Netflixの強さ、とは?

 

こんにちは!3年の滝浪です。

 

家で過ごす時間が増え、動画配信サービスの需要が高まっていますね。

皆さんの中にも利用している方が多いと思います。

 

ということで今回は、動画配信サービスシェアNo.1のNetflixについて詳しく企業分析を行っていきたいと思います!

 

まずは、STP分析です。

 

SegmentationとTargetingについてです。

日本でサービスをスタートさせた際、ターゲットとして捉えていたのは20代前後の男女であったようですが、近年の爆発的な普及によって現在のNetflixがターゲットにしているのは、全世界!国籍も地域も性別も年代も問わない動画配信を楽しみたい人々を対象にしています。Netflixの理念は、「あらゆるインターネット接続デバイスで、好きな時に、好きな場所から、好きなだけ映画やシリーズを楽しんでもらうこと」で、個々の好みの違いに寄り添った提案を目指しています。国籍すら問わないターゲティングを持つところはブランドの1つの強みとも言えます。

 

続いてPositioningです。

最近では様々な動画配信サービスが台頭し、比較するネット記事などもあり、消費者の私たちはどのサービスがいいのか迷ってしまうほどです。そこで、シェア率順に5位までのNetflix、DAZN、Amazonプライム・ビデオ、U-NEXT、Huluを比較し、それぞれがどの立ち位置にいるのかを見ていきたいと思います。今回は、価格の安さ、オリジナル作品も含めた動画配信の作品数と動画配信意外に受けられるサービスを観点に比較しています。図は以下の通りです。

Netflixはオリジナルの作品を多く扱っていることが特徴としてあるようです。

 

 

 

次に行うのは、4P分析です。

 

Productについて

Netflixの強みは上記のPositioningでもわかるように、圧倒的なオリジナル作品の多さです。オリジナル作品への投資と開発に重点を置き、Netflixでしか見られない!という作品が多くあることは登録者数の獲得に大きく関与していると思います。

 

Priceについて

Netflixには3つの料金プランが存在し、価格によって使い方が選べるようになっています。ベーシック800円、スタンダード1200円、プレミアム1800円(すべて税抜き価格)となっており、違う面は画質と同時に視聴可能な画面数です。どのプランでも動画の見放題は問題なく受けることができます。

 

Placeについて

これについては、Netflixに限らず、たくさんの動画配信サービスが、「ネット環境が使える好きな場所で好きな時間にどこでも」利用することができます。

 

Promotionについて

Netflixでは、他の動画配信サービスとは違い、作品の視聴回数や評価を開示せず、わざと見せないようにしています。これを利用し、SNSを利用して、「配信〜日目で〜万世帯が視聴」という発表を行い、利用者の視聴意欲をかきたてています。左右されてしまうレビューを徹底的に見せないことで、興味がそそられる面白い戦略です。

 

 

Netflixの分析は以上です。

今後もどんなオリジナル作品が出てくるのか楽しみですね!

ありがとうございました!

 

 

参考文献

https://media.netflix.com/ja/about-netflix

すき家によるSTP分析

今回はすき家の事例を見ていくことで、STP分析の有効性を示していきたいと思います。

①セグメンテーション

すき家は牛丼市場ではなく、外食・中食・内食というセグメントで市場を分けていきました。外食に対して、中食とは外で調理されたものを自宅で食べることであり、内食とは自宅で手作りの料理を食べることです。

②ターゲティング

外食・中食市場全体にターゲットを決めることで、すき家は顧客層の幅を広げました。さらに、これまでの牛丼チェーン店の顧客層は主に男性一人客でしたが、すき家ではファミリー層・女性層をメインのターゲットとしました。

③ポジショニング

すき家はメニューが豊富でテーブル席もある、家族連れ・女性も入りやすい飲食店としてポジショニングし、成功しました。

このようにして、吉野家との差別化をはかったことで2008年以降に店舗数を伸ばし、現在は最大手の牛丼チェーン店の一つとなりました。

 

3年梅田夏鈴

参考:https://liskul.com/stp-analysis-33218#STP3

新型コロナウイルスの影響によるKFCの変化

 こんにちは、水越ゼミ所属3年の正路です。

さて、まもなくGWが始まろうとしていますが今年のGWは「Stay home 週間」と言われ、不要不急の外出を避けるように言われていますね。自宅に篭って、映画やドラマを一気見したり、ゲームをしたりする計画を立てている人も多いと思います。

そんな中、大手ファストフードチェーンのケンタッキーフライドチキンは今年の422日から「GWは家でケンタッキーを食べながら映画を見よう」と呼びかけるテレビcmGWパック『GWはお家映画』』を放映しています。

 

https://www.kfc.co.jp/sp/tvcm/cm_222.html

例年のケンタッキーがこの時期に流していたcmを調べてみると「GWのお出かけのお供にケンタッキーを」とアピールするような、今年のcmとは真逆のものが多い印象でした。

そこで、ケンタッキーフライドチキンの201945月と、20204月を比較してSTP4p分析を行うことで、新型コロナウイルスの流行によるマーケティング戦略の変化を探っていきたいと思います。

初めにSTP分析を行う。

S:Segmentation

まず、ファストフード市場を価格と品質でセグメンテーションを行う。それに加えて利用人数と年齢でセグメンテーションを行う。

価格:ファストフードで客単価¥500を目安に高いや、低いか。

品質:味、製法、こだわりなど

利用人数:1人で食べるか、複数人で食べるか。シングルかファミリーか。

年齢:若年層、ファミリー層、子供、高齢層

T:Targeting

現在放送されているケンタッキーのcmを見ると、家で映画を見ながら家族でGWパックを仲良く頬張る様子が描かれている。ターゲットはファミリー層で、家で食べることを想定されていることがわかる。またcmキャラクターとして有名人を起用していないことから、有名人のファンなど特定の層を狙っているわけではないとも言える。

対して20194月ごろに放送されていたcmは当時の新商品であるパリパリ旨塩チキンをアピールする「パリパリ旨塩チキン『パリパリ』」である。

https://japan.kfc.co.jp/news_release/news190409kfc01.html

その内容は女優の高畑充希さんが春の海辺で友人2人と一緒に美味しそうにチキンを頬張るという内容のもの。ターゲットは高畑充希さんと同年代の若者や、高畑充希さんのファン層で、春の暖かな気候の中外で食べて欲しいというメッセージが感じられる。

昨年と今年を比べて違うのはターゲットの年齢と利用人数である。cmに出ている人数はあまり変わらないが、今年のcmでは明らかに一つのパックを家族でシェアしているが、昨年のcmでは一つのパック商品をシェアすることと、一人一人がそれぞれ別の商品を買っていることがどちらも想定されているように見える。昨年はランチや出かける際に買ってもらうため若年層をターゲットにしていたが、外出自粛が要請されている今年は家でシェアして食べて欲しいと明らかに家族をターゲットにしている。

P:Positioning

ケンタッキーフライドチキンは他ファストフード店に比べて価格が高めである。しかしその分看板商品であるオリジナルチキンには国内産ハーブ鶏のみを使う、各店舗で手作りする、など品質にはこだわっている。よって価格はやや高め、高品質というポジションをとっている。このポジショニングは昨年と今年であまり変わらない。

次に4P分析を行う。

Product

今年の新商品としてアピールされているのは先述した通り「GWパック」で、その中身はオリジナルチキン、ポテト、カーネルクリスピー、チョコパイ(追加料金あり)とバラエティーに富んだ内容で、さまざまな年代や好みの人が一緒に楽しめる内容になっている。ケンタッキーフライドチキンにはもともとお得なセット商品は存在する。去年の同時期に新商品として出ていた「パリパリ旨塩チキンパックA」の内容を見るとパリパリ旨塩チキン、オリジナルチキン、ポテトの3種類であくまでチキンを食べ比べるためのセットだとわかる。

ターゲットを変えるのに合わせて商品の内容も変えていることがわかる。

Place

ケンタッキーフライドチキンは店頭販売が主流で、一部の店舗ではデリバリーもやっている。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が出てからは東京都など7都道府県の店舗の営業時間を20時までに変更している。営業時間の変更はあるものの流通の方法は基本的に変わっていない。しかし、外出自粛の要請の影響でイートインの利用が減少し、テイクアウトとデリバリー中心に変わっている。

Price

価格も今年と昨年では特に変わっていない。ケンタッキーフライドチキンはオリジナルチキンが1p¥250で、同ファストフードチェーンのマクドナルドなどよりはやや高めと言える。

昨年と今年の新商品の価格を比べると、パリパリ旨塩チキンは1p270、パリパリ旨塩チキンパックA¥1080に対し、GWパックは¥1500である。家族をターゲットにしたことで内容を豪華にしつつ単価を上げようとしていることがわかる。外出自粛によって客の来店回数が少なくなる影響から、客の単価を上げてカバーしようとしているのかもしれない。

Promotion

テレビcmがメイン。その他TwitterInstagramなどのSNS上での広告、クーポンがもらえる公式アプリのリリースなどを行こなっている。

Targetingのところでも述べたが、メインのテレビcmは昨年の若年層向けに有名人を起用したものから、今年はファミリー層を意識したcmに変わっている。そしてcmで「家で食べよう」とアピールすることで、外出自粛を呼びかけると共に、新型コロナウイルス感染拡大防止に努めていることをアピールする狙いもあると言える。

このように昨年と今年を比較すると、ケンタッキーフライドチキンは新型コロナウイルスによる影響でプロモーションや商品を変えていることがわかりました。

飲食業界が苦境に立たされている今、生き残っていくためには従来とは違ったマーケティング戦略が必要不可欠だなと改めて感じました。

(参考URL)

https://japan.kfc.co.jp/news_release/news200417kfc01.html

https://japan.kfc.co.jp/news_release/news190409kfc01.html

(画像引用元)

https://www.kfc.co.jp/top.html

任天堂のSTP分析・マーケティングミックス分析

こんにちは!3年のゼミ生の西村です!
今回は今の情勢の中、「Nintendo Switch」などで売り上げを伸ばしている任天堂に注目して、分析していきたいと思います。

1. STP分析
① S ”segmentation” セグメンテーション 市場の細分化
・価格 市場価格より高いのか、低いのか
・種類 ゲームのソフトの種類は多いか、少ないか
・販売量 ソフトとハードの販売量は多いか、少ないか

② T “targeting” ターゲティング どの市場を狙うか
・価格 最安値は追求していない。それよりも任天堂独自のゲーム技術の開発に重点を置いている。
・種類 どの層の消費者にもゲームを楽しんでもらえるように、様々な種類のゲームを開発、販売している。
・販売量 普段、店頭で品薄だというところはあまり見ない。

③  P “positioning” ポジショニング 市場における自社の立ち位置
・価格 テレビゲーム業界の中では、技術や画素も上がってきていたり、他者のゲーム機器も同じように高くなってきているため、適正価格であると思う。しかし、数年前と比べて、特にソフトのほうが高くなってきているため、値段が高いと感じている人も少なくない。
・種類 毎月のように新作やリメイク作品が発売されているため、多いと言える。
・販売量 今は需要過多のため、日本各地で在庫切れが多発しているが、普段だと店頭に並んでいないことはないため、販売量は多いと言える。

以上から任天堂はゲーム業界の中で「業界の適正価格もしくは少し高めで、ユーザーに飽きが来ないように様々な種類のゲームを開発、リメイクしている。また、欲しているユーザーの手元にしっかりと届くように販売量も多い。」と言える。

2.マーケティングミックス分析(4P分析)
①Price 価格
競合と比較して高価ではなく買いやすい価格
例 Nintendo switch 32978円(メーカー希望小売価格)
⇔プレイステーション4(SONY) 34980円(メーカー希望小売価格)

②Product 製品
日本の大手ゲームメーカーであるため、故障しにくい。また、オンラインで製品サポートも行っていたり、子供サポート(未成年ロックなど)も充実していたりしている。
ソフトの種類は子供向けからヘビーユーザー向けのものまで数々ある。

 

③Place 流通
在庫が増えすぎて割引販売されないようにや店頭が品薄になって買えなくならないようになど出荷台数をしっかりと管理している。

④ Promotion 販売促進
TwitterやInstagramなどを使ったSNS宣伝やヘビーユーザーがやるゲーム実況という動画配信による宣伝など現代的な広告宣伝を行っている。

よって以上より、任天堂は「サービスが充実しており、製品が買えないことはあまりない。広告には多額の投資を行って、自社製品を宣伝し、適正価格で製品を提供する」という効果的なマーケティングミックスを行っているといえる。

参考サイト
https://www.sbbit.jp/article/cont1/32909
(2020年4月28日アクセス)
https://biz-journal.jp/2017/12/post_21653.html
(2020年4月28日アクセス)

作成者 西村 豪

『ソイビオ豆乳ヨーグルト』STP・4P分析

こんにちは。新3年の茨木です。

最近私が虜になっているポッカサッポロ フード&ビバレッジ株式会社の「ソイビオ豆乳ヨーグルト プレーン無糖(400g)」について、STPと4P分析を行います。

 

STP分析

・Segmentation「健康効果を全面に押し出し、ターゲット層を絞った市場へ」

まず初めに、ヨーグルト市場について考察する。日本食糧新聞(2018)によると、2018年度(18年4月~19年3月)のヨーグルト市場は、前年比1~2%減少傾向にある。ヘビーユーザーからの需要はあるが、メディア露出の減少やヨーグルト以外のカテゴリーで健康訴求商品投入が続き、ライトユーザーを中心に需要が流れたとの見方もあると述べている。市場成長が一段落する中、各メーカーは、さまざまな新価値訴求を進めており、特にターゲット層を絞った健康効果を前面に押し出す商品展開が目立つ。

豆乳ヨーグルト市場は14年から5年連続で伸長し、健康・美容ニーズやSDGsなど環境意識の高まりにより今後も成長が見込まれる。市場の過半のシェアを握る当社の豆乳ヨーグルトが牽引役となり、同社の豆乳ヨーグルト事業は前期(12月期)前年比33%増の18億円となった(食品新聞、2020)。

・Targeting「美容や健康に関心がある女性」

ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社(2019)によると、美容や健康に関心のある30-40代の女性に向けた商品で、毎日おいしく食べながらイソフラボンと乳酸菌を一緒に摂取でき、手軽にすっきりキレイをサポートしている。仕事や家事などで忙しい中でも、自分や家族の健康に気を付けたいという要望に応え、家族でも食べられる大型容器の商品。なめらかなおいしさのプレーン無糖タイプでくせのない味わいなので、アレンジや料理にも向いており、様々な食べ方で家族の健康もサポートできる。デザートやおやつとして食べるだけで、手軽に毎日のすっきりキレイをサポートできると30-40代の女性の方々を中心に評価を得ている。

・Positioning「成分における大差はないが、女性中心にしていることや味わいに相違点がある」

ヨーグルト市場として考えると、豆乳の機能性がある点が普通のヨーグルトと異なることは言うまでもない。豆乳ヨーグルト市場における製品は、当社以外にマルサン、フジッコ、トップバリュ、ホリ乳業などが主としてある。各社の成分を比較したが、現時点では他社との大差は見当たらなかった。当品は、味覚を向上するため、アク抜き抽出や、大豆を丁寧に細切りし微細化することで、おいしさにこだわった豆乳を搾汁していることが特徴。大豆たんぱく質、大豆イソフラボン、食物繊維入り、コレステロールゼロ、乳製品不使用の設計になっている。

4P分析

・Product「吸収しやすいイソフラボン」

豆乳ヨーグルトとは、大豆たんぱく質・大豆イソフラボン入りでコレステロールゼロの乳製品不使用の植物性ヨーグルトのことで、豆乳を乳酸菌で発酵させた点を特徴とし、このメリットについてはイソフラボンの吸収量を増加させるなど複数の研究結果が発表されている(食品新聞、2018)。

誰もが食べやすいおいしさにこだわり、サッポログループでおいしさに関する研究を行う「サッポロホールディングス(株)おいしさ技術研究所」が、農研機構と豆乳ヨーグルトのおいしさについて共同研究を行い、研究結果を活かしたおいしさにこだわった設計をしている(ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社、2019)。

・Price

価格は、250円。他社の豆乳ヨーグルトは同値、もしくはそれ以上であった。普通のヨーグルトを考えると1.5倍程高いが、機能性を考慮すると妥当ではないか。

・Place

スーパーやネットで販売されている。沖縄を除く。

・Promotion「認知率とトライアル率を向上させる必要がある。一度食べてもらい価値を理解してもらい、リピートにつなげる」

まずは商品を認知してもらう必要がある。豆乳ヨーグルトを食べてもらえない理由として未知、イメージ不能、効果の不透明さを挙げた。認知や理解を得るために、「豆乳を発酵させた豆乳ヨーグルトであることをしっかり訴求していく」との考えの下、パッケージは“豆乳”の文字を大きくあしらうとともに“豆乳ヨーグルト”を一体で見せるようにした。味わいについては、クセと酸味がないまろやかな味であることを明記し、物性価値は“吸収しやすいイソフラボン”のアテンションを大きくデザインして訴求強化した。メインユーザーとなる健康志向の強い女性層は、原材料への関心も高いことから裏面に食物繊維がイヌリンであることや4種の乳酸菌も記載。乳製品不使用の表記も大きくした。店頭では当初4月からマネキン販売を強化していく予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けプランを練り直し、4月13日から5月31日にかけて「おいしくなかったら全額返金キャンペーン」を実施してトライアルを促進していく(食品新聞、2020)。

 

市場の成長を見込み豆乳ヨーグルト市場に積極的に参入したことが分かる。また当社は、以前は1人向けですぐ食べられる豆乳ヨーグルトのみを販売をしていたが、400gサイズにすることで主婦の女性だけでなく、その家族も巻き込むことが可能になった。本商品の成分としての差別化は難しいが、強調する部分を他社とは変えることで差別化を図っているのではないか。

 

〈参考資料〉

・日本食糧新聞(2018)「ヨーグルト・乳酸菌飲料特集:ヨーグルト市場、再ブーストの助走期間へ」 https://news.nissyoku.co.jp/news/ozawa20190523034259854アクセス:2020/04/27

・食品新聞(2020)「豆乳ヨーグルトって何? 「ソイビオ」刷新して疑問解消へ ポッカサッポロフード&ビバレッジ」https://shokuhin.net/29757/2020/03/24/kakou/%E6%97%A5%E9%85%8D/%E5%A4%A7%E8%B1%86%E8%A3%BD%E5%93%81/アクセス:2020/04/27

・ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社(2019)「SOYBIO(ソイビオ)豆乳ヨーグルト プレーン無糖 400gカップ」 https://www.pokkasapporo-fb.jp/company/news/release/190326_01.htmlアクセス:2020/04/26

『日清旅するエスニック』のSTP・4P分析

こんにちは!水谷です。

さっそくですが、『日清旅するエスニック』「匂わせたい 篇」のMVがとても良いので見てみて下さい!

 

0:54からネタバレするのですが、それまで私は気づきませんでした(笑)

そこで、今回は『日清旅するエスニック』のSTP・4P分析を行っていきたいと思います。

 

STP分析
Segmentation

即席麺の市場を性別と世帯規模で、下図のように細分化します。

 

 

Targeting
細分化された市場から参入する市場を決定します。色が付いている部分が参入するセグメントです。

 

図のようにターゲットを絞ったと考えた理由として、「日清旅するエスニック」シリーズは、女性を中心に人気で、MVのターゲットもSNSを使う女性です。また、具付き3食パックの袋麺とカップ麺で販売されており、袋麺では5食入りでの販売が多いからです。

Positioning
参入する市場の中で、競合と差別化をして、製品のポジショニングを行います。
「日清旅するエスニック」シリーズは、トムヤムクンとグリーンカレーの2種類の味です。
醤油や塩などのラーメンの味をメジャーなものだとすれば、トムヤムクンやグリーンカレーはマイナーです。また、1食当たり300kcal未満と低カロリーなので、下図のようになると考えました。

 

4P分析
STP分析から導いたターゲットにしている顧客:本格エスニックを低カロリーで楽しみたい、SNSを使用している女性

Product:「日清旅するエスニック」は、自宅に居ながら簡単調理で本格エスニックが味わえる商品です。そのため、具付き3食パックの袋麺とカップ麺で、それぞれトムヤムクンとグリーンカレーで展開されています。またノンフライ麺を使用することで300kcal未満となっています。

Price:価格に差はほとんどありませんでした。袋麺では「あなたにご褒美」、カップ麺では「おうちでカンタン旅気分」とパッケージに書かれているので他の製品と比べて高い価格設定かと思っていたので意外でした。

Place:スーパーやオンラインストア等で販売されています。

Promotion:『日清旅するエスニック』では「ここにあるよ」と「匂わせたい 篇」の2つのMVがYoutubeに載せられています。「ここにあるよ」ではミュージカル『刀剣乱舞』で人気の俳優を起用し、「匂わせたい 篇」ではSNS女子あるあるをネタにしたMVとなっているので、ターゲット顧客に合わせてプロモーションしています。私はTwitterで話題になっていたのでこの商品の存在を知りました。

 

おわりに
私もエスニック料理が大好きなので、今度スーパーに行ったときに探してみます!

参考サイト

https://www.nissin.com/jp/news/7691

https://www.nissin.com/jp/news/8539

 

リベラにスイッチ!

こんにちは!小田です。

自宅にずっといるとついついお菓子に手が伸びてしまう…なんて悩みありませんか?私は毎日そんな誘惑と格闘しています!

そこで今回はグリコのリベラというチョコレートのSTP・4P分析を行います。リベラは機能性表示食品であり、脂肪と糖の吸収を抑える効果があります。(*1)

まずはSTP分析を行います。

チョコレートは老若男女から愛されていますが、リベラは健康志向が高い、働く若い女性にターゲティングしています。下の図は、市販のチョコレート菓子の市場を「味」と「ヘルシーさ」の2軸で表しました。リベラは甘くてヘルシーな製品としてのポジショニングを行っています。

次に4P分析を行います。

product

一般的なチョコレートとは違い、難消化性デキストリン(食物繊維)が入っていて、脂肪や糖の吸収を抑える効果がある機能性表示食品です。ダイエットなどでチョコレートを食べるのを我慢している若い女性にも手に取りやすい商品です。ジップ付きの小袋で、底のマチのおかげで自立するため、デスクに置いても邪魔になりません。仕事の合間にも食べやすいパッケージになっています。

price

他のチョコレート菓子と大きな値段の差はありません。他の機能性チョコレートと比べると比較的安いです(*2)。

place

コンビニエンスストアやスーパーマーケットで手軽に購入できます。働く女性がランチのついでに買いやすいと考えられます。

promotion

主にCMやWebムービーで宣伝を行っています。Webムービーは「仕事の間に、お菓子食べちゃう。」「夜に限って甘いものが食べたくなる。」など日常生活でチョコレートが食べたくなるシーンをあげて、「でもチョコはリベラなんで」とリベラなら我慢せずに食べられることをアピールしています。

 

私は「リベラなら食べて良いかな!」とリベラを食べながらこの分析を行いました。(お菓子の誘惑に負けています…)このようなヘルシーで甘くておいしいお菓子がたくさん開発されて欲しいと一消費者として思っています!

 

参考

*1https://cp.glico.com/libera/index.html

*2https://www.asahi.com/articles/ASLB56R90LB5PLFA00P.html

 

スターバックスの4P分析

新3年生の南部日和子です。今回はスターバックスの4P分析をしていきたいと思います。

最近では新型コロナウイルスの影響で多くの店舗が営業休止や時短営業となっています。その影響を受けたのはスターバックスも同じで、営業休止前には多くの行列を生んだと話題になっていたのを耳にしました。そんな大人気のスターバックスは、どのような4P戦略があるのでしょうか。

①promotion(販売促進)

スターバックスはクーポンやCMなどの販売促進方法をとっていません。ではどのようにして売上を得ているのでしょう。

②place(立地)

往来の多い住宅地を中心に出店しています。また、流行やファッションに敏感で比較的所得水準の高い、いわゆる”スターバックスがありそうな街”に出店しています。その地域によって店舗の雰囲気を変えるなど、店舗そのものが広告としての役割を果たしています。

③product(製品)

スターバックスオリジナルの商品を数多く揃えており、季節などによって限定商品を販売しています。また、スターバックスコーヒーという名の通り、コーヒー豆にもこだわりがあるようです。ある調査によると、スターバックスは顧客期待、つまりサービスを利用する際に利用者が事前に持っている企業・ブランドへの印象・期待・予想と、知覚品質、つまり実際にサービスを利用した際の満足度で1位を取っているようです。

④price(価格)

スターバックスの商品は、決して安いとは言えません。それはブランド化のために高価格戦略をとっているからです。

 

このような4P戦略を取っているスターバックスですが、まだまだ課題があるのも事実です。その課題を乗り越え、コロナの打撃に負けず頑張って欲しいです。

 

作成者:南部日和子

参考文献

https://www.is-assoc.co.jp/brandinglab/starbucks-4p4c/amp

http://www.ssm-gcbm.com/pr/pdf/ssm-posivationzemi2019-ppt5.pdf

 

ストアカのSTP・4P分析

こんにちは!新3年生の水谷です。
最近では、モノを所有することよりもシェアすることに注目が集まっているようです。実際に、車や洋服等モノを対象としたシェアリングサービスがありますよね。シェアリングサービスとは、物品を多くの人と共有したり、個人間で貸し借りをしたりする際の仲介を行うサービスの総称です。
モノだけでなく、スキルを対象としたシェアリングサービスもあります。今回分析する「ストアカ」とは、国内最大級のスキルシェアリングサービスです。

・ストアカのSTP分析
Segmentation(市場の細分化)
スキルシェアリングサービスでは、ライフスタイルでセグメンテーションできます。
Targeting
スキルを教えたい人、学びたい人をターゲットとし、両者の仲介を行うCtoCのマーケットを構築しました。
Positioning
ストアカの特徴は、取り扱いジャンルがビジネススキルや料理、趣味と多岐にわたっており、登録者も多く、国内最大級のスキルシェアリングサービスであることです。講座の検索方法が、日付や場所、カテゴリ、ランキングなど検索をする方法が多い点でも他社との差別化を図っていると思います。

・4P分析
Product(製品)
ストアカ運営事務局がガイドラインをもとに審査し、承認された講座のみが掲載され、口コミも見られます。また、講座はオンラインで申し込み、事前決済なので、スキルを教える人にも学ぶ人にも安心して利用できるものとなっています。
Price(価格)
入会金がかからず、講座を開く人が設定するので、料金はさまざまです。
手数料は、売上が発生した時に、販売価格より10~20%の手数料が差し引かれます。講座の掲載は無料で行えます。
Place(流通)
ネットやアプリなど、オンライン上でのサービスとなっています。
Plomotion(コミュニケーション)
SNSでのストアカアカウント開設や、他企業とのコラボ企画、テレビ番組での紹介などを通してPRを行っています。

http://

この分析を通して、スキルシェアリングサービスは日本ではまだあまり馴染みのないものなので、ストアカは、利用のハードルを低くし、また安心して利用できるために、顧客との信頼を構築することに重点をおいて取り組んでいるように思いました。
いろいろな講座が開設されていて興味深かく、学ぶ側として講座に参加してみたいです。

参考
https://www.street-academy.com/

https://kotobank.jp/word/シェアリングサービス-1714685

みんなの「得意」をシェアできる「スキルシェアサービス」とは?

地域の”サードプレイス” – スターバックス

初めまして、こんにちは!新4年生の宮田です。

先日、スターバックスコーヒージャパンは国の緊急事態宣言を受け、対象7都府県の店舗の臨時休業を決定しましたね。ニュースでも大々的に報道され、驚愕された方もいらっしゃると思います。そんな大人気の「スタバ」について、今回はSTP及び4P分析を用いて企業分析を行います!

 

  • STP分析

◯ 年齢:生産年齢(20代〜50代が大半)

◯ 価格:競合他社と比べ高め

◯ 地域:人口の多い地域(17.8万人〜27.5万人規模の都市・地域)

◯ 特徴:「サードプレイス」の提供

上記の年齢や価格に関しては、利用された方も非常によくお分かりだと思います。一方で、地域に関しても具体的な数字を明記しました。このデータは国土交通省によるもので、ある施設が立地する確率が50%〜80%となる自治体の人口規模の数値です。

人口を多く抱える首都圏は別として、比較的人口の多い都市圏に立地していることがよくわかります。一方で、郊外型や公園などに隣接されているなど店舗の種類は様々ですので、一概に都市部をターゲットと断定することは難しいと思います。しかし、価格も手頃ではないため比較的富裕層が発生しやすい都市部を選択しているということも、あながち間違いではないと考えます。また、最近では「Starbucks Reserve」という独自のブランドを掲げ、コーヒー豆の品質に特化したサービスも提供しており、ハイエンド顧客層をも取り囲んでいます。

最後にこちらをご紹介します。この言葉は、彼らが掲げるスターバックスのミッションです。このように、彼らにとってコーヒーはあくまでツールであり、人々のライフスタイルの一部「第3の場所」を提供することが彼らのポジションだと捉えます。

 

  • 4P分析

すでに記した通り、スタバは飲料・飲食を提供する過程で生まれるコミュニケーション、そして「第3の場所」を提案しています。また、製品にもこだわりがあります。シーズンごとに限定商品を打ち出しや、Starbucks Reserveといった高品質の豆を提供するなどを行っています。こうした取り組みによるスタバのメリットは、店内での顧客の体験を顧客が広めていく効果だと考えています。後にご紹介しますが、テレビなどの媒体を使用した広告を打ち出しておらず、広告費などをかけずに地域に広がっていくといったメリットがあると考えています。

価格は他と比べて平均的に高く設定されています。STPの分析結果で、ターゲットは主な生産年齢層やハイエンド顧客であるということがわかりました。一方で、スタバの利用方法やシーンは、働きに来る顧客や会話を楽しむ顧客、コーヒー片手にテイクアウトして周りを歩くなど様々です。しかし、共通していることは「体験」であり金額による選択の影響は少ないと考えています。

流通に関しては、大きく「店舗」「その他」に分類されます。さらに、店舗は「店舗利用」「テイクアウト」「ピックアップ」「デリバリー」に細かく分類されます。繰り返し「第3の場所」について言及していますが、ブランドが広く定着したため、現在では店舗外でのビジネスの展開や店舗での注文方法など、場所にとらわれ図に顧客のニーズに応えています。

現在、緊急事態宣言により臨時休業を余儀なくされている店舗もありますが、オンラインでのコーヒー豆の購入やコンビニでの商品取り扱いがあるので、流通形態としては幅広く顧客に届く仕組みになっています。

最後に、販売促進に関してですが、先に述べたようにスターバックスは大きな広告を打ち出していません。SNSの公式アカウントでお知らせすることは多々ありますが、広告費を莫大に使ったプロモーションは一切おこなっていません。それは、彼らの地域社会に対する高い意識が生み出した顧客とのコミュニケーションにより、こうした「体験」を顧客同士で共有することがプロモーションとなっています。

 

何気なく「行きたい」と感じてしまうスターバックスコーヒー。近所や最寄りの駅にあるとステータスを感じるなんて人も多く、とある番組では街の規模や発展の指標として扱われたこともあります。今後、こうした視点で店舗を訪れるとさらに魅力を感じてしまいそうで、非常に恐ろしいですね。。。

最後までご覧いただきありがとうございました!今後ともよろしくお願いします!

 

(参考文献)

スターバックスジャパン株式会社 公式ホームページ「会社案内」https://www.starbucks.co.jp/company/ 最終アクセス日:2020年4月15日国土交通省 国土政策局 (2014) 「国土のグランドデザイン2050 参考資料」 https://www.mlit.go.jp/common/001050896.pdf 最終アクセス日:2020年4月15日