キャンペーンに参加してもらったり、などなどいろいろな使い方があります。2018年7月時点で1000万件ダウンロードされる人気のアプリとなりました。

Coke Onを導入したことの成果として、自販機での売り上げが上がっているということがあげられます。「スマホ自販機」と非対応の自販機の売上を比べると、前者のほうが4~5%高いそうです。

また、自販機の利用者層にも変化がありました。自販機の主力製品が缶コーヒーであったため、今までは30~40歳代の男性の利用が多かったのですが、当サービス導入によって、学生など若年層の利用が増えました。

実際に私も友人に勧められ、つい最近利用し始めました。その際に実際にダウンロードしようと思ったのは、③で紹介したCokeOnウォークがお得だと思ったからです。「歩くだけでスタンプが貯まって、飲み物がもらえるんだったらダウンロードしてみよう」という感じです。

このCokeOnウォークのサービスは2018年4月から開始されました。近年の健康志向の高まりにも合致していて、とても興味深いサービスだと感じました。

 

 

 

「Coke On」のサービス全体として興味深いのは、自販機にスマホを接続する、ドリンクを買ったり歩いたりしてスタンプを集める、そのスタンプを使い製品をタダでもらう、、、という一連の行為が消費者に楽しい体験を提供し、それが成果につながっているという点です。

 

また、スマホ自販機は全国で27万台も設置されていて(2018年9月時点)、今まであまり身近には感じなかったIoTの活用が進んでいると感じました。コカコーラ社にとってとても重要なのは、自販機にスマホが接続されることによって、消費者の購買データを取得できる、ということです。全国で27万台もあるということは、それだけ多くのデータが集まり、マーケティングの際の強みになります。だから、無料で製品を提供しコストを増大させたとしても、行う価値のある施策だと考えます。そのうえ、「あとちょっとでスタンプが貯まるから自販機で飲み物を買おう」という購買の動機にも繋がり、強い販売促進活動であるとも言えます。以上のことは、デジタルマーケティングのよい事例であると考えます。

みなさんもCoke Onアプリを利用して、デジタルマーケティングに触れてみてはいかがでしょうか?

〈参考URL〉

https://c.cocacola.co.jp/app/

https://c.cocacola.co.jp/app/howto/

https://www.imjp.co.jp/works/cocacola/

https://www.cocacola.co.jp/stories/coke_on_walk

BOOK・OFFなのに本ねぇじゃん

秋本です。2016年3月期に営業赤字に転落してから2018年3月期まで3年連続で赤字に転落していたブックオフグループホールディングスが2019年3月期には2度業績の上方修正を行うなど、業績が急回復しているということで興味を持ち、調べてみました。

BOOK・OFFは本やCD・DVDなどのソフトウェア市場の縮小やフリマアプリの普及により厳しい環境にありました。

このような状況でBOOK・OFFはホビーや玩具、アパレル用品や楽器などの取り扱いを始めました。取り扱い商品が増えたことにより、ファミリー層も来店するようになり客層が広がったことに加え、客層の拡大に伴うソフトウェアの売買も増えました。他にも様々な要因があると思いますが、これが大きな要因となり、BOOK・OFFは業績を回復することができたと考えられます。また自身の考察ですが、フリマアプリが普及する一方で直接商品を手にとってみたいという客層が現れたことも一因としてあるのではないかと思います。

また個人的に興味を持ったのがCMです。今までの「本を売るならBOOK・OFF」としていたキャッチフレーズが今回のCMにより本以外の商品も取り扱っていることが分かります。調べたところ、CMは関東・中京圏で10日間だけの放送でしたが、反響はかなり大きかったようです。またSNSで話題となり、放送圏だけでなく全国的にも話題となるなど、現代のインターネット時代ならではのプロモーションの形が面白いと感じました。

参考文献
https://toyokeizai.net/articles/-/276950?utm_source=auweb&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&utm_content=article

#ダブルウェアの出番

こんにちは。3年の横田です!

段々と夏も近づいて来て、女性の皆さんは特にこれから化粧崩れなども気になりますよね。

そこで今回は、崩れにくいファンデーションとして有名なエスティローダーの「ダブル ウェア」について調べてみました。

エスティ ローダーの「ダブル ウェア (正式名称:ダブル ウェア ステイ イン プレイス メークアップ SPF10/PA++)は1998年の発売以降、「10cmの距離でも15時間後でも、美しい」というコンセプトのもと、ロングセラーとなっているリキッドタイプのファンデーションです。 

くずれない。 その自信は、あなたを輝かせる。Double Wearダブル ウェア ステイ イン プレイス メークアップ SPF 10/PA++

そんなダブルウェアですが、2017年にはTwitterを利用したキャンペーンを行っていました。それは、「#ダブルウェアの出番」とハッシュタグをつけて、“あなたにとってのダブルウェアを活躍させたい場面”を投稿すると、抽選で50名に化粧下地をプレゼントするというものです。そして翌年2018年には、2度目のキャンペーンを実施し、ダブルウェアの売上は過去最高に達したそうです。

具体的にはTwitterで、「彼とおでかけデートで嬉しいけど、なかなか化粧直しが出来ない」や、「働くママさんは、いつだってキレイでいたいけどメークを直す時間がない」というように、女性の生活スタイルに合った場面での、ダブルウェアのベネフィットを、エスティローダーの公式アカウントもツイートしていました。

このように企業側からの一方的なメッセージではなく、お客様に実際に語ってもらえるベネフィットを発信することで、企業も利用者の声を聞くことができ、市場はどのような時にこの商品を求めているのかなど、市場のニーズを捉えるのにも役に立ったのではないかと思います。

商品の特徴である、崩れにくいファンデーションという点が顧客の生活に寄り添った形で伝わり、また、口コミなどの評価も重要である化粧品で上手くTwitterの拡散力を利用できたことが、このキャンペーンの成功要因かなと考えました。

夏も近づいてきて、そろそろ「#ダブルウェアの出番」になってくると思うので、この商品を使って暑い夏を乗り切りたいと思います。

参考文献:https://www.esteelauder.jp/dw

https://marketing.twitter.com/apac/ja/success-stories/esteelauder.html

 

ドトールコーヒー

こんにちは。3年の石田です。カフェといえば、皆さんはまずどこを思い浮かべるでしょうか?最近だと、やはりスタバを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし、日本生産性本部による顧客満億度調査によれば、スタバよりもドトールコーヒーの方が毎年上位に来ているのです。

ということで、今回はドトールの安定した顧客獲得の理由について紹介していきます。

最初に結論から言ってしまうと、ドトールは「仕事で疲れたサラリーマン」をターゲットにして、ふらっと寄れる敷居の低い店を作ることで顧客を安定して獲得できているのです。

具体的にみていくと、まず価格に関しては、とにかく低価格に設定されています。スタバやタリーズのコーヒーが300円ぐらいするのに対して、ドトールは220円。そのほかのフードメニューなども比較的低価格で提供されています。この低価格設定が、ターゲット層のニーズにマッチしているのではないでしょうか。

次に流通に関して見ていくと、ほとんどが駅前に店舗を構えています。また、ガソリンスタンドにも併設されている店舗もあり、やはり車を運転してきたお父さんや仕事帰りの社会人を狙った場所を中心に出店しているのでしょう。

最後にプロモーションに関してですが、ドトールは基本的にテレビCMなどの広告はしていません。その代わりに、店頭の看板や店員の声掛けにより顧客に訴えているようです。というのも、ドトールのプロモーションの目的が来店者数を増やすことではなく、来店してくれたお客様にいかにほかの商品を買わせるかにあるからだと思います。

 

以上、ドトールの顧客獲得戦略に関しての紹介でした。ドトールの入りやすさにはこんな戦略が隠れていたのですね。これからもドトールコーヒーを利用していきたいと思いました。