ノベルティの効果

こんにちは、西尾瞳です。


早速ですが、みなさんはノベルティをもらったことがありますか?

ノベルティとは、企業が自社や商品の宣伝をすることを目的として、それらの名称を入れて無料配布する、いわゆる記念品のようなものです。
私の好きなブランドである、mysticもたまにノベルティフェアをやっており、「○○円以上お買い上げの方にノベルティをプレゼント!ただし、なくなり次第終了」という内容で告知をしています。
たかがノベルティとは言っても、貰って嬉しいものでなければ、消費者の購買意欲に繋がらないため、比較的実用的なものがノベルティになるような気がします。(mysticであれば、主にカバン)

では、この告知をすることで、どのような効果があるのでしょうか。
わたしは、大きく2つの効果があげられると思います。

1つ目は、ノベルティが欲しいから○○円以上買う、または、「なくなり次第終了」という言葉に惹かれて○○円以上買ってしまう消費者が出来ることです。
ここで特殊だと考えられるのは、本来そこのブランドの商品が欲しいわけではないが、無料のノベルティが貰えるから…という消費者に対して、付加価値を与えることで消費を促す事が出来ることと、洋服などの比較的突発的な消費意欲が湧きやすい商品について、期間限定であることを意識させることで、一瞬の消費意欲を高めることが出来ることだと思います。
2つ目は、ノベルティに自社の名前を入れることで、今後もそこのブランドを覚えていてもらえるということだと思います。

ファッション業という、流れの早い業界で、いかに消費者に自社のブランドの商品を買ってもらうかという戦略は常に課題になる部分であり、その戦略として、ノベルティフェアは有効であると思います(^^)

がんばれ!テレビゲーム!

こんばんは。3年の小山です。

最近、電車の中ではほとんどといっていいほどの割合の人がスマホを操作しているように見受けられます。
ですが、そんな中Nintendo3DSやPS Vitaなどのいわゆる「携帯型ゲーム機」を持ち歩いている人もちらほら見受けられます。
今回は、そんな携帯型ゲーム機が含まれているテレビゲーム市場について分析してみたいと思います。

→amazon リンク Newニンテンドー3DS-LL-パールホワイト

テレビゲーム市場は現在大きな市場ではありますが、大きな成長を遂げているスマホゲーム市場の影響もあってか、年々市場規模は減衰していっています。
しかし、スマホゲームの普及という外部からの影響の問題だけでなく、テレビゲーム市場には内部にも問題が存在しています。

それは「中古ゲーム問題」です。

新品のゲームソフトが購入されると、一定の割合の利益がメーカーに還元されます。しかし、中古ゲームを売る中古販売店は、そのゲームが中古であるがためメーカーには利益を還元しません。
これによりメーカーが中古販売を非難したのが「中古ゲーム問題」の始まりでした。
実際、この問題は裁判にまで発展していて、裁判の判決は「中古販売は合法」ということでした。

ではなぜ、「中古ゲーム問題」がテレビゲーム市場を弱らせていったかというと、メーカーに利益が行き届かなくなり新作ゲームの質が落ちることで、新作ゲーム市場のもとに成り立っていた中古ゲーム市場もろとも総崩れしていってるからだと考えられます。

かといって消費者目線で考えると、新作より安くて同価値の中古品は魅力であり、また買取してくれるともあれば新作のゲームソフトを買うリスクも少なくてすみます。仮に中古品の販売を禁止してしまうと、そもそもゲームを買われなくなり結局ゲーム業界が衰退していくことも懸念されるでしょう。

この問題に対して、メーカー側が何もしてこなかったわけではありません。中古で買った場合にはオンライン接続ができない(または別途有料)仕様にしたり、バーチャルコンソールなどダウンロード専用のゲームソフトを売ったり、といった工夫も見受けられます。

しかしメーカー側が進化していれば中古市場も進化しているわけで…。最近ではヤフオクやメルカリなどの出現で中古販売店を通さずに消費者から消費者に中古ゲームが流通しています。ダウンロード専用でもデータごと売られてしまっては対策になりません。

こういった状況からメーカーはさらに中古で売られることのないF2P(Free to Play)ゲームといった基本無料で課金型のゲームの開発も行い始めました。ですが、個人的にはこれは現存のスマホゲームの後を追っているだけで、独自性を失ったテレビゲーム市場がスマホゲーム市場に吸収されるのも時間の問題だと思います。

            →amazon リンク PlayStation-Vita-Wi-Fiモデル-ブラック

でもテレビゲームにはスマホゲームには無い「最高級の暇つぶし」というすばらしい価値があると信じています。
スマホゲームがゲーム業界のなかでものすごい勢いで勢力を大きくしている中、テレビゲームはメーカー同士でいがみあったり、新作と中古でもめたり、中にはスマホゲームにすり寄ったり、、、

今こそメーカー同士が手を取り合って、中古販売業者とも協力して、スマホゲームに立ち向かう時ではないでしょうか。
私の暇つぶしがいつまでも最高のものであり続けるために…がんばれ!ゲームメーカー!

がんばれ!テレビゲーム!

アプリと実店舗をつなげる

こんばんは!お久しぶりです浅田です。
先週ブログの担当だったのですが、なんと投稿を忘れてしまいました、、
ほんとうにすみません。。

さて!話は変わりまして、わたしはブログを投稿していない間に、新しくレンタルビデオショップのアルバイトを始めました。そのお店ではアプリの登録促進に力を入れていて、レジでは必ずダウンロードを促しています。果たしてどんなメリットがあるのだろう??と疑問に思ったので、アプリの実店舗への集客効果を調べてみました。

アプリと実店舗の関係について調べてみたところ、「O2O」というキーワードが必ず出てきました。
これは、「online to offline」の略で、オンラインからオフラインでの(購買)行動へと促す施策ことを言うそうです。

具体的な例として、アプリ上で限定クーポンを配信したり、近くの店舗を示すことで来店を促す施策があげられます。マックのアプリでのクーポンや、無印良品のポイント制度は使っている人も多いのではないでしょうか?
このO2Oの施策を行うことのメリットは大きく2つあります。
一つは、インターネット内だけで集客効果が期待できることです。クーポンをわざわざ印刷する必要もなく、以前より気軽に顧客にサービスを提供することができます。
今は一人一台スマートフォンという時代なので、幅広い人に来店のきっかけを作ることができると思います。
もう一つは、効果を測定しやすいということです。ネット上では、どこのホームページから自分の店舗に飛んできたか、何回クーポンを使ったか、1日に何度ページにアクセスしているか等全て数字で記録を残すことができます。全国どこの店舗でクーポンを使用したとしても、すぐにデータが集計されます。
雨天時には、クーポンを配信する、混雑時には配信をやめるなど結果をもとにリアルタイムに操作できることで、顧客への無駄のないアプローチが可能です。
O2Oに成功した有名な例として無印良品のMUJIpassportが挙げられます。
ムジパスポートとは、アプリを会員証として利用できるサービスのことです。
店舗やネットで商品を購入することで、ポイントを貯めることができたり、クーポンの発行、在庫検索などの機能をアプリで提供しています。
無印良品では、「顧客時間」というものを大事にしています。「顧客時間」というのは、商品の購入と、購入するまでの時間、購入してから商品を使う時間を指します。
ウェブと実店舗両方を繋げることで、顧客はウェブで見て実店舗で買う、実店舗を見てウェブで買うという双方を使って商品を検討することになり「顧客時間」を増やすことになります。
無印良品では、商品レビューを書くことでクーポンを配信するというサービスも行っているため、商品購入後もその商品に対する顧客時間をのばしています。レビューは他の顧客への商品購入への動機付けとなるので、一石二鳥だと思います。顧客にとっても、商品を実際に使用した人の感想を知ることができるので、メリットがありますね!
このように、実店舗とウェブを対立させるのではなく、繋げることによって、顧客を獲得することができるのだと思います。
私もいろいろなアプリを使用して、お得な買い物をしつつ、各社の施策の意図や、おもしろいサービスを発見していきたいです!
書ききれませんでしたが、さまざまなO2Oの取り組みがあったので、調べてみると面白そうです!

ボジョレーヌーボーと日本

こんにちは!経営学系3年の松浦です!

今年もあと1か月ですね!早い!

もう11月も終わります。

11月といえば・・・そう。ボジョレーヌーボーで話題になりますよね。

(あまりワイン飲まないし、詳しくないけど、)

今回はこのボジョレーヌーボーについて調べてみました。




画像 ボジョレーヌーボー2015 アマゾン

そもそもボジョレーヌーボーとは何ぞや?

答えは、フランスのブルゴーニュ地方のボジョレー地域で造られる、その年に収穫されるガメイ種というぶどうをその年に仕込む、フレッシュな「神酒」(ヌーボー)のことです。

もともとは「地酒」であったのだが、1967年フランス政府によって公式に11月15日を解禁日として発売することを認められ、大ブームとなり、1970年代ころから陸路、空路の発達に伴い世界中にその名を轟かせていったのです。

その中でも特に日本はボジョレーをよく飲む国です。少し古い2007年のデータによると、ボジョレーの46%は日本が輸入しているとのことです。

 参考:ボジョレーヌーボーと日本のワイン市場

毎年ニュース番組などで報道されており、どうしてここまで取り上げられるのでしょうか?

それは日本人の新しいものに敏感で、イベント好きという点。と1980年代後半のバブル期に盛大なキャッチコピーで紹介された点だと考えます。

ここで歴代ボジョレーのキャッチコピーを紹介します。

2003年「100年に1度の出来、近年にない良い出来」
2007年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
2009年「50年に1度の出来栄え」
2012年「ボジョレー史上最悪の不作」「糖度と酸度のバランスが良く、軽やかでフルーティーな仕上がり」
2014年 「2009年の50年に一度のできを超える味わい」「エレガントで味わい深く、とてもバランスがよい」

引用: 毎年、絶妙なキャッチコピーをつけるボジョレー・ヌーボー

ちなみに上記のキャッチコピーは各メーカーが発表したもので、公式のものではないみたいです。

上手くできていますよね。どれもすごく美味しそうに感じます。でも、2012年のものだけはすごく賛否がありますね(笑)逆に飲んでみたいと思うかもしれません。

また、ボジョレーヌーボーの解禁日はフランスの法律で11月の第3木曜日と決められているのですが、時差の関係で日本ではそれより早く解禁されるので、より一層みんなが食いつくのだと思います。

ワインというのは熟成されて、○○年物みたいな感じで古いものが重宝されるイメージがありますが、ボジョレーの場合はまったく逆で新しい新酒というのを売りにしていてヒットさせているのがおもしろいとおもいました。

僕もある程度ワインに慣れたら、飲んでみたいです!(笑)

マイカーが無くたって脱ペーパードライバー

こんばんは。阿部です。
夏休みに実家に帰省したのですが、その際に「カーシェアリング」というものを利用しました。
徐々に認知度が高まっているカーシェアリング、ざっくり説明してしまうと「レンタカーよりも気軽にいつでも車を借りられるサービス」です。
有名なのは「タイムズカープラス」でしょうか。都内にお住いの方であればこの黄色い看板はしばしば見かけるのではないでしょうか。都内に限らず全国にあります。
このカーシェアリング、レンタカーと比較したときの違いは主に、
・24時間いつでもwebから予約可能。
・料金プランが15分~と短い時間での利用が可能。
・ガソリンを入れて返す必要なし。
・事前の会員登録、月額料金が必要。
といったところでしょうか。
レンタカーとカーシェアリング、ターゲットの違いについて考えてみます。
料金を比較してみると、かなり長距離走る場合ではレンタカーのほうが安くなるようです。料金プランも最低でも6時間からだったため、レンタカーは「旅行に行く等、数日にわたって車を長距離乗る人」をターゲットにしていると考えられます。
一方で、カーシェアリングは先述のとおり「気軽さ」が売りです。レンタカーと違って手続きが簡単なため少人数での買い物や、雨の日のちょっとした送迎という場面で活躍します。つまり「生活の中で車を使いたい瞬間があるけれどもマイカーを保有していない人」になるわけですが、カーシェアリングサービスはこの中に「大学生」も含めてターゲットとしているはずです。理由は、私もその一人ですが「免許は持っているけど実家に帰らなきゃほとんど運転の機会がないし、このままではペーパードライバー・・・」という人に運転の機会を安価で提供できるからです。一度に最低でも数千円かかってしまうレンタカーと比べ、1時間1000円未満で運転の機会ができるということは私を含めペーパードライバー予備軍にとって非常に魅力的だと思われます。さらにタイムズカープラスでは学生プランが用意されており、月額の基本料金が無料になっているので実際乗る機会がどれほどあるかわからなくても会員登録だけでもしておく価値はあるかなと思いました。大学生活の中で「あー!こんなとき車があったら楽なのにー!」という瞬間が突然訪れるかもしれませんし。笑 

東京五輪の2020年までを目標に自動運転の実用化を進めているようなので、このさき運転免許制度や道路交通法がどのように変わるのか予想できません。それに伴ってレンタカーやカーシェアリングの業界にも何か変化があるはずなので着目してさらに考えていきたいです。

ピストルを売らずに弾を売る

こんばんわ。大倉です。

現在、ゼミの方では主に大学横断の商品企画プロジェクトであるSカレに取り組んでいます。(もちろん宣伝も兼ねているのですが…)
先日、中間発表が行われ、絆工房の笠原さんからアドバイスをいただきました。そのアドバイスの中で特に気になったのが、ビジネスモデルを構築するにあたってのひとつの考え方としてタイトルにもあげた「ピストルを売らずに弾を売る」というお言葉をいただきました。
解釈が正しいのかはわかりませんが、自分なりにこの言葉を噛み砕き、このようなビジネスモデルの事例を考えてみたところ、思いついたのがインクジェットプリンターでした。
プリンター本体の機器を損をしてでも低価格で販売することで、初期の段階で利益を得るこができなくても、まずはプリンターユーザーの母数を獲得し継続的に利用してもらうことで、最終的には消耗品であるインクカートリッジを売り、利益をあげる。
鉄砲と弾やプリンターとインクカートリッジだけではなく、ゲーム機本体とゲームソフト、携帯電話と通信料、最近ではネスレのコーヒーメーカーとそれ専用のカプセルといったようにこのような関係は世の中にたくさん散らばっています。
このようなビジネスモデルは剃刀の会社であるジレット社が剃刀を替え刃と本体とに分け、本体を低価格で販売し、替え刃を継続的に自社で購入してもらうことで成功をおさめたということによりジレットモデルと言われるそうです。
調べれば調べるほど、このビジネスモデルに対する意見は賛否両論わかれていました。
個人的には、すばらしい考え方だと思います。まず、消費者目線では、初期費用をおさえられたことで、高価であるために、購入を迷ってる顧客も含め、多くの人に購入するようになり、結果的に購入し、実際に利用しなければ得られなかった製品の品質の良さを知ることができます。
このような方法によって消費者の間に普及しなければ生まれなかった経済効果もあると思います。
企業目線では、自社製品を安く販売することで消費者を囲い込み、自然と自社で継続的に購入してもらうという仕組みを作り出しています。
ジレットモデルの逆の考え方としてアップル社がiTunesで楽曲を低価格で購入できることを売りにアップルの製品を購入するように促すという仕組みが確立しています。
つまり、どちらにせよ、本体と付属品のどちらかを魅力があるものとして顧客から購入意欲を引き出すことで、自然ともう一方も必要となってくるため、継続的に利用してもらえるという仕組みが完成しています。
ゼミの活動の方でも12月に行われる本番の冬カンに向けて取り組んでいるところですが、ぜひ、笠原さんのアドバイスを生かし、今回調べたジレットモデルとまではいかないかもしれませんが、明確なビジョンが見えるビジネスモデルを取り入れた商品企画になるように頑張っていきたいです。
画像引用元: 

バーチャル広告の可能性

こんにちは。小山です。
プロ野球のシーズンが終わり、心にぽっかり穴ができたような気分です。また来年のプロ野球開幕まで我慢ですね…。

現在、2015年11月では新しい野球の国際大会”プレミア12”が開催されていますが、スポーツの世界大会では現在当たり前といっていいほど「バーチャル広告」が扱われています。

2009年に開催されたWBC第2回大会の決勝でイチロー選手が劇的な勝ち越しヒットを打った際、米国の球場で行われているのにも関わらず、日本企業の広告が何故出ているのか?、といったことで話題になりました。この日本企業の広告が「バーチャル広告」となっています。

「バーチャル広告」の仕組みを簡単に説明すると、
”もともと何もない無地の広告スペースがあり、映像を送る過程でそれぞれのニーズに合わせた広告を差し込む”
といった流れになっています。
日本企業の広告が映っているのは日本で放送されているからであって、韓国で放送されている映像にはおそらく韓国企業の広告が映っていることでしょう。

この技術は野球のみならずプレミアリーグなどの欧州サッカーを放送する際にも使われていて、当たり前の技術になっています。
この技術によって、広告の枠を売る側はより多くの企業に向けて枠を売ることができ、また広告の枠を買う側にとってもより効果的に広告効果を得られるので良いことだと思います。

(ちなみに何故日本の球場やスタジアムはバーチャル広告を採用しないのか?調べても何も出てきませんでした…。個人的にはこれには大きな広告会社が一枚噛んでいるのでは?と疑いつつあります、、、)

しかしこの「バーチャル広告」、こういったスポーツ等の大きなイベントには用いられることは多いですが、一般的な日常的な目線で見ると全くと言っていいほど普及していません。これは人々が日々暮らす中で”バーチャル”というものと距離を置いて(近づきたくても近づけない)生活しているからだと思います。その一つの要因として挙がられるのは、やはりお金ではないでしょうか。世間の人々が”バーチャル”に対して持っているイメージは複雑で難しくて高級、といったものでしょう。

ですが最近その”バーチャル”のイメージを覆すものが生まれました。
それがこの”Milbox(みるボックス)”です。

→Milbox amazon リンク

この商品は価格が1000円とだいぶ低く価格が設定されていて、使用方法も組み立て式段ボールにスマホを組み込むだけというシンプルなものとなっています。
また、スマホを組み込んでいるのでインストールするアプリによって様々なバーチャルを体感できるのもこの商品の特徴です。
丈夫で軽く、気軽に持ち運べるといった商品の特性は、「どこでも簡単にVR(バーチャルリアリティ)体験を」といった商品コンセプトにしっかり結びついています。

まだ開発されたばかりで細かいところにはまだ手が届いていないように見受けられますが、最近はさらにタッチインターフェースを搭載したものも開発中とのことです。
またバーチャルと広告、という点では今年3月にトヨタ自動車が新しい広告ツールとしてこの商品を採用していました。バーチャルを利用することで製品価値の理解促進を狙っているそうです。

このようにバーチャルはゲームやアトラクションだけでなく、新しい広告ツールとして最近注目されています。
今の世の中は、看板やCMに限らず、メールやウェブまでいたる所に広告が散らばって増え続けています。
近い未来、今までのように看板やCMのような”そこにある”枠がなくなってしまったら、次に目をつけられるのはバーチャルのような”そこにない”枠の広告なのかもしれません。

→Milbox(みるボックス) 公式サイト

赤福と鮮度管理

水越です。昨日、大阪帰りのお土産ということで赤福を戴きました。
赤福自体は伊勢のお土産というべきですが、最近は大阪駅でも買えます。
独特のおいしさがありますね。

そんなわけで、さっそく食べたわけですが、中に「伊勢だより」という口上文が入っていることに気づきました。 もちろん、これ自体は昔からあった気もするのですが、綺麗に印刷された文章で、最後に日付が書かれていることにきづきました。

?10.29の日付が。。。 あれ、今日の日付だと思ったわけです。

箱の製造年月日を確認すると、やはり27.10.29とあります。今日でした。ということは、この商品は今日作られて、駅に並べられて(ここはもらいものなので、正確ではないかも。。。)、今日こうして食べられているわけですか。逆に言えば、これは一日過ぎてしまうと廃棄する仕組みが出来上がっているということでしょうか。箱や袋の製造年月日は時々見たりするわけですが、中の紙にまで日付をうっているのは、やはり鮮度管理の自信の表れなのかな、と思ったりした次第でした。

2007年のときに鮮度管理の問題が表面化したわけですが、その後の対策の一環なのかなと思います。製造年月日自体は書かないといけないわけですが、中の紙にまで印刷するというのは、あまりそういう商品がない(ように思う)だけに、インパクトがあります。

赤福餅wiki

終活生応援フェア

こんばんは。中嶋です。最近腕が痛いです。

突然ですが皆さんはしゅうかつしてますか?

おいおい、Sカレの宣伝かよと思ったあなた残念。
就活ではありません。「終活」です。

「終活」とは「人生の終わりのための活動」の略であり、人間が人生の最期を迎えるにあたって行うべきことを総括したことを意味する言葉です。この言葉は2010年前後に頻繁に登場するようになり、2012年には新語・流行語大賞のTOP10にも選ばれました。生前のうちに自身のための葬儀や墓などの準備や、残された者に迷惑がかからぬよう生前整理、残された者が自身の相続を円滑に進められるための計画を立てておくことを指します。

最近、高齢者を中心にこの終活が流行している、というよりかはむしろ当たり前になっており、20代でも終活をする人が増えているそうです。(マイナビ調べ)

確かに近所の葬儀屋さんにも大きく「エンディングノート(終活ノート)の書き方講座」と掲げてありました。そして大手スーパー百貨店のイオンも「イオンの終活」として事業化しますます多角化を強めています。つまり今「終活」はもはやビジネスとして扱われているといえるでしょう。

では皆さんはこのビジネスをどう捉えますか?
人の死を軽くみている、人の不安につけ込んだ卑怯な商法だ。こう考えるかもしれません。
しかし同ビジネスに関連する企業数は、2000年から2013年の間に約550社から2000社近くまで約4倍となっており業界規模も2630億円から5980億円にまで拡大している。そして実際故人が終活をしていてよかったと思うかという質問に対し「はい」と答える人は多いそうだ。(マイナビ調べ)互いに良いと思うならこのビジネスは残された人、故人、企業誰もが納得するはず、こんな考え方もできると思います。

あなたはいつからか終活はじめますか?
企業に任せますか?

「100%返金保証」成功のワケ

こんにちは。久しぶりの登場です。斉藤です。
高校の最寄り駅の近くにあった大手スーパーの西友さん、当時は大変お世話になりました。
西友はCMやキャッチコピーが面白くて個人的にすごい好きで、さらにスーパーでは珍しく24時間営業というところも魅力です。
そんな西友の「生鮮食品満足いただけなければ返金保証」についてご存知でしょうか?

これは西友が2014年4月1日より始めたもので、購入した生鮮食品に不満があれば理由を問わず全額返金を行うというプログラムです。このサービス、お客さん側としてはメリットしかないですが、企業側としては返金保証を目当てとしたお客さんが殺到し、デメリットしかないのでは?と思いました。
しかし、プログラムがスタートしてから返金を求めるお客さんが殺到することもなく、以前とほとんど変わりないそうです。この成功の理由は何でしょうか?
2008年にウォルマートの完全子会社になった西友は「KY(カカクヤスク)」というコピーをもとにインパクトあるCMを展開しました。(当時、KYは「空気が読めない」という意味で流行ったこともあり、インパクトの後押しとなったようです。) 

店頭には競合よりも圧倒的に安い商品が並ぶようになり、お客さんの中で西友は「低価格」という印象が定着しました。お客さんが西友から離れない状況が完成しました。この状況こそが、「100%返金保証」プログラムの実施につながったのでした。仮に、悪意あるお客さんが理不尽な理由をつけて返金してもらおうとしても、その後の生活で西友に行きづらくなることはお客さん自身にとってむしろマイナスになるのです。
また、人間は自分が行った購買行動を出来るだけ肯定しようという心理が働きやすい傾向にあるようです。わざわざ返金手続きをするということが面倒だという人もいます。
西友は、”お客さんにとって西友が欠かせない存在”という仕組みをうまく作りました。この「100%返金保証」というプログラムも、お客さん側からすると西友の生鮮食品への自信、そしてお客さんへの信頼にも見えるのです。
企業のマーケティングにおいて、新規顧客を獲得するマーケティング戦略も大事ですが、顧客を固定化やリピーター化し出来るだけ長く、多く利用してもらうことも非常に大事です。

 
…私も完全に西友のリピーター化してましたね。高校時代、帰りによくアイスを買って食べてたのが懐かしいです。ただ、西友はラインナップがいつも一緒だったので食べたいものが無い時はコンビニに行ってしまいましたね。ごめんなさい、西友さん。笑